これは、使い魔のドクロちゃんが加わった新しい生活に慣れ始めたある日の僕の話。
僕は常々思っていた疑問をドクロちゃんに聞いたんだ。
「ねぇ、ドクロちゃん。確か僕の属性は土だった気がするんだけどね。虚無って重複とかしたりするのかな?」
ドクロちゃんは可愛らしい声で。
「分かんない!」と言った。
知らないのかよ。
ドクロちゃんはガサガサとベッドの下を探しだしたんだ。
「でもね、先生が保証してくれたんだよ!」
僕はベッドの下に隠していたやましい物が発見されないかとひやひやしてたのだよ。
すると、ドクロちゃんは肌色の紙切れっぽいものをを取り出し僕に突き付けた。
「えーと、なになに。『ギーシュ君は虚無です。間違いありません。ギトー』って、何で既に念書をとってあるんだい!」
ドクロちゃんは、えへへと笑いながら。
「きっと必要になると思ったの!」
「でも、何でそんな幻の属性分かるん……あれ? ……これ……これ」
「どうしたのギーシュ君?」
「待ってくれよ、これ……紙じゃないよ!! 皮膚だよ!! なめしてない皮膚だよ!!」
ドクロちゃんは頬を赤らめ言った。
「なめなめしてない?」
「何でそうなるんだよ! おかしいよ! あ行が、《あいおうう》になる位おかしいよ!」
「じゃあ、ま行は?」
「えーと、まりこるぬ。 って、子音だけしかあってないよ! 何でだよ!!」
「じゃあ、体言止め!」
「マリコルぬっ!! って、違うよ! 意味深に文法無視かよ僕は! ……ねぇ、ドクロちゃん?」
「なぁに?」
「ギトー先生は不遇な人なんだよ。大体のssでも忘れられたり、ぼこぼこにされるけど。頑張ってる人なんだよ! 先生に一体何をしたんだい!?」
「ねぇ、ドクロちゃん。確か僕の属性は土だった気がするんだけどね。虚無って重複とかしたりするのかな?」
ドクロちゃんは可愛らしい声で。
「分かんない!」と言った。
知らないのかよ。
ドクロちゃんはガサガサとベッドの下を探しだしたんだ。
「でもね、先生が保証してくれたんだよ!」
僕はベッドの下に隠していたやましい物が発見されないかとひやひやしてたのだよ。
すると、ドクロちゃんは肌色の紙切れっぽいものをを取り出し僕に突き付けた。
「えーと、なになに。『ギーシュ君は虚無です。間違いありません。ギトー』って、何で既に念書をとってあるんだい!」
ドクロちゃんは、えへへと笑いながら。
「きっと必要になると思ったの!」
「でも、何でそんな幻の属性分かるん……あれ? ……これ……これ」
「どうしたのギーシュ君?」
「待ってくれよ、これ……紙じゃないよ!! 皮膚だよ!! なめしてない皮膚だよ!!」
ドクロちゃんは頬を赤らめ言った。
「なめなめしてない?」
「何でそうなるんだよ! おかしいよ! あ行が、《あいおうう》になる位おかしいよ!」
「じゃあ、ま行は?」
「えーと、まりこるぬ。 って、子音だけしかあってないよ! 何でだよ!!」
「じゃあ、体言止め!」
「マリコルぬっ!! って、違うよ! 意味深に文法無視かよ僕は! ……ねぇ、ドクロちゃん?」
「なぁに?」
「ギトー先生は不遇な人なんだよ。大体のssでも忘れられたり、ぼこぼこにされるけど。頑張ってる人なんだよ! 先生に一体何をしたんだい!?」
「水の魔法って凄いね! みるみるうちに背中の皮膚が……」
「いい! やっぱりいい! 聞きたくない! っていうか躊躇なく話さないで! 天使だろ君!? 先生に拷問みたいな事をして念書を書かせるなんて駄目だよ!」
「駄目じゃないもん! ギーシュ君の為だもん!!」
言ったと同時に、ドクロちゃんの万能バット《エスカリボルグ》が振り降ろされたのさ。
僕の肩口から侵入したバットは、いまだ誰も到達していないまるで新雪の様な臓物を踏み荒しながら地面にぶつかった。
「ぎぃぃやぁぁあ!」
すなわち、真っ二つ。僕と僕だった物はまるで噴水の様に色々な物を吹き出した。
「きゃっ、いっけなーい!」
君はそんないけない事を軽々しくやるのかい?
ドクロちゃんはバットをステッキの様に回転させました。
「いい! やっぱりいい! 聞きたくない! っていうか躊躇なく話さないで! 天使だろ君!? 先生に拷問みたいな事をして念書を書かせるなんて駄目だよ!」
「駄目じゃないもん! ギーシュ君の為だもん!!」
言ったと同時に、ドクロちゃんの万能バット《エスカリボルグ》が振り降ろされたのさ。
僕の肩口から侵入したバットは、いまだ誰も到達していないまるで新雪の様な臓物を踏み荒しながら地面にぶつかった。
「ぎぃぃやぁぁあ!」
すなわち、真っ二つ。僕と僕だった物はまるで噴水の様に色々な物を吹き出した。
「きゃっ、いっけなーい!」
君はそんないけない事を軽々しくやるのかい?
ドクロちゃんはバットをステッキの様に回転させました。
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪
僕は魔法のきらめきに包まれた。
すると僕と僕だった物達は飛び散った具を吸い込みながら戻りました。
「大丈夫、ギーシュくん?」
「まぁ、大丈夫だけど。……ねぇ、ドクロちゃん?」
ドクロちゃんは可愛らしく笑う。
「なぁに?」
「あのね。大体の人間は、二つに分裂したら死ぬんだよ。分かった?」
「おっけぇ!」
すると僕と僕だった物達は飛び散った具を吸い込みながら戻りました。
「大丈夫、ギーシュくん?」
「まぁ、大丈夫だけど。……ねぇ、ドクロちゃん?」
ドクロちゃんは可愛らしく笑う。
「なぁに?」
「あのね。大体の人間は、二つに分裂したら死ぬんだよ。分かった?」
「おっけぇ!」
おしまい