あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

SnakeTales Z 蛇の使い魔-07


馬車の中では自己紹介が行われていた。

「私はキュルケ。こっちはタバサって言うの。よろしくね、スネーク。」
「ああ。よろしく頼む。」
「ちょっと、あんまり人の使い魔と仲良くしないでくれない?」
「あら、あんまりちんまりしてるもんだから見えなかったわ。いたのねルイズ。
 それにしても、ゼロのルイズがよくもまぁフーケを捕まえるだなんて言えたもんね?」
「うるさい!」

どうやらルイズとキュルケは仲が良いわけではないようだ。
タバサはと言うと本を読んでいる。
どうもよく分からん…。

「…不安になってきた。」

こんなので連携が取れるのだろうか…。

「どうかなさったんですか、スネークさん?」
「いや、なんでもない、あー…ミス・ロングビル。」
「ロングビルでいいですよ。」

手綱を握りながらコロコロと笑う。
だが、スネークの表情は硬い。
ルイズが小さく聞く。

「どうしたの?」
「…ロングビルに気をつけろ。」
「は?」
「お前は何も思わないのか?フーケのところへはどれくらいかかるか覚えているな?」
「馬で四時間でしょ?」

それがどうかしたの?というような表情で見返すルイズ。

「それなら、どうしてあの時学院に戻ってこれたんだ?調査と行き帰りの時間を含めてあの時間に戻ってくるには無理がある。
 朝、侵入に気がついたなら戻ってくるのはもっと後になるはずだろう。」
「…あ!それなら…。」
「待て。まだ何もするな。捕まえるのは杖を奪取してからだ。」


森に到着した。
うっそうとした森で、視界が悪い。隠れるところならいくらでもありそうだ。
馬車から降りて歩くルイズたち。
ルイズたちの服は森を歩くのに適しておらず、苦労して進む。
しばらくして小さな小屋を見つけた。
ここに居るとロングビルは聞いたらしい。

「窓があるな…。」
「そうね。それがどうしたの?」
「中の様子を確認できると良いのだが…。」
「してくればいいじゃない。何とか迷彩とか言うの使って。」

できる事ならステルス迷彩を使いたくは無い。ロングビルに手の内を明かすのは危険だ。
ロングビルに仲間がいないとも限らないため、偵察は絶対にしておきたい。

「で、どうするの?ステルス迷彩は使わないで行くの?」
「その通りだ。誰もいなければそのまま破壊の杖を回収する。」
「すぐに見つかっちゃうわ。」
「心配無用だ。俺の本業なんでね。」

潜入のエキスパート、ソリッド・スネークの本領発揮だ。

木の影に隠れながら小屋へ進む。
手にはM9を装備し、慎重に森を進む。
トラップの類にも気をつけて進む。この世界にクレイモアなどがあるとは考えにくいが、落とし穴くらいならありそうだ。

ピンッ

案の定、木と木の間に糸が張られている。緑色に塗られ、つや消しがされている。プロの仕業だ。
木の上を見ると丸太がロープがつながっている。その丸太にはスパイク。
さらに二重トラップとして毒矢が飛んでくるようになっている。

「切っておくか。」

ナイフを取り出し、糸を切る。

ゴォッ!ストトッ!

丸太が脇を通過し、少し間を置いて矢が飛んでくる。
ここから先は小屋にさらに近づく。
トラップが多くなるのは確実だろう。
匍匐し、斜め四十五度にナイフを地面に突き刺しながら進む。

コンッ

木の板のようなものに当たる。落ち葉を避けてみる。

「パンジー熊罠か…。」

パンジー熊罠…ベトナム戦争でべトコンが使った罠の一つ。
木の板にスパイクを打ち込んであって、毒や糞が塗りつけられている。
踏めば足に突き刺さり、犠牲者が壊疽になるようになっているものだ。
こんなものを作る奴がいるとはな…。
掘り出して木の板を裏返す。罠の解除を完遂した。

その後も罠をかいくぐり、何とか小屋に辿り着く。
小屋の周囲に歩哨はいない。
小屋からも人の気配が無い。

「仲間は…いないか。」

窓から小屋の中を確認する。人はいない。
M9をしまい、スタングレネードを装備する。
ピンを抜き、安全レバーを離す。
二秒目で窓を割り、三秒目に投げ込む。さらに二秒後に爆音がする。
扉を蹴り開け、周りに目配せのみをして、小屋に入る。

「クリア。」

無人だ。チェスト…というよりもアイテムボックスの中から妙なものを見つける。

「破壊の杖。」

不意に後ろから声がする。後ろを振り向くと立っていたのは…

「タバサ。それにみんな。一体どうやってここへ?」

タバサが黙って空を指す。

「なるほど…。あの蛇泥棒に乗ってきたのか。」

シルフィードに乗って空からスネークを見ていたらしい。
スネークが侵入してしばらくして地上に降りてきた、とのことだ。
キュルケの姿が見えないが、外で見張りをしているらしい。

「これが破壊の杖…なのか?」
「ええ。一度だけ見たけど、間違いないわ。」
「一体どうしてこれが…。」

その破壊の杖はスネークにとって、とても馴染み深いものだった。
全長990mm、重量7kg、発射筒口径40mmの発射筒、
弾等直径85mmの高性能炸薬HEAT弾を打ち出すロケット・ランチャー【RPG-7】だった。

「きゃぁあああああああああああ!!!!!」

外から悲鳴。その直後、小屋の屋根が吹き飛ぶ。
屋根がなくなったおかげで空が見える。
ただ、空以外にも見えるものがあった。

「ゴーレム…!」

身の丈30メイルを超す巨大ゴーレムが小屋の屋根を掴んでいた。


新着情報

取得中です。