あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの破壊神2

『鏡』を抜けるとそこは……土煙に満たされていた。
「何処だ…ていうか何が起こっている?」かつての主の姿で魔界の王は呟いた。
土煙がおさまると目の前には悲哀を含んだ表情で呆然としている少女、
そしてその背後には爆発寸前といった表情の少年少女達と壮年の男が一人。
一瞬の後その場は爆笑に包まれた。

実に不快な話である。

自分という存在を必要としている『世界』からの呼びかけに応えて
その世界に降り立った魔界の王に何たる仕打ちか、と。
爆笑が収まると目の前の少女が意を決して近づいてくる。
おそらくは彼女こそが我の召喚者であろうと推測できる。
故にこそ跪き「我を召喚したのは汝か。」と問う。
しかし目の前の少女はこちらの言葉を理解してないかの様に言葉を詰まらせ
そして呪文らしき言葉を紡ぐ。唯一理解できたのは少女の名前と思われる
『ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール』のみ。
そして少女はおもむろに近づき我に対して接吻をする。
唇に魔力の収束が見て取れたのでそれこそが儀式の要だと解っていたので
身動ぎする事無くこれを受けた。そして左手に激痛を感じ見れば何かの紋章が刻まれていた。
[牛に焼印を押すようなものか。ならば我はこの少女の所有物と言う事か]そんな事を考えていると
少女が「私の言葉が理解できる?」と聞いてきたので我は即座に「我を召喚したのは汝か」と再度問う。
「…そうよ。私の名前は」
「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、で良かったか?我が主よ。」
「!…あなたの」
「我が名はウルムナフ・ヴォルテ・ヒューガ。親しい者達からは『ウル』と呼ばれている。
 我は汝の剣となり盾となり、汝の齢尽きるまで汝を守り通そう。」
少々時代錯誤な物言いとはいえ、自分的には『うむ、100点』とか考えていると、
「いーから早くこっち来なさい、恥ずかしい。それから私の事は『御主人様』と呼びなさい。」
ふと周りを見れば他の少年達は、空を飛んで何処かへと移動している。
対するに我が『御主人様』は徒歩で移動している。そこで思わず「飛ばないのか?御主!ッ」
脛を蹴られた。どうやら禁句だったようだ。その場で脛を押さえて悶絶していると
「早く来なさいッ!ウル!」と叱られた。
前途多難な幕開けであった。



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