あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの使い魔ももえサイズ-3


拝啓、私の王子様
すごいです。私、王子様の顔を見ただけですごくどきどきしてしまうんです。
この思いを王子様に伝えたい………でも私は臆病だからそれをいまだに伝えられずにいたんです。
だから私、この思いをチョコレートにこめました。私の愛の手作りをどうか召し上がってください。 しらとりく……死神ももえ

「で、それが愛の手作りチョコなわけ? 明らかにシエスタに作ってもらってたけど。」
「そーだよ。これが愛の手作りチョコレート 私料理下手だから。」
リボンで梱包されたチョコレートをさも自分のものかのように扱うももえであった。
「いいんですよ。私はモモエさんのお世話をすることが数少ない生きがいなのですから。」
「………! ねぇちょっと、あんたシエスタに何したのよ! 何したのよーーー!!!!」
にっこりと曇りない表情で微笑むシエスタをよそに、ルイズはももえの襟首をつかんでがくがくと上下させ続けた。

これが投稿されたらうどん食べて寝る「ゼロの使い魔死神フレイムデルフリンガーシルフィード二年生ももえサイズ」

馬に乗って帰ってきたルイズは、先に帰ってきてたももえ達から自分達が学院内でしばらくの謹慎を命じられたことを知った。
仕方ないとはいえルイズは思わず肩を落とした。しかしももえは相変わらずの様子だ。悪魔はこの学院内にまだ潜んでいるらしいが………
「洗濯をしてきなさい。」
翌日、ももえの前に大量の下着やら何やらが渡された。御主人様と使い魔の主従関係を示すのが先決だとルイズは考えたのだ。
「これは?」
「見れば分かるでしょ。私の下着よ」
「………」
「こらぁ! いきなり臭いを嗅ごうとするなぁ!」
思わずルイズは下着をひったくった。
「………ったく、いい加減にしなさい! その洗濯が終わるまでこの部屋に戻ってきちゃだめだから。いいわね?」

「とはいっても………」
大量の洗濯物を持ってももえは頭を抱えた。ももえは洗濯などしたこと無いのだ。メイドのメイちゃんが全部してくれたから。
「メイド、メイド、メイド…………メイド!」
するとたまたまメイドがちょうど通りかかってきたのでその娘にお願いすることにした。
「そこのおっぱい星人!」
「誰がおっぱい星人ですか! しかもなんで初対面の人にいきなりそんな事を言われなきゃいけないんですか!」
メイドは胸をぷるんぷるんとゆらしながらももえに近づいた。
「どうでもいいけどとりあえず名前を聞いておくわ。そうしないと話進まないし」
「私の名前はシエスタで、このトリステイン魔法学院で給仕を中心にメイドの仕事をしています。で、あなたはミス・ヴァリエールの………」「生き別れになった双子」
「いやいやいやいや、確かあなたはミス・ヴァリエールの使い魔のモモエさんだったはずでは……」
「だから早くこの下着を洗ってね☆」
「だから って何ですか! この下着を私に洗えと!?」
「だってあんたさー、本編のみならず幾多数多のSSで召喚されてた奴と友情やらなんやら育んでたし」

???ものしり館???
※幾多数多のSS【いくたあまたのえすえす】
「幾多」とは数多くの、「数多」とは数の雅語的な表現。つまり数多くのという意味で今回は使われている。
ゼロ魔本編でのヒロインぶりは勿論のこと、「召喚されました」SSでもシエスタが召喚された者の味方になるケースが多い。
そして今回の場合幾多(ryでのルイズとシエスタとの友情も含まれていたため、イメージ図での大きさは5mぐらいの大きさと思われる。

「いきなり何わけのわかんないこと言ってるんですか! いくら私が人のいいメイドとはいえ、こんな勝手な人の頼みなんて知りません!」
シエスタは怒ってしまってこの場を去ろうとしている。
その時ももえには『幾多数多のSSで培ってきた友情』のイメージ図がシエスタの体からふわふわと離れていくのが見えた。
「あ、そうだ!!」
ももえはカマを取り出すとそれをばっさりと真っ二つに斬った。すると、
「モモエさん だーい好き!」
くるりと振り返ったシエスタはももえに抱きついたのであった。
『ももえのカマで斬られた物の存在はももえが肩代わり』
「じゃあ、洗濯してくれる?」
「はい! 下着からミス・ヴァリエールとの鬱陶しい関係までなんでも洗い流して差し上げますよ!」
「あははははは」
「あははははは」
シエスタを抱きかかえたももえはしばらくその場を回り続けた。

翌朝、ルイズの部屋の元にシエスタがチョコを持って訪れた。それを受け取ったももえはたいそう喜んだのだけど、
「それで、このチョコレートは誰にあげるつもりなのかしら?」
ルイズは作られたチョコを見てそう尋ねた。形も整っていて真心が感じられる物だと思う。その相手に向けられてないのは確かだが
「憧れのギーシュさまに………」
「ぶっ! あっ、あんたみたいなのがあんなのに興味を持つなんて、い、意外ね。」
ルイズの声は上ずっていた。正直驚きを隠せなかったのだ。趣味を疑う的な意味で
「実は昨日、女の子を一人斬っちゃってさー」
「え」
「いやー、でもあれは仕方なかったよ。ねー、シエスタちゃんもそう思わない?」
「思います、思います。 本当あれは相手が圧倒的に悪かったですから。」
ルイズはこの二人が真実を語っているとは到底思えなかった。そして腕組みをして考え込んでいたら、ある答えがひらめいた。
「その娘って、もしかしてケティの事じゃないかしら?」
ケティはルイズたちの1年後輩で最近ギーシュと付き合っている女子のことである。
「あー確かそんな名前だったような」
「すごい洞察力ですね、ミス・ヴァリエール。」
シエスタはルイズのことをほめたのだが、明らかに棒読みだったのでルイズを苛立たせただけだった。
「それが臭くってさ~」
「あははー臭いですよねー」
二人が別次元の会話をしているのをよそにルイズはまた腕組みをして考え込んでいた。
「たしかにギーシュはもてるわよねぇ………」
ギーシュは女の子に甘ったるい言葉をかけたりするなど、女子には優しかったから人気はある。
 しかしギーシュには前から恋仲であるモンモランシーという女子がいたはずだ。恐らくあいつの事だから二股でもかけてたんだろうかと思いをめぐらせてるとまたある答えがひらめいた。
「もし、あんたが後輩を斬ったって事は………下級生?」
「「あ」」
「わあ、超人的洞察力ですね、ミス・ヴァリエール」
『ももえのカマで斬られたものの存在はももえが肩代わり
後輩のケティが斬られたのでももえの学年が1年下がります』

???ものしり館???
※肩代わり【かたがわり】
本来他人が背負わなければならないものを自分が代わりに背負うこと。
このSSでの「肩代わり」の解釈は能力的なものから肩書き的なもの、物理的なもの等、時と場合と都合に応じて変化する。
つまり前々回は上級生の「称号」だけ肩代わりされたにもかかわらず今回性格的なものも肩代わりされているというのは作者のご都合主義に他ならない。
しかしクロス先の「ももえサイズ」はそのような枝葉末節など吹き飛ばしてしまうような漫画なのでそれに倣ったまでである。ご容赦いただきたい。

とうとうその時がやってきた。ももえはいてもたってもいられなくなって空を飛んでギーシュの元へと向かった。
「きゅいきゅい」
『シルフィードの能力』
そして上にはシエスタとルイズが乗っていた。
ルイズも結局この騒動に巻き込まれたからには必ず元を取ってやろうと思うようになったのでももえについてきたのだ。
「わぁ、私達って今、空をとんでいるんですね。」
「言いたいことはそれだけなの!?」
シルフィードの能力を無駄遣いしつつも素早くギーシュを発見し急降下した。
「いやああああああぁぁぁあぁぁ!!!!」
「あはははははは。あっははははははははは」
「むしろそれは中原よね………」
ギーシュは友人達に恋人とはなんであるかを偉そうに解釈していた。
「…………であるからして僕は薔薇一族を作るのが夢なんだよ。」

???ものしり館???
※薔薇一族 【ばらいちぞく】
ローザネイから派生する競走馬一族である。ローズやローザなど薔薇に関する名前が付けられることからきている。
GⅡ、GⅢは勝てるのにGⅠになるといまいち勝てなくなることで有名。
そんな成績のためか、この牝系にはファンが多い事で知られている。

友人達が上空の異変に気づき逃げようとするものの時すでに遅し。ももえ達は思いっきり突っ込んだ。
「うわあああああああ!!!!!」
「きゃあああああああ!!!!!」
そしてそんないざこざの間にギーシュの胸ポケットから香水の瓶が飛び出した。
「落ちる!」
ももえはおもわず手にしたカマでそれをキャッチしようとしたが、
ざしゅっ
小さな瓶はきれいにまっぷたつに割れた。
「つまり、これは………」
いち早く立ち上がったルイズが横になったまま動かないももえを見てまたしてもあることに気づく。
「ギーシュさまぁ」
「ごほっ………ごほっ、なっなんだい君は。」
「私、ギーシュさまの落とした香水ですよー。だから拾ってくださーい」←使い魔死神友情フレイムデルフリンガーシルフィード香水下級生
「なっ、何を言っておるのだ。僕はこんな大きな香水は落としてないぞ。じゃ、じゃあ僕は用事があるからこれで」
そんな事を言うとギーシュは逃げるように去ってしまった。
「じゃ俺も用事があるし。」
「あっ、俺も。」
「俺も俺も」
ギーシュの友人達もそれに続いた。後に残されたのは寝転がったままのももえとそれをじっと見つめるルイズとシエスタだけだった。
ももえは懐から取り出したプラカードとマジックで「拾ってください」と書いて自分の首に巻きつけたのだが一向に効果は見られなかった。
そしてルイズがあきらめかけたその瞬間!
「あら、こんなところに私の香水が落ちてるわ」
たまたま通りかかったのはギーシュの香水を作った女子、モンモランシーであった。
「でも、こんなに大きい香水ははじめてみたわ。どうやって持って帰ろうかしら。」
モンモランシーはももえの前でうんうんと唸り始めた。見かねたシエスタが声をかける。
「あの、これって実は
「私が手伝うわ。」
「あら、いいの? ミス・ヴァリエールが人の手伝いを進んでしてくれるなんて珍しいわね。」
「私の気が変わらないうちにとっとと済ませるわよ。」
モンモランシーの憎まれ口にも反応する暇など無い、ルイズは渡りに船とばかりに実行に移すことにした。
とりあえずモンモランシーは足を持ってルイズは首を持った。試しに持ち上げてみると意外と軽かった。これならいけそうだ。
「いっち、に、さん、し」
「えっほ、えっほ」
「いっち、に、さん、し」
「えっほ、えっほ」
遠くに連れて行かれるももえを見てシエスタはとりあえず大声で聞いてみることにした。
「その香水今度使わせてもらってもいいですかーー?」
「ええ、いいわよーー!」
すぐさまルイズの返事が返ってきたのであった。

「ただいまー!」翌朝、何事も無かったかのようにももえがルイズの部屋に戻ってきた。
「モンモランシーとの生活はどうしたのよ」
「いや、私より彼女のほうが香水"向け"だったから。」
「?」
「ところでさー、知ってる? エッチな気分になる香水って女の子の脇の臭いとおっさんの脇の臭いを混合させて作ってるんだよ。」
「知らないわよ、そんなこと。」
するとももえが急にルイズの脇元に鼻を近づけた。
「なっ、なな何するのよ!」
「いやー………やっぱりあんたのほうが香水向けね。マニアックな臭いがする。」
「マニアックな臭いってどんなのよ! って私の脇を指差すなぁ!! 
わ、私の脇はそんなに臭ってないわよ。臭ってないんだからね!」

※おわり これまでのご愛読、ご支援ありがとうございました。
※次回からはじまる「ゼロの使い魔死神友情フレイムデルフリンガーシルフィード香水下級生ももえサイズ」に乞うご期待!!! 


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