コンパニオンに1000$、宿代で700$だけ支払って酒池肉林と言えなくも無い思いをしたのは気のせいだろうか。コンパニオンの
姐さん達は多分報酬とは関係無くギーシュを可愛がり、深夜まで遊んでいた。彼女達にとってギーシュが可愛かったのと、それ程渡された
報酬が多かったのだろう。俺は酒を飲んで適当に楽しんで遊んでいた。
「お兄さん今日はありがとう。楽しかったし、こんなに頂いちゃってなんだか悪いわね」
「いや、礼を言うのは此方も同じさ。楽しかったよ」
遊び疲れて(遊ばれ疲れか?)安らかな寝息を立てているギーシュを横目に、コンパニオンの姐さん達に礼を言う。この姐さん達が居な
ければ、恐らく逃げ切れなかっただろうしな。さて、俺も今日は寝るか……。
姐さん達は多分報酬とは関係無くギーシュを可愛がり、深夜まで遊んでいた。彼女達にとってギーシュが可愛かったのと、それ程渡された
報酬が多かったのだろう。俺は酒を飲んで適当に楽しんで遊んでいた。
「お兄さん今日はありがとう。楽しかったし、こんなに頂いちゃってなんだか悪いわね」
「いや、礼を言うのは此方も同じさ。楽しかったよ」
遊び疲れて(遊ばれ疲れか?)安らかな寝息を立てているギーシュを横目に、コンパニオンの姐さん達に礼を言う。この姐さん達が居な
ければ、恐らく逃げ切れなかっただろうしな。さて、俺も今日は寝るか……。
――翌日。
「さて、ほとぼりも冷めた様だし、階下で朝食食べて学院に戻るか」
「ああ……なぁトニー、昨日の事はモンモランシーには内緒にしてくれ……」
「気にすんな、俺はそんな事言わんよ。お前は、昨日の経験をモンモランシーに如何に生かすかだけを考えてれば良いんだ」
荷物らしい荷物と言えば俺の武器と昨日の戦利品の金、この優男のいかがわしい秘薬だけなので、出立の準備にそう時間がかかるものでは
ない。入浴して匂いを消してから宿を出る事にする。
「さて、ほとぼりも冷めた様だし、階下で朝食食べて学院に戻るか」
「ああ……なぁトニー、昨日の事はモンモランシーには内緒にしてくれ……」
「気にすんな、俺はそんな事言わんよ。お前は、昨日の経験をモンモランシーに如何に生かすかだけを考えてれば良いんだ」
荷物らしい荷物と言えば俺の武器と昨日の戦利品の金、この優男のいかがわしい秘薬だけなので、出立の準備にそう時間がかかるものでは
ない。入浴して匂いを消してから宿を出る事にする。
――ギーシュを連れて町の外へ出ろ
少々薄暗く日はまだ昇ってはいないが、朝食を済ませて宿を出た。正直街中を長居は出来ないだろう。このまま街を出てしまえば終る。
俺は関係無いが、朝帰りは何かと問題もあるだろうが、まぁ今回はコイツの自業自得だ。
俺は関係無いが、朝帰りは何かと問題もあるだろうが、まぁ今回はコイツの自業自得だ。
やはり中世の時代の所為だろうか、中心から離れると人の数と建物の数は段々と寂しいものになっていく。サツの数もリバティーシティ程
では無いのも気楽な一因だろう。
「……マジかよ」
「……どうしたトニー……うあっ」
町の外に出ると、タイミングを合わせるように目の前にシルフィードが降りて来やがった。
「ちょっと何で朝帰りなのよ!!」
降りて来た瞬間、ルイズの喚き声が聞こえる。後ろと前にキュルケ、タバサとそうそうたる姉ちゃん達が一堂に会しているのは驚いた。
「凄いわね、男二人で朝帰り。何やってたの?」
「色々遭ったんだよ、このバカの所為で」
面白半分にキュルケは俺に聞いてくるが、答えられる事はこれ位なものだ。実際、ほとぼり冷ましに宿にいたと言っても、面白くも無かろう。
ましてや女を買って遊んでましたなどと言える筈も無い。
「で、お前らはどうして此処に?」
『あんた達を探しに来たんでしょうが!!』
ルイズとキュルケは声を合わせてこう叫ぶ。やはりこの二人は本当は仲がいいんじゃないのか?
「……御飯。私たち何も食べていない」
すっかり存在感が無いが、タバサが小さな声でこんな事を言う。なるほど、こいつら何も食わずに探しに来たんだな。
「私も夜も朝も何も食べてないわ……トニー、モーニング用意してよ」
「はいはい、分かりましたよお嬢様」
では無いのも気楽な一因だろう。
「……マジかよ」
「……どうしたトニー……うあっ」
町の外に出ると、タイミングを合わせるように目の前にシルフィードが降りて来やがった。
「ちょっと何で朝帰りなのよ!!」
降りて来た瞬間、ルイズの喚き声が聞こえる。後ろと前にキュルケ、タバサとそうそうたる姉ちゃん達が一堂に会しているのは驚いた。
「凄いわね、男二人で朝帰り。何やってたの?」
「色々遭ったんだよ、このバカの所為で」
面白半分にキュルケは俺に聞いてくるが、答えられる事はこれ位なものだ。実際、ほとぼり冷ましに宿にいたと言っても、面白くも無かろう。
ましてや女を買って遊んでましたなどと言える筈も無い。
「で、お前らはどうして此処に?」
『あんた達を探しに来たんでしょうが!!』
ルイズとキュルケは声を合わせてこう叫ぶ。やはりこの二人は本当は仲がいいんじゃないのか?
「……御飯。私たち何も食べていない」
すっかり存在感が無いが、タバサが小さな声でこんな事を言う。なるほど、こいつら何も食わずに探しに来たんだな。
「私も夜も朝も何も食べてないわ……トニー、モーニング用意してよ」
「はいはい、分かりましたよお嬢様」
男二人女三人で結構飲み食いした筈だが、掛った金額は200$にも満たなかった。おかしい、かなり飲み食いしたのだがな……。まぁ、
これら金は全て泡銭だからな。出所は言えんが。
「それにしてもトニー、お金はどうしたの?」
「そりゃ、お前やギーシュの『仕事等』で得た金だよ」
それにしても奇妙な光景だな、俺以外全員ガキときたもんだ。だがこれで馴染んでしまうんだから、末恐ろしい。こうやって信用を得ながら
元の世界に帰る算段は付けないといけないのだが、結構危ない橋は渡るものの元の世界よりはある意味安全なので、骨休みになれば良いな。
「足りないなら、遠慮しないでまだ食べていいぞ。俺の奢りだ」
「……本当?」
「構わないさ、シルフィードに乗っけてもらって礼もあるからな」
これら金は全て泡銭だからな。出所は言えんが。
「それにしてもトニー、お金はどうしたの?」
「そりゃ、お前やギーシュの『仕事等』で得た金だよ」
それにしても奇妙な光景だな、俺以外全員ガキときたもんだ。だがこれで馴染んでしまうんだから、末恐ろしい。こうやって信用を得ながら
元の世界に帰る算段は付けないといけないのだが、結構危ない橋は渡るものの元の世界よりはある意味安全なので、骨休みになれば良いな。
「足りないなら、遠慮しないでまだ食べていいぞ。俺の奢りだ」
「……本当?」
「構わないさ、シルフィードに乗っけてもらって礼もあるからな」
……どうして、朝食を食べに来た筈なのに日が傾きかけてるんだ?結局、俺があんな事を言ったのが原因だったのかは俺は知らないが、
朝食を食べた後、茶会を始めたのだこのお嬢様方は。朝食を喰いに来たんだぞ?……仕様がないので、俺もそれに付き合って調子に
乗ってチーズを口にしながらワイン飲んでいたのだが、気が付いてみると夕日が差し込んできてやがる。
「タバサ!……ちょっとタバサ!!食べてないで外を見なさい!」
ルイズとキュルケ、そしてギーシュは外を見て少し顔面が蒼白している。もう夕暮れ時なのだ。
「……学院に帰らなきゃ……」
その後、シルフィードを全力疾走させ(5人乗ってるので多少スピードは落ちているが)学院にとって戻ったのだが、この二日間を併せた
これらの情景に4人はこってりと油を搾られる羽目となった。そして俺は、何も無かったかの如く、食堂で豪勢な食事にありつき、何時も
の様にマルトーとワインを口にしていた。
朝食を食べた後、茶会を始めたのだこのお嬢様方は。朝食を喰いに来たんだぞ?……仕様がないので、俺もそれに付き合って調子に
乗ってチーズを口にしながらワイン飲んでいたのだが、気が付いてみると夕日が差し込んできてやがる。
「タバサ!……ちょっとタバサ!!食べてないで外を見なさい!」
ルイズとキュルケ、そしてギーシュは外を見て少し顔面が蒼白している。もう夕暮れ時なのだ。
「……学院に帰らなきゃ……」
その後、シルフィードを全力疾走させ(5人乗ってるので多少スピードは落ちているが)学院にとって戻ったのだが、この二日間を併せた
これらの情景に4人はこってりと油を搾られる羽目となった。そして俺は、何も無かったかの如く、食堂で豪勢な食事にありつき、何時も
の様にマルトーとワインを口にしていた。
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