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ユリアゼロ式-TYPE3


ユリアゼロ式-TYPE3「ご主人様は使い魔の夢を見るか?」

研究室に引きこもっているミスタ・コルベールは、生徒であるミス・ヴァリエールが召喚した使い魔である女のことを思い浮かべた。
毎日のように主人に魔法で吹き飛ばされているのに傷一つ無い彼女を不思議に思っていたのである。
ひょっとしたら、彼女には何か不思議な力があるのだろうか? それとも……
「ルーンに何かがあるのかもしれない……」
しかし、残念なことにルーンのスケッチをするのを忘れていた。
いや、できなかったのだ。コントラクト・サーヴァントの時に見せつけられたもののおかげで下腹部に血液が集中して正直前屈みになるのがやっとの状態だったのだから。
「一度彼女達と話をしてみたほうがいいな……」
そうひとりつぶやいたコルベールは久しぶりに風呂に入ろうと思った。

久しぶりにルイズは夢を見た。
それは幼い頃の私が出てくる夢だった。
その頃は魔法が出来なくて母親に怒られてばっかりだった。姉二人は成績が優秀で皆私のことを無かったことのようにするのではないかと恐れていた。
だから私は逃げた。自分と同じようにもはや誰からも忘れられていた私の思い出の場所に。
その場所を私は秘密の場所とよんでいた。
そこは小さな池に小船が一艘あるだけ。その小船の中で私は蹲ってじっとしてただ、時が過ぎるのを待っていた。
「ぐすっ………ぐすっ………」
いつの間にか私は泣いていた。
ただ、嫌なことから逃げている自分が情けなくて。
でも、それを打開しようとはまだ思えなかった。ただただ、悔しくて泣いているだけだった。
「……ルイズさん?」
いつのまにか泣きつかれて寝てしまったようだった。
ふとみるとそこには女性の柔らかそうな膝枕があった。
「あ、起きましたか?」
彼女はゆっくりと私を起こしてくれた。
彼女に泣いていたところを見せまいと後ろを向いて手でごしごしと擦った。逆効果だった。
「拭いてあげますよ。」
そう嬉しそうに言った彼女は顔を近づけて舌をべろんと出して……
って、私この時6歳の女の子よ! っていうかあんたユリアでしょ!
こんな多感な年頃の女の子に涙を舌で拭い取るとかあんた私にトラウマでも作らせる気? いいかげんにしなさ――――――

「あっ、おはようございます。ルイズさん。」
起きたらなぜかユリアが膝枕をしていた。
『ユリア100式マニュアル
ダッチワイフであるユリア100式はユーザーと接する際は自然とラブラブモードになってしまうのだ!』
「あっ、あんた! いきなり私の頭を膝に乗せて何したのよ!」
「や、やだなぁ~ なっ、なにもしてませんよ~」
「なんで、泳いでる目をそらしてるのよ。私の目を見てもう一度言いなさいよ。」
「く、唇があまりも可愛かったので……つい。」
「あっ、あんた! わっ、私のにに、二回目の、きっキスも奪ったの! ねえ奪ったのね!」
「ちっ、違いますよ。 ただ、上の唇がかわいかったから下のも気になって……」
「どこの痴女よ!」
朝っぱらから大きな爆発が起きる。ユリアはいつもどおり吹き飛ばされたがいつもどおり無傷だった。
「今日という今日はもう許さないんだからっ!」
「あ、あの~……その手に持っている物は……」
ユリアは御主人様が持っているものを恐る恐る指差した。
「これ? ああこれは、おいたをする使い魔にたーっぷりおしおきするためのモノよ。」
「な、なんだか嬉しそうですね………」
ルイズは手に持った鞭をユリアに振り落とし、
ピシッ
「きゃあ!」
「おいたばっかりして」
ピシッ
「ひゃうっ!」
「本当どうしようもないんだから」
ピシッ
「ひゃわぁ!」
「少しは反省しなさい!」
ルイズはユリアがちょっと嬉しそうな表情をしていたのが腹立たしくなり、
『ユリア100式マニュアルダッチワイフであるユリア100式はMっ気が強く設定されているのだ!』
手を緩めることなくユリアの身体のあちこちに傷をつけるように鞭をたたき続けた。
ユリアに傷ひとつないのが不思議だったがえんえんと叩き続けた。
ピシッ!ピシッ!ピシッ!
「ひゃわっ! はうっ! ひゃううぅ!」
「ほらほら! もっと私に叩かれて感じている声を聞かせなさーい!!
あっはっはっはっは!」
そのタイミングでキュルケとタバサがルイズの部屋に入ってきた。
「ルイズ~ 呼んでも返事しないからちょっと開けさせてもらったわよ~って………」
無言のキュルケ。そしてタバサは
「………何プレイ?」
「えっ、いや、あの、えっと、その……」
突然の出来事にうろたえるルイズに「ソフトSMです!」
と、ユリアが満面の笑みでそう答えた。直後にルイズの蹴りが飛んだが

「ユリア君」
食堂に向かう途中にユリアはミスタ・コルベールに呼び止められた。
「はっ、はい。なんでしょうか?」
ユリアは不思議に思いつつも足を止めた。
彼女の服はキュルケの私服で少し胸がはだけて見えるものだった。
なのでついつい目がそっちにいきそうになったがコルベールは本来の目的を忘れてはいなかった。
「突然だが……使い魔の契約をしたときに腕に何か紋章とか、そういう印のようなものはできなかったかい?」
「いえ、腕には特に何も……」
「"腕には"ということは他のところには何か印というものがあるのかね?」
だが、コルベールはいささか焦りすぎていた。
彼女の胸元をちらっと見て少し興奮したせいかもしれなかった。
「えっ、はっ、はい。確かに他のところに変なのが……」
「それはどの部分なのだ! 言ってみなさい!」
「むっ、胸の谷間に……」
「じゃあ今すぐ見せなさい!」
「えっ……でも……」
「いいから! 悪いことは何もしないから!」
「いやっ、その……」
「お願いだから、君の胸を見せてくれ、ユリア君!」
「だから……えっと……」
「だから、何?」
「うしろ……」
コルベールが振り返るとそこには般若の形相をしているルイズがいた。
「ミスタ・コルベール……」
「ちっ、違う! こっ、これには深いわけがあって……」
「うるさいうるさいうるさい! 人の使い魔に手を出すとはなんという淫売教師! この世界は間違いなく滅びるわ!」
「そこまで言わなくても………」
「だっ、だからその落ち着いて私の話をき……」
爆発。哀れ、コルベールはどこかへと吹き飛ばされてしまった。
「大丈夫、ユリア? あいつに何かされなかった?」
「はい。何ともされてませんよ? ルイズさん。」
「よかった……。」
ルイズはほっと胸をなでおろした。
「ところでさっき、胸がどうとかってあいつ言ってなかったっけ?」
「はい。最近胸に何か変なものが出来たんですけども……」
と言いながらあっさり胸元を露出させるユリア
「な、何してんのよ! そ、そんな大きな胸して……」
「い、いやー それほどでもないですよー」
その一言でタバサが目を剥いた。それに気づいたユリアが恐る恐る問いかける。
「わっ、私何か……」
「そうじゃない。」
理解したタバサはすぐさまユリアの誤解を解いた。タバサが目を剥いたのは彼女の胸元にある何かの事だった。
「これは………」
「これがどうかしたんですか?」
不意にタバサがそれに触れるユリアが「きゃあっ」と艶っぽい声を上げたが誰も気にしなかった。
「このルーンはいつごろからあったの?」
「ええと……ここに召喚されて、いつの間にか……」
「コントラクト・サーヴァントの儀式のときについたんじゃないのかしら?」
キュルケがそう言った。ルイズもそれに頷く。
「そうよね……そのルーンがあってから何か変わったことは無い?」
「え、ええと……」
ユリアは今までの日々を指折りながら思い出していく。
「まず、ルイズさんの魔法で吹き飛ばされてもぼろぼろになる前にこのルーンが光って無傷でいられたんです。」
そこまで思い出したユリアは急に満面の笑みでこう付け加えた。
「あと、108以上の性技も使えるようになった気がするんです!」
「「「………」」」
ルイズとキュルケとタバサは顔を見合わせた。
108の性技はともかく攻撃を無効化にするとはそんな奇妙な力がこのルーンにあるのだろうか?
3人は改めてルーンをまじまじと見つめた。
「やっ、やだ……はずかしい……」
『ユリア100式マニュアル
ダッチワイフであるユリア100式は見つめられると身体が火照ってしまうのだ!』
ユリアが身体をくねくねとさせていたが敢えて無視する3人なのであった。

時間を食ってしまったが、朝食を食べに行こうと食堂に足を向けるとなにやら大きな声が聞こえてきた。
「おーい! 姫殿下がこの学院を行幸されるそうだぞーー!!」
4人は顔を見合わせた。


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