あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

蒼炎の使い魔-04

ルイズは夢を見ていた。

それは「世界」の記憶。周りは暗闇。
そのうち声だけが聞こえだす。

「トライエッジ#知って>か?」
「今日@つが3ってくる」
「てめ$ええ<ええ!!」
「これだからPKは/・られないねえw」
「そ#でもPKなんて非生産的だと思うん¥す」
「無理、=界」
「全部%だの(ータなんだよ!」
「じゅばっち!」
「て0えは~ったい何者だ?」
「まさか、\バター!?」
「来&ぞ!」
「未W還者達を、返しやBれええええ!!」

それは彼が生まれた世界の記憶だった
所々に雑音が入ってよく聞き取れないが、これが彼の記憶なのだろう。
しばらく声が流れていたが彼女の夢は突然終わりを告げる

「ハアアアアアア…」

記憶を見ていた使い魔に唸られて、
「きゃああああああ!!」
叫びとともに目を覚ました。


いつもはすがすがしい目覚めなのに、一気に気分が沈んだ。
近い、そして怖い。
カイトは覗き込むようにしてルイズの顔を見ていた。
相変わらず、目は不気味に見開いている。
いくらなんでもこれはあんまりだ。

(そうよ、私が召喚したんだったわ…。
 これからはこんなのと生活しなければならないのよ)
深呼吸をして気分を落ち着かせると、立ち上がりパジャマを脱いだ。
下着も脱いで裸になってもカイトは何も反応しない。
「下着取って」
だが、反応しない
「そこのクローゼットの右下」
でも、反応しない
「早く取りなさい!!」
それでも反応しない。

業を煮やしたルイズは結局自分で服を着替えた。
最初からこうすれば良かったと彼女はあきれ声で呟いた。

「あんた朝ごはん抜きだから」

使い魔に対する罰も忘れずに。

ルイズはいつもの制服を着るとカイトをつれて廊下へと出た。
そこには、まるでルイズとは正反対の色気を持った赤い髪の少女が立っていた。
朝の挨拶をしつつ、赤い髪の少女は馬鹿にしたような目つきでカイトを見る。
「あはは!ほんとに平民を使い魔にしたんだ」
「うるさい!!」
「使い魔って言うのはこういうのを言うのよ」
赤い髪の少女(キュルケというらしい)のもとに巨大なトカゲが出てくる。
キュルケの話ではサラマンダーというらしい。
確かに図体は立派だがあまり脅威には感じられない。
カイトはその火トカゲを見る。
サラマンダーが野生だったら今すぐこの場から逃げ出していただろう。
しかし今は使い魔。主人をおいて自分だけは逃げ出すことができなかった。
自然と体が震えだす。
本能が悟ったのだろう。絶対に勝てない、と。


「どうしたの?」
異変に気づいたキュルケが答える。
それでもサラマンダーは主人の言葉に答えない。
そのうちカイトに向かって頭を下げた。彼(?)なりの服従のポーズなのだろう。
犬だって勝てない相手には腹を向ける。
キュルケは愕然とした。
すばらしい使い魔なのに、「ただ」の「人間」にびびっているのだから。
「あなた、何者?」
「ハアアアアア…」
キュルケが問うが、カイトは呻き声を出すだけだ。
「ルイズ、この子は何なの?」
「私だって分からないわよ、でも…」
「何よ」
「カイトって言うらしいわ、彼の名前」
「ふーん」
キュルケは興味を覚えていた。
火トカゲをびびらせる正体不明。
周りの男はいつも自分の体を見るたびにいやらしい視線を向けるのだが、
彼はそんなことはしなかった。まるで興味が無いように。
「それじゃあね、ゼロのルイズ」
ルイズに対する皮肉も忘れない。
そういってサラマンダーを引きつれ歩いていく。
彼女の使い魔は安心したのだろう。元気に歩いていった。
そのうち彼女は一人呟く。
「面白いわね、彼」
キュルケの呟きは誰も聞くことは無かった。


ルイズは自分の使い魔を見て考え事をしていた。
何も話さない。
正体不明。
サラマンダーをおびえさせた。

それはまるで「ヒト」では無いようで。

(それを召喚した私は何?)

メイジの実力は使い魔を見ろとこの世界では言われている。
自虐的になるが、自分の魔法は成功したことが無い。
それなのに、何もしていないカイトを見て本能のままにカイトに屈した。
(カイト、あんたは一体何なのよ…)

その疑問に答える物は誰もいなかった…


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