あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

GTA:LCS-0 14

第14回の始まる前のオマケ。
――隠れ家にピストルが届いた。
「……誰がどうやって送ってくるんだ……?」


第14回


――隠れ家にデルフリンガーが届いた。

多分使い道はないだろうが喋る剣『デルフリンガー』を貰った俺は、多少の疲労感はあったものの眠れない為に学院内を散策していた。要は
暇なのだが結構面白い物を見れる。やはり思春期な連中を抱えているこの学院は、そこら中でサカリがついてる連中を目にする。そんな中、
この間の優男が頭を抱えている。極めて自業自得だがモンモランシーに振られ、俺にボロ雑巾にされてから自信が無くなり、女っ気がなくて
インポ寸前だと聞いたが、これは噂以上に重症かもな。
「よう兄ちゃん元気無いな、ワインでも飲むか?」
「ゼロのルイズの……結構……」
この間のような覇気は感じられない。
「……あんたの名前……トニー……シプリアーニだったか……」
「ん?」
何か言いたげな様子だが、取り合えず此方から話を振るのは止めておく。
「モンモランシーと……」
「それ位自分で尻を拭えよ。かえって泥沼になるぞ」
最後まで聞かずに断言すると、縋るように優男は俺に抱きついてまで哀願する。
「お願いだ、僕に少し力を貸してくれ」
「知らん!ルイズに聞け!ルイズに『トニーを少し貸して』と聞いてOK出したら手を貸してやる!」
どうしてこいつ等はこうも下半身に素直なんだ!本当に自信なさ気だが、俺がこう言い切ると優男は頷いてルイズの部屋に歩いていく。
本当に聞くつもりなのか?分からないが。付き合うとろくな事が起き無そうなので、俺は早々に退散。今は隠れ家(ルイズの部屋)にも
戻りたくは無いので、今夜は暫く学院内を煙草でも吸いながら散策する事にする。しかしながら、広い施設だよな……まるで城塞だぜ。



暫く何の気無しに学院内を歩いていると、絶対中世じゃないなと実感できるような、下手すりゃ売春婦にも見えなくもないミニスカートを
穿いたポニーテイルの女とすれ違う。少々と年増だが十分色気のある女だった。この学院の関係者だろう。
「トニー・シプリアーニ」
すれ違った刹那、女は俺の名前を口にする。
「俺の名前を言ったか?」
「ええ」
振り返ってこう言い置くと、女は即答でこう返す。何とも含む意味を感じて警戒をさせてくれるのだが、この女は微笑みを浮かべて
俺に近づいてくる。いや、厳密に言うとどうにもこうにもキュルケ以上にいやらしい意味を込めた誘惑だった。何かある、こう感じた
俺は少々警戒した仕草を見せて身体を離す。
「あら?貴方は女には興味ないかしら……?」
同性愛者でもない限り、男が女に興味が無い訳ないだろ……こう言う誘惑と色香には惑わされねぇだけだ。
「そんな事はない」
「それとも、逞しい殿方の方がお好みかしら?」
「Fuck you!!」
このアマ舐めた事抜かしてんじゃねえ、学院関係者じゃなければマジで殺してる所だ。
「ごめんなさい、ごめんなさい、悪気は無いの。ふふふ……今日はごめんあそばせ」
空気を素早く読んだのか、女はこう言い置くとそのまま颯爽と去っていく。何かしらの意図がありありで極めて疑わしい接触は気持ちが
悪い。これならガキ達や普通の奴等とつるんでいた方が余程楽しいわ。気分が悪くなったので学生等の寄宿舎に戻る事にした。



寄宿舎に戻れば戻ったで、そこら中にさかりのついた連中が乳繰り合っている。全く下半身に忠実な連中だ。こいつらを見て見ぬ振りを
して煙草を咥えながら歩く。今の所は優男に会わないようにルイズに部屋に帰る事にする。
「……ん?」
煙草を吸いながら歩いていると、俺の上着を引っ張る奴が居る……さっきの青い髪で短髪の眼鏡を掛けた姉ちゃんだ。
「さっきの姉ちゃんか、俺に何か用か?」
だが、横にはキュルケまで居る。彼女の補足をするようにキュルケはこう言う。
「一度で良いから、こっちに来た時に乗っていた『クルマ』ってものに乗せて欲しいんだけど、良いかな?」
「ああ、問題ないぜ」
こんな可愛らしい事をお願いされるとは思わなかった。
「ただ、今日は夜だしもう遅い。明日、昼の間の方がいいと思うぜ。」
「それもそうね。明日にしましょう」
俺がこう提案すると、キュルケは青い髪で短髪のこの姉ちゃんを連れて帰っていった。先程のことを考えると、余程気持ちがいいと感じる
のは気のせいだろうか。
「さて、俺ももう戻るかな」
ほとぼりが冷めただろうタイミングを見計らって隠れ家に戻ると、微妙な表情を浮かべたルイズと対角線の位置に座る優男の姿があった。
この野郎、まだ居たのか……。
「ほらギーシュ、トニー帰ってきたわよ。直接頼みなさい」
「いや、トニーがルイズに聞けと何度も……」
やれやれ……。

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