「キュルケ!」
「あらステークス」
ここは3階だったはずだが……そう言えばここは魔法学院だったな。正直何を見てももう驚かん。
「待ち合わせの時間に君が来ないから来て見れば……」
「じゃあ二時間後に変更して」
「話が違う!!」
興奮する男に、キュルケは魔法を使ったのか蝋燭の炎を操って老け顔の学生にけしかけ駆逐する。
「アッ――――――――!!」
「今のは?」
「只のお友達」
どれだけ股が緩いんだ。貴族と言う事は便宜上、こいつは『姫』と言う事だろ?全くすげぇ世界だぜ。
「キュルケ!!今夜は僕と激しく……アッ―――――――――――!!」
また出やがった。キザっぽい野郎が顔を出した途端、キュルケは先程の老け顔のメイジと同じ手口で駆逐する。このお姫様は随分と
遊んでやがるなぁ……。
「あれも友達か」
「そうよ」
少々呆れ気味に俺は見据えると、急かすようにキュルケは言い置く。
「あらステークス」
ここは3階だったはずだが……そう言えばここは魔法学院だったな。正直何を見てももう驚かん。
「待ち合わせの時間に君が来ないから来て見れば……」
「じゃあ二時間後に変更して」
「話が違う!!」
興奮する男に、キュルケは魔法を使ったのか蝋燭の炎を操って老け顔の学生にけしかけ駆逐する。
「アッ――――――――!!」
「今のは?」
「只のお友達」
どれだけ股が緩いんだ。貴族と言う事は便宜上、こいつは『姫』と言う事だろ?全くすげぇ世界だぜ。
「キュルケ!!今夜は僕と激しく……アッ―――――――――――!!」
また出やがった。キザっぽい野郎が顔を出した途端、キュルケは先程の老け顔のメイジと同じ手口で駆逐する。このお姫様は随分と
遊んでやがるなぁ……。
「あれも友達か」
「そうよ」
少々呆れ気味に俺は見据えると、急かすようにキュルケは言い置く。
「とにかく!夜は短いわ……貴方との時間を無駄に過ごしたくないの……」
そう言って俺の顔に自分の顔を近づけようとした刹那、更に上を行く光景を目の当たりにした。
「「「キュルケ!!何してる、恋人は居ないって言ったじゃないか!」」」
暗くて少々確認できないが、三人ほどの野郎が我先にと争いながら窓の向こうで喚いている……実際は違うのだろうが、俺らの世界
では『公衆便所』と言われかねんぞ……。
「えーっと、じゃあ6時間後に……」
「「「朝じゃないか!!」」」
いや、もう鬱陶しい。流石にそう感じた俺は、火炎放射器を取り出して窓に向けて構え、引き金を引こうとした同時に、
「おお!?フレイム!」
嬉々とした声とともにキュルケがこう言うと、トカゲのフレイムは俺の横で勢い良く炎を吐き出す。俺の火炎放射器とフレイムの炎を
浴びた三人組は、はち切れんばかりの悲鳴と共に四散していった。
「死んだかな」
一言思わずこう言い置いた隙に、キュルケに押し倒された。いかんな、こいつ本当にヤる気だ。
「愛してるわ、トニー……」
何と言う雰囲気の持ってき方だ。流石に犯してしまうのはまずいな……適当に言い訳して切り抜けなければな。雰囲気に飲まれてヤって
しまっても良いのだろうが……ママは悲しむだろう。
そう言って俺の顔に自分の顔を近づけようとした刹那、更に上を行く光景を目の当たりにした。
「「「キュルケ!!何してる、恋人は居ないって言ったじゃないか!」」」
暗くて少々確認できないが、三人ほどの野郎が我先にと争いながら窓の向こうで喚いている……実際は違うのだろうが、俺らの世界
では『公衆便所』と言われかねんぞ……。
「えーっと、じゃあ6時間後に……」
「「「朝じゃないか!!」」」
いや、もう鬱陶しい。流石にそう感じた俺は、火炎放射器を取り出して窓に向けて構え、引き金を引こうとした同時に、
「おお!?フレイム!」
嬉々とした声とともにキュルケがこう言うと、トカゲのフレイムは俺の横で勢い良く炎を吐き出す。俺の火炎放射器とフレイムの炎を
浴びた三人組は、はち切れんばかりの悲鳴と共に四散していった。
「死んだかな」
一言思わずこう言い置いた隙に、キュルケに押し倒された。いかんな、こいつ本当にヤる気だ。
「愛してるわ、トニー……」
何と言う雰囲気の持ってき方だ。流石に犯してしまうのはまずいな……適当に言い訳して切り抜けなければな。雰囲気に飲まれてヤって
しまっても良いのだろうが……ママは悲しむだろう。
「悪いなキュルケ、俺はルイズの使い魔だろ?あいつの世話しなきゃならんのでな」
もっともらしい言い訳を並べたものの、
「放っておきなさいなゼロのルイズなんて」
こう言い切って一蹴された。こう言う状況以上、キュルケを乱暴に振り払うわけにも行くまい。だが、救いの女神は唐突に来るものだ。
「キュルケ!」
「あら?」
「ルイズ?」
視線の先には、子供っぽい薄いピンクのパジャマと言うべきものを羽織っているルイズが
「取り込み中よヴァリエール」
「ツェルプストー、誰の使い魔に手を出してるのよ」
顔を歪ましてイラついているルイズに、しらっとした態度でキュルケはこう返す。
「仕方ないじゃない。恋と炎はフォン・ツェルプストーの宿命、恋に身を焦がす事こそ本望なのよ」
だが、半分無視した様子で俺を引っ張るようにして起す。やれやれ、俺はモノじゃねぇんだぜ。
「帰るわよトニー、『公衆トイレ』に取られるものですか」
「…それはどう言う意味?」
ルイズ、お前その言葉の意味本当に分かって言ってるか?いや絶対分かってないな。幸い、このキュルケも理解していないようにも見える。
ここは混乱に乗じてルイズを連れて退散するか。と言うか、何処で覚えたんだ、そんな下品な言葉……。
もっともらしい言い訳を並べたものの、
「放っておきなさいなゼロのルイズなんて」
こう言い切って一蹴された。こう言う状況以上、キュルケを乱暴に振り払うわけにも行くまい。だが、救いの女神は唐突に来るものだ。
「キュルケ!」
「あら?」
「ルイズ?」
視線の先には、子供っぽい薄いピンクのパジャマと言うべきものを羽織っているルイズが
「取り込み中よヴァリエール」
「ツェルプストー、誰の使い魔に手を出してるのよ」
顔を歪ましてイラついているルイズに、しらっとした態度でキュルケはこう返す。
「仕方ないじゃない。恋と炎はフォン・ツェルプストーの宿命、恋に身を焦がす事こそ本望なのよ」
だが、半分無視した様子で俺を引っ張るようにして起す。やれやれ、俺はモノじゃねぇんだぜ。
「帰るわよトニー、『公衆トイレ』に取られるものですか」
「…それはどう言う意味?」
ルイズ、お前その言葉の意味本当に分かって言ってるか?いや絶対分かってないな。幸い、このキュルケも理解していないようにも見える。
ここは混乱に乗じてルイズを連れて退散するか。と言うか、何処で覚えたんだ、そんな下品な言葉……。