あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ルイズ・キングダム!!-7


新鮮な野菜にたっぷりのマヨネーズをかけて、人間1人を黒コゲにできる強火で一気に焼き上げた香りはたまらない。
戦っている最中からグウグウと食欲を訴えていたお腹も、もう堪らなくなっている。

「ううっ……この薔薇よりも美しいボクのボディラインが……マリコルヌよりも太く……」
「うるさい」

隣で独り苦悩ゴッコに浸っている丸いギーシュに、思わず悪態をついてしまった。
焦るべきではない。ワタシは食事をしたいだけなのだ。
空腹でイライラするのは、私の流儀では無い。
目の前では忙しく走り回る小鬼達。
木を削って作った大き目の皿に、焼き野菜を盛り付けて分配している。
……しかし野菜だけというのは寂しい気もする。
贅沢を言う気はないが、やはりバランスというのは大事では無いだろうか?
と、一匹の小鬼が荷物を開いた。
中からは次々と、大きめの木の葉で包まれたライスボールが現れる。
綺麗な三角に握られたソレは、塩をきかせて黒い海草の加工品をまかれていた。
うん……ゴハンがあるなら話は別だ。
目の前の多種多様な野菜が、全てオカズとして浮き上がってくる。これはとてもイイ。
メインの大きなマヨジャガはほっこりと美味しそうに焼きあがっている。
おイモはぜったいに大盛りで食べようとココロに決めた。
ニンジン、ピーマン、タマネギ、ナスの組み合わせは彩りも嬉しいカンジだ。
巨大なカボチャは潰されてポタージュスープになって出てくる。
そこに、カボチャ頭の胴体、貴重な肉の部分を具として煮込んであった。
うん。これは実に御馳走だ。
彩りに浮かんでいるハシバミ草はもっと大量でも良かったが、まぁこれはこれで満足。
更に桃色髪のルイズ(職業・料理人)が即席でタマネギとキューリをピクルスにしていた。
これは正解だと思う。
こってりとしたマヨネーズ焼きの中で、きっと凄く爽やかな存在になる。

「うおォン! 私はまるで人間火力発電所です!」

ふと見ると、まだ生焼けの野菜をひたすら焼いているコルベール先生の姿。
言動は意味不明だが、一心不乱に焼きの作業に没頭する姿は崇高ですらある。
ピカピカの頭皮も一層美しく輝いて見えた。

「いただきます」

一足先に、ホカホカのイイトコロをいだだく。
百万迷宮生まれの野菜は普段食べている野菜よりも硬い。
硬くて……でもマズくは無い。うん。マズくはない。
なんというか、全体的に濃厚でしっかりした野菜の味がするし、血を吸っているせいか旨味も強いのだ。
普段は野菜より肉の方が好きな私の使い魔、シルフィードも喜んで食べている事からもそれは明白。
なによりやはりマヨネーズまみれの味は、下品で単純だったがわるく無い。
むしろいい。うん、こーゆーのがいいのだ。
なんと言うか、マヨネーズの味は女の子だと思う。
その証拠に、太ったキュルケも美味しさに負けてしっかり食べているのだから。

「なんでキミまで食べているんだいミス・ツェルプストー!
僕達はダイエットして体型を元に戻すべきじゃないのかね!
あえて言わせてもらおう! この裏切り者とッ!
いいかっ、僕は食べない! 絶対に、何があっても、始祖にかけて食べないねッ!!」
「うるさい」

騒ぐギーシュの関節を思わず掴んでしまった。
こんなのは私の流儀ではないけれど、もう止まらない。
手首を固定しヒジを捻り上げ、ニワトリの手羽を捻るような形にして締め上げる。

「な、なにをするんだねミス・タバサ!」
「あなたはうるさい。読書の時とものを食べる時には、誰にも邪魔されず自由で……救われていなければいけない。独り静かで、豊かで……」
「ギブ! ギブアップだミス・タバサ! って言うか折れるっ! 真剣に折れるからっ!」


<ルイズ・キングダム!>

「……最後の二枚が重かった」
「いやタバサ、アンタ一人前のお皿10枚ペロリといってたから」

なんて事はまぁ、余談である。
ルイズ達は、まだまだ森の中をさまよっていた。
オヤツに焼き野菜のマヨネーズ風味をたらふく食べてお腹一杯。
『小鬼小王』クロビスと『血塗れ』ギーシュ、それに『カロリー過多の』キュルケは、まだ肥満したまんまだ。
まるい。とってもまるい。歩くより転がった方が早いぐらいまるい。
とは言っても実際には全員キンギョに乗っての移動だが、乗られているキンギョも重そうにしていた。

「……なんか今、すっごく失礼な二つ名で呼ばれた気がするわ」
「どうかしたのかい、『カロリー過多の』キュルケ?」
「どうかしたの、『カロリー過多の』キュルケ?」
「どっちから黒コゲになりたいのかしら、『血塗れ』ギーシュ、『ゼロの』……いいえ、『お肉の』ルイズ?」

ビキィ!っと擬音付きで額に血管を浮かばせて、キュルケの掌に火の玉が生み出される。
気まぐれな猫を思わせる眼は悪鬼のように吊り上がり、真紅の髪は炎のように逆立つが―――それでも何処かコミカルなのがデブの悲しさだった。
ブックリほっぺやポッコリお腹なんか、突付くと気持ちいいんじゃないかと思わせる。
ちぃ姉さまが飼ってる猫にも、こんなカロリー過多なデブネコが居たわねぇと、ほのぼのした気分になってるルイズであった。

「だいたい、一緒にマヨネーズを浴びたのに、なんでルイズとタバサは平気なのよ! なんか不公平じゃない?」

今度はムキーッと叫んで文句を言うキュルケ。
カルシウムが不足してるのかもしれないとタバサは冷静に考えた。けっこうヒドイ。
そしてその冷静さのまま、じっと自分とルイズの胸を見る。
続いてキュルケの、普段以上のサイズに膨れ上がった胸を見つめて、口を開く。

「体質?」
「「「「「……(じーっ)……(じーっ)……あー、ナルホド」」」」」

その言葉にルイズを除く全員が三人の胸を見比べ、そして納得した。
タバサは小柄な見た目に似合わぬ健啖家だし、ルイズは大食漢では無いが決して小食と言うワケでは無い。
なのに、悲しいかな身体全体、特にホントは欲しいある部分にも脂肪が付きにくい体質なのである。

「ちょ、待ちなさいよ! あるわよ! 私だって多少はその……ダバサよりは有るんだからね!!」
「なに言ってんのよ。胸も『ゼロ』のクセに」
「……ドングリの背比べ」
「なぁにミス・ヴァリエール。胸の無い女性だって、それはそれで魅力的なものさ!」
「まぁその、貴女はまだまだ成長期ですから、希望を捨ててはいけませんぞ、ミス・ヴァリエール」

誰も「有る」とは認めてくれなかった。
キンギョにつっぷしてグッタリとうなだれるルイズ。
背中に雨雲でも背負いそうな落ち込みっプリである。
流石にちょっと可哀そうかなーと、キュルケやコルベールは慰めの言葉を捜して様子を窺うのだが、そんなルイズに「空気読まない度」ではギーシュに匹敵するクロビスがのほほんとした様子で声をかけた。

「なー、ルイズ」
「………………なによ、まるっ小鬼? アンタも巨乳になっていい気になってるの?」

たっぷり30秒はかけて再起動した途端、ルイズは自分の使い魔にインネン付ける。
小鬼相手に巨乳も何もありえないのだが、傷心のルイズに道理は通じないのであった。
しかし、インネン付けられた方はそんな事にも気づかないナイロンザイルの神経の持ち主。
クロビスの一言は、ルイズのガラスのハートに更なる一撃を加えた。

「なんでルイズは『ゼロ』って言われてたんだー? やっぱり胸がゼロだからなのか?」
「―――死なす!」

両目をギラリと殺気に輝かせ、ルイズは杖を振り上げた。
最早理性のカケラも無い。
怒りに任せてコンマ一秒でファイヤーボールの呪文を唱え、クロビスに向けて解き放つ。
が……当然巻き起こるのは魔法失敗による爆発だ。
これこそルイズが『ゼロ』と呼ばれる、魔法成功率ゼロの証たる失敗魔法。
だが、その魔法はただ失敗しただけではなかった。
アサッテの方向で爆発した魔法から、なんと小鬼が出現したのだ。
その数4匹。

「あれっ?」

唖然呆然と現われたばかりの小鬼を見て沈黙するメイジ達。
角度15度ぐらいに首を捻って、今度は『明り』の魔法を試してみるルイズ。
ポンという爆発音と共に、またもや八匹の小鬼が出現した。

「えーっと……なんで?」
「――――――母神様じゃあ!」

首の角度が32度ぐらいになったルイズに答えたのはオババだ。
驚きからか、その糸のように細い眼がカッとまん丸に開かれている。

「母神様?」
「そう。今の魔法は、我等小鬼を生み出す母神様のチカラと同じものに違いないじゃ」

そしてオババこと『話の長い』バゼバゼは語り始めた。
それは遥かな昔、神々の時代の事だ。
ある所に、とても真面目だが限りなくドジっ娘の女神が居たと言う。
掃除をすれば花瓶を割り、お茶を入れれば転んで相手の頭にひっかける。
コピー(謎の神代語)を頼んでもトナー(謎の神代語)を詰まらせるのは日常茶飯事。
そんなドジにほとほと困った上司神は、誰にでも出来るとても簡単な仕事を女神に命じた。
すなわち、小鬼討伐。
小鬼は弱い。ほんとーに弱い。とことん弱い。
転んだだけでも死ぬし、強い酒を飲んだだけでも死ぬし、何も無くても死ぬ。
実際、先程の戦闘でも「マヨネーズかけられ死」した小鬼多数という状況なのだ。ナムナム。
だから小鬼討伐など神にとってあまりにも簡単な事のはず。
しかし、そんな弱っちい小鬼にも一つだけ特殊な能力が有った。
【仲間を呼ぶ】というその能力は、攻撃を受けた時に相手が絶対的な失敗をすると小鬼が1匹増えるというもの。
そして女神はいつだって絶対的に失敗する超ドジっ娘。
かくして神代の時代から小鬼を攻撃しては絶対失敗を繰り返す女神によって、小鬼は今日もどこかで増え続けているのだと言う。
ゆえに、オババをはじめ一部の小鬼はその女神を『母神』として崇めているのだ。
母神の名は「ファンブル」。
どんな不信心者も決して逃れる事が出来ないと言われる、いにしえの女神である。

「つまり……私が魔法に大失敗するから小鬼が増えるって言いたいワケ?」
「そのとおりじゃー。ありがたやー、ありがたやー」
「―――殺す!」

ナムナムとルイズを拝むオババ&その配下の小鬼信者団。
ルイズは再び怒りのファイヤーボールを炸裂させようとして、やっぱり失敗。

―――小鬼が11匹増えました。 orz<ルイズ

「いや、しかしこれは素晴らしい能力ですぞ!」
「なんの役に立つって言うんですか、こんなのが……」
「いやいや、知性を持った生命体を無から生み出せるなど、並大抵のメイジには出来ない偉業とおもいませんか?」

善人のコルベール先生は、突っ伏したルイズを必死にフォローしようとしてくれる。
しかし。

「でも小鬼は何もしなくても増えます、ミスタ・コルベール」

失意に沈むルイズのヤサグレ度は深かった。
あまりのヘコみっプリにコルベールも言葉を無くしかけるが、しかし先生なので頑張った。

「そ、それは……いやしかしですね、例えば急に小鬼が沢山必要になった時などはとても有用な―――」
「例えばって、どんな時にそんな事が必要になるって言うんです」
「それはその……」
「なールイズ、その例えばって―――」
――こんなトキじゃないですかね?――

クロビスとダッパ君がルイズに声をかける。
その声が震えているような気がして振り向けば―――

「グララァガァ! グララァガァ!」

―――2匹の象が、いた。
ただの象では無い。
白い巨体は森のどの木々よりも大きくて、三日月のように反り返った立派な牙は六本。
大木のような足も六本足で、目は火吹き竜のように真っ赤でギラギラと輝いている。

「グララァガァ! グララァガァ!!」

巨象の名はグララァガァ。
百万迷宮のお伽噺にいわく、誰かに酷く虐められた時、お月様とサンタマリアに祈って手紙を書けば来てくれるという。
2匹も居るのは、きっとハルケギニアのお月様が二つもあるからに違いない。
しかし残念な事に彼等は小鬼やルイズを助けに来たワケではなく、くしゃくしゃにしてしまうために現われたようだった。
大きな足が唸るたび、長い象牙が轟くたび、何匹もの小鬼がまとめてくしゃくしゃにされてしまう。
そもそも生き物としてのサイズからして、小鬼にどうにかできる相手ではない。
コルベール先生が懐から、ハグルマ資本主義神聖共和国でよく使われるような六連発の拳銃を取り出してパンパンと撃ったけれど、
グララァガァの肌に弾丸は刺さらないし、象牙にあたれば跳ね返るし、1匹などは「おや、顔がパチパチするなぁ」などと言う始末だ。

「くそっ! 行けっワルキューレ!」
「ファイヤーボール!」
「エア・ハンマー」

慌てて次々と魔法を唱える三人のメイジ。
しかし、炎と風はグララァガァの肌ではじけてしまい、突き刺そうとしたワルキューレの青銅の槍はグンニャリと曲ってしまった。

しかし、その攻撃のせいで、グララァガァに敵と認識されたのだろう。
真っ赤な目から火を噴出しながら、白い巨象はギーシュ達に襲い掛かってきた。
その前に立ち塞がる小鬼王国の精鋭達―――は、鞠のようにポーンと跳ね飛ばされる。
壁にもならないどころか、一行分の時間稼ぎにもなりゃしない。
迫り来る六本×2で十二本の牙。
当たれば小鬼よりは頑丈なメイジ達でも、くしゃくしゃにされてしまうだろう。

恐ろしいその攻撃から彼等を守ったのは、キンギョであった。
ギーシュが、キュルケが乗っていたキンギョが、その身を犠牲にして乗り手を『かばう』。
当然のように忠実なキンギョ達は息絶えるが、そのおかげで貴重な時間を稼ぐことが出来た。

「…………(小鬼忍法)………………(大小鬼の術!)」

モークの必殺忍術が発動する。
それはあまりに強力なため、新版ルールからは削除された小鬼必勝の戦技であった。
巨大な小鬼は存在する事ができるのか?
出来る。出来るのだ。
ある者は脚を、ある者は腕を、ある者は胴を担当し、およそ10匹の小鬼が一つとなる。
どこから調達したのか木材で組んだ骨組みと、木を引っこ抜いてきたような棍棒を持った姿は、群体にして一体。
既に体格においてグララァガァにも劣らない、それは巨怪と呼ぶべきモンスターであった。

巨体が奔る。
時ならぬ激突に、平和でのどかだったはずの森が激しく揺れた。


グララァガァの振り回す長い鼻を身体で受け止めて、巨大な棍棒で殴りつける大小鬼。
大小鬼の突進を軽々と受け止めて牙を突き刺すグララァガァ。
あんまりな戦いに巻き込まれないように、算を乱して逃げ回る小鬼とルイズ達。
巨大な脚のそばを右往左往するその姿は、逃げ惑う無力なアリンコのよう。

「ってゆーか、なんでこんなのが学校のそばの普通の森に住んでるのよ!」
「それよりルイズ、もっと小鬼を召喚するのだ! これは国王の『勅命』である!」

ルイズの悲鳴を無視してクロビスが叫んだ。
その言葉に、なぜか反発するよりも勇気が湧くような気持ちになる。
普段以上の魔力を込めて、ルイズは力強くファイヤーボールの魔法を唱えた。

まぁ当然失敗するんだけど。

しかし目論みは当たって、爆発の中から現れる15匹の小鬼。
その小鬼達に向かって、モークは再び忍術を行使した。
現われる2体目の大小鬼。
いや、既に現われていた大小鬼の能力によって、別の大小鬼が出現する。
これで合計3体。数だけなら小鬼王国側が優勢と言える。
尤も2体のグララァガァの攻撃を受けていた最初の大小鬼は既にボロボロだったが、しかし。

――勝ちましたね――
「だな!」

ダッパ君とクロビスは余裕の表情だ。
なぜと聞くまでも無く、それは起こった。
前線を新たな2体に任せて、ボロボロだった大小鬼が分解して小鬼の群れに戻る。
その小鬼が、再び組み合わさって大小鬼になれば、なんとまったく元気な状態に戻っていた。

「ルイズ! 再び『勅命』を下すぞ! 魔法を唱えよ!」
「はいはい! もうなんだってやってやるわよ!」

調子が出てきたのか、失敗魔法によって更に現われた小鬼は16体。
それらが、またまた組み合わさって2体の大小鬼となった。

「これは……いったいどういう戦術なのかね?」

更に1体が増えて、既に6対2……いや、グララァガァが1匹倒れたので6対1。
戦況がすっかり優勢になったので、手持ち無沙汰になったコルベール先生はダッパ君に聞く。
答えていわく―――大小鬼は、小鬼10匹で1体の巨怪となる『小鬼合体』と、1体から10匹の小鬼になる『小鬼分離』の能力を持っている。
しかも凶悪なのは、一度分離して合体すれば、それまでのダメージは無かった事になってしまうという部分だ。
2体の大小鬼が存在すれば、理論上無限に戦えるこの「無限大小鬼の術」は、あまりにマンチキンなため神に封じられた禁断の技なのであった。

「ちなみに「マンチキン」って何? 私達の世界には無い言葉みたいなんだけど。生き物?」
「鼻歌歌いながらドラゴンの身包みを剥ぐ、エルフ&ドワーフハーフの勇者という伝説だな。
基本ダメージいちおくまんの魔剣を持ったレベル100の魔法剣士だとか、
時速100キロで走って追いかけてくるとか、笑い声は「ポチョムキーン」だとか、好きな食べ物はべっこう飴だとか、苦手な物はポマードだとか、もし出会ったら「ハイハイワロスワロス」と言う呪文を唱えると退散するとか、
小鬼の間ではポピュラーなお伽噺の、凄く強くて恐い怪物の事だぞ」
「夜寝ない子はトロール鬼が来て食べられちゃう、みたいな感じの?」
――そうですけど、トロール鬼にはボクたちのばあいホントにたべられますね。ふつうに――

やっぱり小鬼の生活って大変だなーとかルイズがもにょってる間に、いつのまにか戦闘は終わっていた。
重々しく地面を揺らして倒れ伏すグララァガァ。
周囲を囲むのは、棍棒持った6体の大小鬼。
まるっきりイジメの構図にしか見えない。
小鬼とキンギョに多数の犠牲が出たが、終わってみれば圧勝&戦闘前より数が増えているという大勝利であった。


おまけの用語解説コーナー『百万迷宮の歩き方』

【ものを食べる時には、誰にも邪魔されず自由で……救われていなければいけない。独り静かで、豊かで……】
言わずと知れた漫画『孤独のグルメ』の名セリフ。
個人輸入商社長のゴローちゃんがメシを食うだけの、ヤマもオチも努力も友情も勝利も無い話だが、
読んでると定食屋にごはん(特に白米)を食べに行きたくなる、中年マンガ読み必読の名著。
必殺技はアームロック。

【女神ファンブル】
言わずと知れた致命的失敗を表すゲーム用語『ファンブル』から。
『小鬼キングダム』の4コマに登場した「この世の全ての不運を背負う女神」様。
外見はどう見てもメガネOL。神様なめんな。
ついでに上司神の外見はコルベール似の頭をしたチョビ髭オヤジ。マジ神様なめんな。

【グララァガァ】
言わずと知れた宮沢賢治の短編『オツベルと象』の作中セリフ。
迷宮キングダムでは11レベル魔獣モンスターで、二回攻撃する上に泣けるほどタフ。
体力だけならドラゴンに匹敵する60点。つまり小鬼の60倍。
正直、本来なら小鬼ごときが敵うような敵ではないのである。
おや、■、川に入っちゃいけないったら。

【ハグルマ資本主義神聖共和国でよく使われるような六連発の拳銃】
ハグルマは百万迷宮世界の4大大国『列強』の一角で、資本主義かつ神権政治というワケワカラン国家形態の王国。
国民は皆様ワーカホリックで、はるか深階に降りて邪神となった始祖ハグルマに金品を送るために働き続けている。
トレードマークは背広とネクタイ。メカとか新商品開発とか経済原理とかが大好き。
六連発ピストルどころかどう見てもオートマチック拳銃です、みたいなのや、巨大ロボットなど、
百万迷宮の水準でもありえないテクノロジーを駆使するが、まぁ他国も色々ありえないのでバランスは取れている模様。
その突撃強襲営業による商品の押し売りや経済戦争、美人局などは非常に恐れられている。
ちなみに、ここで言う経済戦争は当然のように白刃や銃弾が行き交うのでご注意。

六連発ピストルは『オツベルと象』の作中で資本家の大地主オツベル氏が攻めてきた象を撃った武器。
当然痛痒も無く跳ね返され、オツベル氏はくしゃくしゃにされてしまいました。
ゲームのデータ的には攻撃力六面体サイコロ一個分なので、最大値でも10発は打ち込まないとグララァガァは倒せない。
あと六連発だろーがオートマチックだろーがフリントロックだろーが火縄銃だろーが、
迷宮キングダムに弾切れとか弾込めと言う概念(ルール)は無いので同じだったりする。

【かばう】
キンギョが習得している肉弾系のアドバンスド・スキル。
文字通り、攻撃の対象となったキャラクター1体をかばってダメージを肩代わりする技能。
これを持った低レベルモンスターを配置して、より強力なモンスターを生き残るようにするのは敵側の基本戦術と言える。
ただし多用されると非常にウザイとゆー欠点があるが。
王国側にとっても、体力のあるキャラがこの技能をもっておくのは必須だろう。
好意を持っている相手を『かばう』場合、受けるダメージが減少されるのが嬉しい。

【無限大小鬼】
大小鬼は旧版のサプリメントで追加された小鬼のバリエーションモンスターで6レベル。
ダメージを減らす『外皮』と、敵集団を纏めて攻撃できる『範囲攻撃』を持っている上、
『小鬼合体』『小鬼分離』の能力は作中で書いた通りの反則技の運用が可能であった。
たぶん、新版のルールブックに載って無いのもそのせいじゃ無いかと邪推している。
実は『雲散霧消の』モークはこの『小鬼合体』のスキルを習得していたのです。
もし本当にゲームで使用すると「GM死ね!」と言われるので、良い子はマネしないようにねっ!

【ルイズの失敗魔法とクロビスの『勅命』】
スゲェ虚無の担い手であるスゲェルイズ様のスゲェ失敗魔法は、「六面体サイコロ2個」匹の小鬼を発生させるものとする。
この時サイコロの出目が1・1だった場合超スゲェ失敗なので、名前に「小鬼」と付くモンスターを1匹テキトーに出現させること。
詳しい理由は次回で。

クロビスが使った『勅命』は、国王専用のクラス・スキル。
誰かが使った希望(マジックポイント、あるいは精神力のようなもの)を1点余分に使ったとして計算できるようになる。
ルイズの失敗魔法の場合、効果が二倍になるのでサイコロ4つ分の小鬼が出現した。


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