あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

GTA:LCS-0 18

「人を襲っておいてそれは無いよな?……まずは、こいつに頼まれた薬を出してもらおうか?」
「ああ…ひいい……お許しください……」
オヤジは俺に脅されて一歩も動く事が出来ない。まぁ、目的はギーシュそのものにあって、大方薬など端から用意していなかったのだろう。
「おい、ならこの店の有り金全部出せ、今直ぐにだ!!」
「はっ…はいぃぃぃぃ!!」
ショットガンをブンブンと振り回しながら恫喝すると、オヤジは半狂乱になって店中の金貨を掻き集め始めた。この頃になると、ようやく
優男がチンピラを始末する。全くダラダラし過ぎなんだよ。
「トニー此方の始末は付いたぞ」
「ダラダラし過ぎだ」
ショットガンを持っている俺を見て、優男は体中疑問に満ちていた。
「……なぁ、トニーって一体何者なのだ?元の世界では何をやっている者なのだ?」
「ただのレストラン経営者だ」
間違いは言っていない。表向きの商売だし、実家はレストランだからな。だが、ギーシュは疑念を更に強めたような表情を見せる。
「……表向き、はな」
聞こえるか聞こえないかの極小声で言い置くと、ギーシュははっとした様子で此方を見詰めた。

――5分後。
「これで全部か!?」
「はっはいぃぃぃっ!!」
オヤジを恫喝しながら金貨を出させると、おおよそ5000$相当の金貨が出て来た。それをオヤジに自分で馬車に積み込ませる。悪どい商売で
ぼろ儲けしていたに違いない。まぁ、ガキとは言え客を騙したのだから、これ位当然か。
「や…役人だあああぁぁ!!」
しかし、平静は次の絶叫で一瞬で破られる事となる。
「サツか……随分と手回し早ぇじゃねぇか」

★★★☆☆☆
「トニー!役人だ!!」
「ギーシュ馬車に乗り込め!!サツを撒くぞ!!」
手回しが余りにも早い。大方、これはこのオヤジが元々謀っていた事に違いが無い。この野郎……!!
「プレゼントをありがとうよ。これは俺からのプレゼントだ、受け取れ……!!」
ヘラヘラするオヤジにピストルの鉛弾を脳天に浴びせてやると、手綱を握り歓楽街の方面に馬車を疾走させる。此方ならサツも少ないだろう。
『そこの馬車止まりなさい!!』
上から声が聞こえる……おい、こりゃ飛竜かよ!!シルフィードより規模は半分以下だが、人まで乗って……まるでヘリじゃねぇか!!
「路地に逃げ込め!!」
無茶を承知で路地にカーブで進入する……危ない危ない、建物にぶつかる所だ……。だが、樹木が多い此処からなら上空から上空から見つかり
にくいだろう。
「トニー、これからどうするんだ」
「暫く人気の無い場所に逃げ込んで、警戒が解くまで休む……今日一日位だが、学院に戻るのはそれからだ」
とは言うものの、外に出ている限りは目立つだろう。特に俺が。
「あら、チャーミングなお兄さんと可愛らしい坊や。私と遊ばない?」
「私もどうかしら?」
ん?これは『立ちんぼ』か……待てよ、これなら……。
「姐さん達、俺達二人の相手してくれないか?500$づつ出すから……代わりと言っちゃなんだが、馬車と一緒に暫く休める宿を教えて欲しい
 のだが……大丈夫かい?」
「ええ!?そんなにくださるの?喜んで御相手させていただきますわ!」
「宿の方も任せてくださいね」
これら俺とコンパニオンとの会話に、ギーシュが目を白黒させている。
「ちょっ!ちょっと待てトニー、その…何と言うか……」
俺はギーシュの何とも言えない反応に吹きそうになりながら、二人の立ちんぼに宿を案内してもらう事にした。これなら、暫く身を隠せそうだぜ。

★★★★★☆
――2時間後。
「……モンモランシー……」
「何凹んでやがる、お前一番腰振ってただろうが」
比較的この歓楽街の中で大き目の宿を手配してもらった俺達は所謂イタした訳だが、この優男童貞だったのだろうか、一番初めは緊張していたが
始まってしまえば一番楽しんでいたようにも見える。まぁ、これがモンモランシーの時に役に立てば幸いなのだろうし、野郎なんてこんなもんさ。
「可愛かったわよ、坊や」
「お兄さん、お酒取ってきますわね」
「すまないな」
コンパニオンに渡した金とは別に、宿に金を多少なりと多く積んでおいたのは幸いだった。いたせりつくせりな対応で、何があっても俺の方に
誰も通さないお陰でこのまま事態は沈静化しそうだ。
「食事お持ちしましょうか?」
「そうしてくれると有り難いな」
こんな具合に色々とサービスしてくれるのだ。
「……しかしトニー、どうしてこんな事に……」
「あのサツの襲撃も計画だったんだよ。要はね、端から薬なんて用意する気はサラサラなく、お前をとっ捕まえさせてグラモン家を強請る算段
 だったんだろう。そうとしか考えられん……良くある手だよ」
ますます凹むギーシュに、酒を取りに行って戻ってきたコンパニオンの姐さんに見つかり、悪戯混じりに胸に顔を押し付けそのままベットに
押し倒されてしまった。まぁ、今はこれくらいで良かろう。
「食事をお持ちしました」
「おお、豪勢だな……頂くとしよう」
帰るのは朝になりそうだろうか……まぁいいか。

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