あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ルイズのおとーさん-2

ペシペシ
「きゃぁ、きゃぁ」
ペシペシ
「きゃぁ、きゃぁ」

ルイズは「おとーさん」と名乗る白いゴーレムをほうきで叩きながらぐるぐるその場を追いかけ回しているのでした。
生徒たちのほとんどは、その光景を見ながら腹を抱えて笑っていました。
さすがにコルベールは笑いを堪えていたのでしたが、「コホン」と咳払いをし
「ミス・ヴァリエール。ミス・ヴァリエール!! そろそろ追いかけっこを辞めてコントラクト・サーヴァントを済ませてしまいなさい」
と、ルイズに対して声をかけました。
ルイズは立ち止まり肩で息をしながら考えました
(ちょっと変わってるけど、コントラクト・サーヴァントを済ませて躾けてしまえば・・・)
ルイズはコルベールに返事をすると、おとーさんに向き直り深呼吸をして落ち着いた上で詠唱を開始しました
おとーさんは不思議と逃げずにルイズを呆けたように見ていました。

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
詠唱終了と同時に、突然おとーさんの口が開くと黒く「げしょげしょ」と鳴く何かを大量に吐き出しました
「!!!!!!!!!!!!!!!」
ルイズは悲鳴こそ上げなかったものの、内心かなりビビっていた。
しかしそこは貴族、そんな事はおくびにも見せずにささやかな胸を再度張って問いかけました
「いい、今の何よ」
「げしょ」
「げしょ?」
「げしょ」
おとーさんは頷くと聞きなおすルイズそう答えました
「げげ、げしょくらい何だって言うのよ」
ルイズはそう言うとおとーさんの額に杖をつきつけ契約をするのでした
「ミス・ヴァリエール、何とか終わったようですね。さて、ルーンを拝見させてもらいましょうか・・・・」
コルベールはそう言って、おとーさんに近づくと左手に刻まれたルーンを見ながら首をかしげるのであった。
おとーさんも不思議そうにルーンを見ているのでした。
「珍しいルーンですね。宙に浮いて喋るゴーレムも初めて見ます・・・おっといけない」
コルベールはルーンをノートに書き写すと待っていた生徒に向かって
「みなさん、本日はこれにて終了します。学園内に戻りましょう」
「ミス・ヴァリエール、あなたも戻りなさい」
ルイズに向き直りにこやかにそう告げるとコルベールは戻って行きました
コルベールと生徒は空を飛んで行くのでしたが、ルイズは飛ぶ事も出来なかったので歩いて帰るしかありませんでした。
一歩踏み出したところでおとーさんを振り返り、
「ほら、行くわよ。ぼーとしてないで歩いて行くからグズグズしないの」
一言言うとため息混じりにまた歩き出した
おとーさんは空を見上げていましたが、ルイズに言われて素直にその後をついて行くのでした。
その見上げていた空には二つの月が浮かんでいました。


ルイズは部屋に着くと早速おとーさんに色々説明を始めました
自分はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールという名前で貴族である事
この世界には貴族と平民がいる事
貴族は魔法が使える事
おとーさんを使い魔として召喚したのは自分の魔法である事
召喚した使い魔は主人に服従する事
途中から夜食で用意させたサンドイッチを食べながらの説明はそろそろ終わりを迎えようとしていました。
「後、使い魔は主人の目となり耳となり・・・って出来ないみたいだし。秘薬の材料集めも無理そうね。ゴーレムみたいだからそこそこ強いと思うけど主人を守れるかどうかはまだわからないし・・」
そこでちょっと考えたルイズだったが
「とりあえず、出てきたときに掃除してたぐらいだから。掃除、洗濯と身の回りの世話でもしてもら・・・え? そろそろ帰りたい???」
ルイズは「うーん」と唸りながらこう答えた
「サモン・サーヴァントで呼び出した使い魔は、帰る事は出来ないの・・・・え? 自分で何とかする? あんた何言ってるの??」
おとーさんはそのまま部屋から出て行ってしまいました
ルイズが困惑しているとほどなくしておとーさんが帰ってきました。古くてボロボロになったドアを抱えて
「何そのドア・・・拾った? 壁につけて特異点をつなげる???
 意味わかんないんだけど」
ルイズに説明しながらおとーさんは部屋の壁にドアを据え付けていきます
「危ないから下がってて? その前にそんな所にドアなんかつけないでよ!! 壁に穴でもあけたら承知しないわよ!!」
ルイズやっぱりこの使い魔はわけがわからないと頭を抱えていると、突然ドアの方から
「シババババババババババババババババッ」
と聞いたことも無いような激しい音と眩いばかりの光が発生しました
「ここ、このバカ使い魔!!! いきなり何やってんのよ!!!」
怒鳴るルイズをよそにおとーさんはおもむろにドアを開きました。
「ただいま~」
「あ、おとーさんお帰りなさ~い」
「ちょっとアンタ!どこほっつき歩いてたんだい!! それにこんなドア作って!!!」
「げしょげしょ」


ルイズは呆然としているのだったた。理解の範疇を完全に超えていたので無理もありません。
その後、キュルケとタバサがうるさいと文句を言いに来たのだがルイズは口をパクパクするだけで何も答えられませんでした・・・

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