あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

流星

        「あんた、誰?」

呼び出されたことが理解できてないのだろうか?幽鬼のようにただ立っている男に声をかけた。
召喚のショックなのか、返事がない。
仕方がないので男の格好をチェックしていく
彼は見慣れない格好をしているわね。
チェック柄のズボンに青い上着、なにより奇妙なのは左腕につけている物。
黒くて半透明のガラスのような小手、それと同じもので作られた首輪・・・

「ルイズ、『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してどうするの?」
周囲が一気に笑い声に包まれる。
「ちょ、ちょっと間違っただけよ!」
もう、私は男の格好などを気にせず周囲の人間にくってかかっていた。
「変な首輪つけてるぜ!」
「どこかの奴隷でも召喚したんじゃねーの?」
「そ、そんなわけないじゃない」
「『ゼロのルイズ』から『奴隷主のルイズ』か」
「だからちがうっていってんでしょーが!!」
チラッと男のほうを見ると辺りを見回している、怪訝そうな顔で・・・
「ちょっと、アンタ私の質問に答えなさいよ!」
「くぁwせdrf・・・・」
だめだ!!会話にならない!!
「ミスタ!ミスタ・コルベール!」私は大声を上げて監督官でもある中年教師に呼びかけた
「ミスタ・コルベール! 召喚のやり直しを要求します!」
「それは許されません、あなたにもわかっているはずですよ」
「現れた『使い魔』で今後の属性を固定し、それにより専門課程へと進むんだ。一度呼び出した『使い魔』は変更する事はできない。何故なら春の使い魔召喚は神聖な儀式だからだ。好むと好まざるに関らず、彼を使い魔にするしかない」無慈悲に断られた・・・
いつか復讐してやる!
私は黒い衝動に駆られながら、男に近寄ろうとすると変な黒い小手をリズミカルに叩き出した。
そして首輪を目のところに持ってきて固定した。
な、なによあれ!もしかして大当たり!?
「ミ、ミスター・コルベール?」動揺して声が震える。
「うむ、私もあんなものは見たことがない。それに見たまえ、彼の服についている胸の紋章のようなものを。」
私があわてて胸を見ると青い上着に六芒星をかたどったものが確かについている。
「も、もしかしてメイジなの?」
これ以上ない成功!!メイジを使い魔にしたメイジ!!
そんなの聞いたこともない!!
「それはないでしょう。ディティクトマジックをかけましたがそんな反応は有りませんでした。ただ彼の腕のほうからマジックアイテムの反応があります」
どういうこと?やっぱりあの小手?
怪訝な顔でそばにまで来ていた教師を見上げる。周りもいつの間にやら私たちの空気を察して静かになっている。
「年齢から考えて、君たちと同じ学生かもしくは・・・いや、たぶん学生でしょう」なぜだか自分の言葉を無理に信じようとしているようにも見える・・・
そうすしていると男のほうがこちらのほうを向き、なにやら話しかけてくるがやはり言葉が理解出来ない。
頭をかきながら苦笑いを浮かべて悩んでいるようだ。
「言葉が通じなくても、契約すれば話せるようになるかもしれません。契約を結ぶことにより特殊能力をみにつけることもありますから」

で私はこんなことになるんだろう?これからどうなるんだろう?
今までのことを思い出して涙が出た。意を決して力強い声で詠唱を始める
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
男に飛びつきキスをする・・・身長の関係でそうするしかないのだが。
私の初めてのキスだというのに!!何でこんな言葉も通じない男なんかに!!
思わずムカついて蹴飛ばそうと思ったら、左手を押さえながら地面でのた打ち回っている。
「流石はルイズだね、契約のキスで使い魔を殺そうとしてるぜ」
「爆発的な衝撃なのさ」
「誰がうまいことをいえと」
「うるさいわね!!アンタもいつまでも地面を転がってるんじゃないわよ!!」笑い出す級友達を怒鳴りつけ、
男のほうを見ると肩で息をしながら四つんばいになっていた。
「大丈夫かね?少年」私を制してミスタ・コルベールが声をかけている。
「一体何なんだ?これは?ここは?」多少っていうか、ハッキリと戸惑いを含んだ声で答えを返してくる。
「なぜ会話ができるようになった?全員魔力を持っているが一体何者なんだ?」矢継ぎ早に質問を飛ばしてくる。
「まずここはトリステイン魔法学院というところで。そして君は『サモン・サーヴァント』と呼ばれる使い魔召喚の儀式でここに呼ばれたんだ。
その左手の印が使い魔の証だよ、会話ができるようになったのは使い魔になったからだとおもうよ。」穏やかにそして丁寧にコルベールは質問に答えているが、そこまでする必要があるのだろうか?
小声で何事かをつぶやきながら、考え込んでいる。
「しかし、珍しいルーンだな・・・もっとよく見せてもらえるかな?」そういいながらスケッチブックを取り出す中年教師。
「ああ・・・かまいませんけど少し待ってもらえませんか?」男はそういいながら上着のポケットに手を突っ込み、何かを取り出して広げる。

~~~~♪

聴いたことのない音が流れ出て、それをいじる私の使い魔・・・
コイツはいろんな物を持っているんだ、その上にそれを使いこなせる!間違いない大当たり!
これであの不名誉な二つ名ともサヨナラよ!!そして私はこれから偉大なメイジとしての道を歩むのよ!

「そ、それは何なのですか?ここでは見たことがありませんよ!」興奮を隠せない様子のコルベール、それを見て笑いがこぼれてしまう。
「これは携帯電話というものですよ。」微笑を浮かべながら答えてくれた。
「これでいいか・・・頼むぞ」ひとりごちると
その携帯電話というのをひねり、右手で持ち左手の上にかざすとカシャっと音がして何事かつぶやきコルベールに見せている。
好奇心で覗くと、左手が携帯電話とかいうのにハッキリと写っている。
「すごい!こんなきれいな絵みたことないわ!!いったい何をしたの?」
「確かにそれだけ鮮明であれば、十分ですが・・・もしかしてほかにも何かできたりするのですか?」興奮のあまり二人で男に詰め寄ってしまう。
「後は動画と、目覚ましくらいですよ」後ずさりしながらも答える男。まあ、すぐにその分私たちが前に進むのだけど
「動画とは何ですかな?」
「動く絵です」
うん、コイツは大うそつきだった。ゼロの名前よ。再びこんにちは・・・
今日は浮き沈みの激しい日ね・・・この学院に着てからこんな日は始めてよ・・・
動く絵なんてあるわけないでしょ、魔法でもできないのに
「やってみてもらえますかな?」「かまわないですよ、あ、ついでにモデルをお願いします」
あ~~このBAKA二人は何やってるんだろう。
周りの雰囲気も私と同じものになり、ただ違うのは「ルイズの呼んだ使い魔は大嘘つきか・・・」そういう視線
後ろでは携帯を構える使い魔と火の魔法を唱えるコルベール、思い切り息を吸って思い切りため息をつく。
「なんてすばらしいんだ!!こんな魔法があるなんて!!」
「いや、魔法じゃないですよ」驚愕する教師と笑う使い魔に二人に置いていかれる私
嘘つきじゃなかった。ワタシも近寄って携帯電話を覗くとその中でコルベールが魔法を唱えている。
「き、君は一体どこから来たのだね?こんな技術があるなんて」
「日本という国ですよ。さっきまではノモスというところにいました。じゃあ、これを渡しておきますからスケッチするより正確でしょうし」
「日本、ノモス・・・聞いたことがないな、それにこのような技術、世界は広いのだね・・・。では、ありがたく借りておくよ」
なに、友好的な雰囲気作り出してるのよ!!アンタのご主人様はワタシでしょうが!!
「ちょっと!アンタ!」思わず怒鳴りつけてしまうが、使い魔のほうはまったく気にかけずにこういいました。

        「君がワタシのご主人様か・・・私の名前は流星・・・コンゴトモ、ヨロシク・・・」

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