あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

GTA:LCS-0 6

「君の使い魔…キュートなところが君にそっくりだよ……」
稚拙で甘ったるい言葉だな、聞いていて思わずゲロが出そうだぜ。だが、モンモランシーはまんざらでもない反応を示す。なるほど、この
姉ちゃんはこの優男を悪く思ってないんだな。そうじゃなきゃ、こんな言葉を聞いた瞬間拳が出てもおかしくないぜ。
「僕は、君の瞳に嘘はつかないよ」
冗談は顔だけにしてくれ、お前大嘘ついてるじゃねぇか。
「でも最近、一年生と付き合っていると言う噂を聞いたんだけど?」
「うっ!……馬鹿な事を……君への想いに裏表なんてないんだ……」
察しがいいな、昨日の借りもある。少々首を突っ込んでみるか……。
「そう言えば……昨日は暗かったから両方黒と思っていたが、あの姉ちゃんのマント茶色かったかな……学年ごとに色分けされているのか」
余計な一言で付け加えた俺の言葉で焦りの表情がうかがえる優男と、疑念を滲ませるモンモランシー。
「とっ…とっとと仕事に戻りたまえ……ああ!ゼロのルイズの……!!」
「昨日は後ろから襲って悪かったな、じゃあな」
にこやかに去る俺を見たモンモランシーは一層疑念に満ちた顔で優男に問い質す。
「ねぇギーシュ何の話よ?トニーの言った意味を説明してちょうだい」
この優男の名前はギーシュと言うのか。野郎、二股ばれそうになって焦ってやがるな。
「あっ……」
これはこれは……昨日優男と一緒に乳繰り合っていたガキじゃねぇか。反応から察するに、襲ったのが俺だと言うのに気が付いてやがるな。
そしてバスケットを持って優男探しているところを見ると……破綻も時間の問題か。

「あ…あの、ギーシュ様は……?」
「ああ、ギーシュ『様』なら、あちらのテーブルですよ」
腹から来る笑いを堪えながら何食わぬ顔をして対応すると、多少疑問に持ちつつもこのガキは優男の元に走っていく。自重しても、ニヤケた
顔を止める事は後半になって無理になった。いや、笑うだろ?コレは。
「ギーシュ様ぁ♪」
まずいな、笑いがとまらねぇ。この先の顛末を容易に予想できる辺り我慢出来ないな……。
「ケ…ケティ!?」
「探しておりましたわ、ギーシュ様ぁ♪」
普通ならば、状況が普通ならば普通の恋人に見えるのだが、横に居るモンモランシーが笑いを誘う。
「昨日話しておいた手作りのスフレ、今日のお茶会にと思いまして」
このガキの一言でモンモランシーの疑念が最高潮に達する。
「昨日の?」
「よかったじゃねぇか色男、お前昨日嬉しそうに話してたじゃねぇかよ」
そこで止めの一言を投げかけた。
「き…君!?」
「本当の事じゃねぇか」
「さっきから君は何を言ってるんだ!彼女たちに誤解を……」
「誤解か?俺は事実しか言ってないぜ……あのまま俺に襲われてなかったら、そのまま草むらか何処かに連れ込んで犯っちまう手筈だったんだろ?」

この一言に場が一気に緊張する。貴族は聞かないかもしれない下品な言い回しで攻め立てると、非常に苦し紛れだが優男は反論する。
「ヤるって何だ!?」
「知らないんかよ……そりゃ押し倒して××××××××しちまう事なんじゃねぇの?」
最後の下品極まりない一言に場は爆笑に包まれ、もう笑うしかない奴や、困惑する奴、赤くなる奴様々だった。モンモランシーとガキはこの一言が
止めとなり、全身全霊の平手打ちをこの優男に浴びせて背を翻していった。がっくりと肩を落としながらもしっかりと起き上がる。
「どうやら君は……貴族に対する礼を知らないようだな」
女二人に平手を浴びた優男の怒りは、はっきりと俺に向いた。
「知らねぇなそんな事は」
「よかろう」
しれっとした態度でこう言い返すと、優男は逆ににやけながら俺を見据えてきた。

「はぁ?決闘?」
優男は薔薇を此方に向けながら仰々しくこうのたまった。おいおい、二股掛けて破綻した自業自得だぞ?
「その通り君に決闘を申し込む、君は平民で、あまつさえ使い魔の分際でこの貴族であるこの僕を侮辱し、二人のレディーをも泣かした!」
格好よく決めたつもりなのだろうが、正確な状況を言い切ってやる事にする。
「泣くどころか、ブチ切れてたぞ」
そう言うと周囲は爆笑に包まれた。だが、それに怒りに油を注いだのかこの優男はやる気マンマンだ。
「決闘ねぇ……言い方は格好いいが、要は 殺 さ れ て も 文 句 は な い んだよな?」
真顔でこう言うと、一気に緊張する。さっき嬲ったデブなんか、奇声を上げて逃げていったぞ。
「かっ…覚悟はいいな!?広場で待っている!」

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