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その蛙が何なのか

学院のメイジ及び騎士団総出で、その語るもおぞましき醜悪極まりない怪物が退治されたのは夜も更けた頃であった。
小山ほどもある巨大な怪物から放たれる腐敗臭は、それだけで人を発狂させ死に至らしめかねないほどに強烈で、近づく事も困難だった。
被害の拡大を防ぐ為、まず風下に引き付け、遠距離からトライアングル及びスクウェアクラスの火のメイジにより徹底的に焼却処分された。
その後、土のメイジ達で灰となった怪物の死骸を地中深くに還し、水と風のメイジ達により悪臭と汚された空気を完全に浄化する事で、
この、あまりのおぞましさに正史からも抹消された事件は、事後処理を除けば一応の解決を見たのだった。

その怪物が件の儀式により喚び出された事は疑いようがなかった。
悪臭によって死亡した斥候の情報によれば、儀式の場に生徒及び監督教師の存在は確認されておらず、
状況から見ても生存者の存在は絶望的であるとも、誰もが認めざるを得なかった。
――だが、不可解なのは儀式の場に大量に散らばっていた、『おびただしい種類の毒素に冒された蛙』の死骸であった。

その蛙も程なく有害物質として残らず処分された。
誰も蛙の数を数えようとしなかったのは、誰もが無意識のうちに、『その蛙が何なのか』を悟っていたからなのかもしれない。

学院創立以来続かれてきた神聖な儀式は、その年を最後に、トリステイン王国における最悪の禁忌として封印された。



終わり







-「ファイナルファンタジー」よりモルボルを召喚

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