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ダイナマイト・エクスプロージョン

私の使い魔は、はっきり言ってかなりの変人だ。ある種の変態と言っても良いかもしれない。
口が悪く、一見喧嘩っ早そうにも見えるが、自分の方から手を出した事は一度もない。
いつだったか。ギーシュに妙な言いがかりを付けられ、決闘騒ぎにまで発展したのだが。
あの時も、結局最後まで手を出さず、向こうが根負けするまでずっと攻撃を躱し続けていた。
まぁ、それだけなら別に良いんだけど。
その間ずっと歌い続けていたのに息切れ一つしないとは、どういう肺活量だ。

何を考えているのか全く分からないし、聞いても教えてくれない。
肝心なことは何も言わず、ひたすら『ギター』とか言う楽器をかき鳴らし、歌い続けるばかり。
睡眠時間より歌ってる時間の方が長いような気がする。

「熱いハートを叩きつける! それが歌だ!!」

意味がわからない。
さらに分からないのは、段々と彼に固定ファンがついてきたこと。
……まぁ、キュルケやギーシュはまだいい。
が、タバサが無表情のまま「ボンバー」とか口走った時は、流石に正気を疑った。
……私自身の。

それにつけても、土くれのフーケによる『破壊の杖』盗難事件。
あの時は本当に参った。
迫り来るゴーレムに対し何をするのかと思えば、彼はやっぱり歌うだけ。
何か「今日こそ動かしてやるぜ!」とか妙なことを口走っていたが。

何というか、私が抑えに回るようになっちゃお終いだと思うんだ。自分で言うのもなんだけど。

……あぁ、結局フーケは私が倒した。
いや、私が倒したと言うか……『破壊の杖』を適当に弄ってたらゴーレムが勝手に吹っ飛んだと言うか。
まぁ、単なる偶然なんだけど。勝ちは勝ちかと。

でも何故か怒られた。納得いかない。


さて。ここで話が一気に飛ぶがご容赦を。
色々あって、敵はアルビオンの軍勢。その数はなんと七万。
どうしろと言うのか、というかむしろ清々しい程にどうしようもない。
そして、こんな時にやたら気合いが入っているのがウチの使い魔。
一体何をする気なのやら。

と、ここで出番となるのが『火竜の羽衣』。

うん。何それ? とか言われても困る。私だって全然分からない。
見た感じ、鋼鉄で出来た真っ赤な鳥、いや竜? ……と言ったところか。
何故だかさっぱり分からんが、彼はこいつを動かせるのだそうだ。

「七万人の観客とはな……燃えてきたぜ!!」

何か言ってる。……とにかく、戦う気になってくれた、のか?
ついに、この男の隠された実力が明らかになる時が来たわけだ。

『火竜の羽衣』は天高く舞い上がり、操縦者の声を地上の我々の元へと送り届けた。


「戦争なんてくだらねえぜ! 俺の歌を聴けぇぇ――――ッ!!」


……まぁ、そんな気はしていた。



――『マクロス7』より、熱気バサラを召喚。

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