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超魔王(?)使い魔-7

「んにゅ…」
よく寝た。まだ寝たりないけどそろそろ起きなきゃ朝食に間に合わなくなる。
それは避けたい。朝の食事は健康のためにも必要なのだ。
「んー…」
寝呆け眼のまま着替え始める。途中で舟を漕ぎそうになるが耐える。
「よし!今日も頑張ろう!」
気合いを入れて一歩踏み出したら、
「ぐえっ」
なんか踏んだ。
あ、そうだ。使い魔召喚したんだった。いつもの癖で着替えてしまった。こいつにやらせるつもりだったのに…
というかご主人さまより起きるのが遅いのはどうなんだろう。使い魔のくせに。
あ、そう考えるとイライラしてきた。ほっぺたつねってやろうかしら。
そう思って使い魔の顔を見る。
「あら…」
寝顔はけっこうかわいいかもしれない。つねるのはやめてほっぺたをつついてみる。
ぷにぷに
「ん~…」
ぷにぷにぷに
はぁ…やわらかい。しかし全然起きない。
「ちょっと、起きなさい」
「ん~、あと三日~」
どんだけ寝る気だ。
「起きなさいってば」
「うるさいぞエトナ…」
エトナ?誰だろう?ねぼけてるのかな?
「おーい、起きないと吹っ飛ばすわよー」
「…くかー」
ダメだ、こいつ起きない。そろそろ本気で吹っ飛ばそうかと考えていたら、聞き捨てならない言葉を聞いた。
「…この貧乳どもめぇ~俺様の恐ろしさを思い知ったかぁ」
…貧乳だとう?いやいや落ち着くのよ私。ただの寝言よ。心を広く持つのよ。それに私に言ってるワケじゃないわ。
「ふん、所詮はぺったんこ俺様の敵ではないわ…」
大丈夫、大丈夫、大丈夫。落ち着け落ち着け落ち着け。

「お前らの胸がこれ以上大きくなるワケないだろうがぁ~」
よし、吹っ飛ばす。
全世界の貧乳のみなさんの怨念を込めて…
「貧乳の何が悪いのよーーーーー!!!」
大 爆 発 !!
あ、狙いがそれた。チッ、奴は無傷か…次は当てる!
「ななな、何をするのだ貴様ーー!?」
起きたか…でもやることは変わらない。
「おっぱいが大きくならないなんて誰が決めたのよーー!!」
よし!ヒット!空中に浮いたところで追撃をかける。
「私、だって、好きで貧乳になったんじゃないわよーーー!!」
必殺の空中コンボ。床には落とさず連撃を叩き込んでいく。
80コンボを過ぎたあたりで部屋に誰かが乱入してきた。それにちょっと気をとられたせいでコンボが途切れてしまった。
いいところだったのに…
「ちょっと、ルイズ!?何よさっきの爆発音は!」
キュルケか…私より“少し”胸が大きい。いずれはキュルケよりも大きくなるから将来的には私の勝ちね。
「ちょっと使い魔を躾けてただけよ」
「ちょっと、ねぇ…」
キュルケが少し引きつった表情でボロボロになって気を失っている使い魔を見てる。
「何よ?何か文句あるの?」
「あのねぇ、ルイズ。仮にも子供なんだから加減してあげなさいよ」
「いいのよ、自業自得なんだから。これくらいで丁度いいの」
そうよ、貧乳に罪はないんだから。
「それにしても、本当に平民の子供を使い魔にするなんてねぇ…」
ニヤニヤ笑いながらこっちを見てくる。ムカつく。
「やっぱり使い魔にするならこういうのがいいわよね~、フレイムー」
そういうと何やら私の部屋に火トカゲが入ってきた。たぶんこれがキュルケの使い魔なのだろう。
ていうか人の部屋に勝手に入れんな。暑いだろうが。常識が無いのかしら。

「それってサラマンダー?ていうか勝手に部屋に入れないでよ」
「そうよー。火トカゲよー。しかも見てよこの尻尾。
ここまで鮮やかで大きな炎の尻尾は間違いなく火竜山脈のサラマンダーよ。
好事家に見せたら値段なんかつかないわよ」
後半については無視ですかそうですか。自慢したいだけなんだろうなあ。
…なんて嫌味なやつなんだろう。これだからツェルプストーの女は…
「うぐ…ん?」
あ、起きたみたい。
「あら、おはよう、坊や」「うぐぉあっ!」
んん?何だろう。キュルケが声をかけると何やらダメージを受けていた。
「どうかしたの?」
キュルケも疑問に思ったみたいだ。
「ま、待て、それ以上近寄るな!」
本当に焦っているみたいだ。どうしたんだろう。
「俺は貴様のようなむちむちした女が苦手なのだ!」はぁ?何よそれ?
「ちなみにこいつのようなぺったんこなら別に何も問題ない」
ちょっとぽかーんとしてしまった。キュルケは大笑いしている
コンボ再開。目指せ1000ヒット。
…200ヒットをこえたあたりでキュルケに止められた。残念。

「…だ、大丈夫?」
キュルケが少し心配そうに使い魔に聞く。ちなみにフレイムは私がコンボを決め始めたあたりから逃げ出した。
…どうしてだろう?
「ぎりぎり生きてるんだから大丈夫よ」
本当にぎりぎりだけどね。
「…これが、大丈夫だと思えると、いうのなら、お前は異常だ…」
息も絶え絶えに使い魔が言う。口の減らない子ね。もうちょっとやっちゃってもいいんじゃないかしら?
「と、ところであなたのお名前は何ていうの?」
不穏な気配を感じ取ったのかキュルケが話題を変える。…命拾いしたわね。
「超魔王ラハール様だ。」
はい嘘つき。超魔王じゃなくて超魔王(?)でしょ。
「ラハールね。私はキュルケ。キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アルハンツ・ツェルプストーよ。
二つ名は“微熱”。よろしくね」
「…長い。ってだから近寄るなと言っておるだろうが!」
あ、フレイムが部屋に戻ってきた。でも時折怯えた目でこっちを見てくる。なにかしたっけ?
「さ、そろそろ行かないと朝食に遅れちゃうわね。ラハールって言ったわよね?
ルイズのところにいるのが嫌になったら私のところにいらっしゃい。じゃあね」
ふう。やっと行った。一応こいつに釘を刺しておく。
「もしあんなやつのところに行ったら公開処刑だからね」
「言われなくてもあんなむちむちした女のところになど行かん」
これなら大丈夫そうね。
「さ、私たちも行くわよ。早く行かないと食べられなくなっちゃうし」
そう言いながら部屋を出る。さ、今日はこいつをたっぷり働かせないとね。
こいつにさせることを考えると顔がニヤけてくる。
「…何をニヤニヤしているのだ、気色悪い」
とりあえずまたコンボを叩き込んでおいた。

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