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ルイズと剣狼伝説-5

所変わって、ここは学院長室
オールド・オスマンの仕事場である
そこに居たのは学院長オールド・オスマンと血相を抱えたコルベールであった
「それでコルベール君、これが君の疑問の答かね?」
「はい!これがミス・ヴァリエールの召喚した使い魔のルーン、そしてこれが・・・・」
コルベールは右手にスケッチを掲げ左手の指で古文に書かれたルーンを指す
「間違いありません!このルーンは始祖ブリミルの伝説の使い魔、『ガンダールヴ』のそれと同じです!!」
「ふむ・・・・」
オスマンは髭を撫でながら頷く
「確かにルーンは同じじゃ。ルーンが同じということは、ただの平民が『ガンダールヴ』になったということになるんじゃろうな」
「そういうことですな」
「しかし、それだけでそれは早計ではないかのう」
コルベールはさらに何か言いたそうな顔になる
「しかしそれが・・・・」
その時部屋にドアノックの音が響いた
「ロングヒルです」
秘書、ミス・ロングヒルが部屋に入って口を開く
「ヴェストリスの広場で生徒が決闘を始めたそうです。教師が止めに入ったそうですが他の生徒が邪魔で出来ないようです」
オスマンがふうっと溜め息をつく
「まったく、暇をもてあました貴族ほど質が悪い生き物はおらんわい。っで誰だねそれは?」
「一人はギーシュ・ド・グラモン」
「色男だったグラモンのバカ息子か。ではどうせ女の子の取り合いじゃろう。相手は?」
「それが、メイジではありません。ミス・ヴァリエールの使い魔です」
「えっ!?」
コルベールが目を見開いて驚き、オスマンを促した
「オールド・オスマン!」
「うむ」
オスマンが杖を振ると壁にかかった大きな鏡に広場の様子が浮かび上がる。



ギャラリーは再び騒ぎ始める。
学院にそびえ立つ、あの高き風の塔から突如人が飛び降りた
メイジならわかる、「フライ」など自分を浮かせる事ができる魔法であればそれは容易いだろう
しかし、飛び降りた男は魔法が使えない平民、しかもあのゼロのルイズの使い魔である
「マスターすまない、遅れてしまった」
ロムはルイズの方に向き謝る
「あ、あんたあんな所から・・・・、ってそんな事より!なんで決闘で遅刻なんかするのよ!!あんな事言っておいて!!」
「すまないがこれが終わってから話す。それより今は俺から離れてくれ」
ルイズは渋い顔をしながらギャラリーに戻る、顔を向けずに言った
「ロム!勝ちなさいよ!主人に恥かかせたんだから!!」
「ああ」(今・・・・初めて名前で呼んでくれたな)

「さてと、決闘に遅れたとは言えよくぞ逃げずにここまで来た」
ギーシュが薔薇をロムに向けながら言う
「ではこれより決闘を行う!!」
うおおー、っとギャラリーに歓声が巻き起こる!
「ナイスよタバサ、ここなら良く見えるわ」「・・・・・・・・」
キュルケとタバサは、タバサの使い魔、ウィンドドラゴンのシルフォードの背中に乗って空から決闘を伺う
シエスタは背伸びしながら懸命にギャラリーの向こう側を見ていた

「行くぞ(シャキーンッ)」
ロムの口元がバイザーで隠れる
それと同時に拳法の構えを見せる
(丸腰か・・・・、騎士のような格好をしているから剣でも持っていると思ったが・・・・。思ったより早く終わりそうだ。
さぁ断罪するがいい・・・・。女の子の心を奪った罪は大きいよ)
ギーシュは余裕の笑みを浮かべると薔薇を振った
花弁が一枚宙に舞う、するとそれは甲冑を着た女戦士となった
「・・・・・・・・!」
突然出現した人形に驚くロム
「僕はメイジだ。だから魔法で闘う。」
「・・・・・・・・・・・・」
「言い忘れていた。僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。従って、青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手するよ」
ワルキューレはロムに向かって突進していく
するとロムの腹に向かって殴って来る
「むっ!」っと声を出してそれを避けるロム、今度は横から蹴りが来たがそれも難なく避けた
(成る程、見掛けより動きが速いようだ。だが単調だ!)
「ほらほら!避けてばかりじゃ直ぐに疲れるよ!!」ギーシュが勝ち気で言う
上蹴りを避けたロムが右手を腰の位置まで下げる、そして
「天空宙心拳!!」
そう叫ぶとロムの拳がワルキューレの顔を砕く。ワルキューレは膝をつき、そして倒れた

「何だと・・・・」
ギーシュが突然の展開に驚愕する
「どうした、これで終わりか!」
「まっまだだ!まだ終わらんよ!!」
ギーシュがさっきより力強く薔薇を振る、すると六枚の花弁が六体のゴーレムとなる
「行け、あいつを倒せ!」
全てのゴーレムが腰の剣を抜きロムに向かって行く
「ここは同時に倒すのが速いな、ならば!はっ!!」「と、跳んだ!あんなに高く!!」
ギャラリーが空に顔を向ける
ロムは宙に舞うと一回転し、ゴーレムに向かって足を向ける
「天空宙心拳!稲妻跳び!!」
すると前にいた一体を蹴りあげ、砕くと同時にアクロバティックのようにまた跳びあがる。そして隣にいる二体目、その後ろにいる三体目、四体目、五、六と。
ロムは跳ぶのを止め、足を地に付ける
「・・・・・・・・・・・・」
無惨に砕けたゴーレム達が倒れている光景にギーシュは声が出ない
ロムはギーシュの居る方に体を向けて訪ねる
「さあ、続けるのか?」
「いや・・・・、まっ参った・・・・」

ギーシュの降参と同時に歓声が巻き起こる
「す、すげー!あの平民ギーシュに勝った!!」
「しかもあっという間に終わらせやがった!!」
「丸で蝶の様に舞い!蜂の様に刺す!」
「か、かっこいい!!」
などと交えた声が溢れていた
「ロム!とても素敵じゃない!やっぱり私の見込んだ通りの人だわ!!」
キュルケが手を組んで騒いでいる、タバサはと言うと
「・・・・・・・・・・・・」
無表情ではあったが彼女の握っていた本のページにはついたばかりのシワと彼女の汗のシミが付いていた
「ロムさん・・・・、貴族にかっちゃった・・・・、跳んでいる時、目あった・・・・」
シエスタはというと、あっと言う間の出来事であったので情報処理できずにいたが、その頬には赤みが差していた

「本当にギーシュに勝っちゃった・・・・」
「マスター、勝ってきたぞ」
ロムがルイズの下による
「あんた、そんなに強かったんだ・・・・」
ルイズはまだ驚いていた
「言ったはずだ。天空宙心拳でマスターを守ると」
「・・・・な、何言っているのよ使い魔の癖に!もう昼なんだから日が沈む前に洗濯して来なさいよ!!」
ルイズの頬はとても紅くなっていた
「わかった」
そういうとロムは寮の方へと向かって行った
ギーシュが立ち上がって首を振る
「ルイズ、彼は一体何者なんだい?」
「ただの平民でしょ」
「ただの平民に僕のゴーレムが負けるはずがないだろう」
「あんたが弱かっただけでしょ」



所変わって学院長室
「・・・・凄かったですなぁ学院長!」
「うむ!塔から名乗り、突然飛び降りる。そして疾風の様に敵を討つ!!
小僧共の喧嘩とは言え久々に心を熱くさせてもらった!!若い頃を思い出すのお!!」
映画を見ているのと同じなのか二人はとても興奮していた
ロングヒルはと言うと
(・・・・へぇ中々面白そうな人)
知的な外見からは思えない妖美な笑みで部屋を去った
「ところで学院長」
「なんだね?」
「やはり彼は『ガンダールヴ』のでしょうか」
「うむむ・・・・『ガンダールヴ』は様々な武器を使い、主を守ったと言われるがあの男は素手で闘ったが・・・・」
「いくらドットクラスの作ったゴーレムとは言え、素手や蹴りで砕くなんてありえません!」
「うむむむ・・・・」
「それに彼は人間ではありません」
オスマンが細い目を見開く
「なんと!それは本当かね!?」
「はい、『ガンダールヴ』の姿の記録は残っていません。これにより彼が『ガンダールヴ』である可能性はより高いと思います」
「うむむむむ・・・・、よしコルベール君、このことを王宮に報告するなよ。戦争の道具なぞに使われたらこまるからな」
「はっ!」
どたどたと部屋を後にするコルベール、そしてオスマンが呟く
「現代に甦ったガンダールヴ・・・・、人間ではない男、まさか・・・・」



そしてその日の夕方
「ふぅ、マスター洗濯物が乾いたぞ、マスター?」
「あの~ロムさん」
後を向くとシエスタが立っていて焼き立てのパンと手紙を持っていた
「実はミス・ヴァリエールに頼まれてこれを渡しにきたのです」
「マスターが?何々・・・・『ちょっと魔法の練習に行ってくるわ。夕飯までに戻るからそのパンでも食べて待っていなさい。ルイズ』・・・・・・・・」
「あのロムさん、どうしたんですか?」
「あ、いや、考え事をしていてな」
「あと、夕食後に厨房に来て下さいね。マルトーさんなんか張り切っていますし」
「ああ、楽しみにしておくよ」
「私も楽しみです!それじゃまた」
シエスタが部屋から出ていく
そしてロムは窓を開けて夕焼け空を見て、今日一日を振り返る
「ルイズ・・・・、君は必ず認められる、そう遠くない内にな」



おまけ
シエスタの日記
  • 今日の夜、ロムさんの決闘勝利お祝いパーティーをやりました。賄い食とは思えない美味しい料理をロムさんの隣で食べたりしながら・・・・
(中略)
それで皆やマルトーさんはロムさんの事を「我らの剣」と呼ぶようになりました。
そしたらマルトーさん、大奮発してヴィンテージ物のぶどう酒を持ち出してロムさんに飲ましたらもう大変!
ロムさん、お酒に弱いらしくてすぐに酔っ払ってしまいまい、突然料理を作ると言って厨房に入ると「このパンを作ったのは誰だぁ!」って言って出てくると
(中略)
そういうことでモチヅキさんは「もう二度と手を抜いてパンを作らないよ」って反省しました。
めでたしめでたし
(中略)
  • ロムさんが来て5日は経ちました。
早朝、ミス・ヴァリエールの衣類を洗濯している所に声をかけようとしたら二年生のマントを付けたセミロングの女の子が・・・・
どうやらロムさんはその人に洗濯を教えて貰って以来、よく話すそうです
可愛らしい容姿をしているのになんだか何時も赤い顔をしているから心配だと言っていました
そこでその日の夕方その女の子に・・・・
(中略)
っということで今日はとても清々しい一日になりました
明日もロムさんに会えるといいなぁ

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