あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

【薔薇男と穴を掘る使い魔】

はっはっはっはっは………ッ!!

やあ、今全力で走ってる僕の名前はギーシュ・ド・グラモン。
とっても素敵なイケメンさ……………サクランボだけど。

あ、イヤ違うよ?
僕がもてないからとか僕がへタレだからとか僕が噛ませ犬とかだからじゃないからね?

バラはこの世の全乙女を楽しませる物だ。
1人と交渉しちゃったら皆ともしないと公平じゃ無いからなんだよ?
だから、子供が出来ちゃう唇同士のチューはしない主義なんだ
だから何時もホッペにチューまでさ……それでも母上にする時みたいにドキドキするけど。
誰だ、マザコンなんて言うヤツは!! 一寸普通の人よりもお母さん思いなだけだ!!

で。

そんなナイスガイの僕が走っているのには訳がある。
ついさっき僕が召喚した使い魔―あー……人間の男なんだがね―が恐ろし過ぎたからだ。

只座っているだけの使い魔は、いるだけでビンビンと僕にその危険性を伝えていた。
鋭い目付きはまるで僕の全てを見透かしている様だった。

多分、何処かの武道の達人なのだろう。

がっしりとした煉瓦造りの奇妙な小屋とか無駄に長い椅子とか、
何故か一緒に召喚されていた小道具達がそのヤバさを更に加速させる。
その彼が服の止め具に触れた光景を見て、僕は豚の様な悲鳴を上げて逃げ出していた。

きっと、彼の服の中には僕を一瞬で17個に分割出来るマジックアイテムとかがあるに違いない。

貴族の誇り? 伝統的で神聖な儀式? 系統の決定? 進級?
そんなモノは生きていればの物種さ。

命を惜しむな、名を惜しめ?
そんな家訓なんか一目見ただけで崩れ去ったよ。

この顔の所為で貧弱ボウヤと思われがちだが、
軍人一族ならではの扱きによって僕の体は結構筋肉質で締まっている。
現在進行形で敵前逃亡と言う軍人としてはあるまじき行為をしているとは言え、
僕を1人の軍人として育ててくれた父上の部下のハートマン男爵には感謝すべきだろう。

「もう此処まで来てたのかい? 意外に速いんだな。」

そう、僕の足は速い。 其処等辺の一般人なんか追い付けない。 僕が仏契……あれ?

うわ……ウわぁぁっぁぁぁあぁあぁぁああぁぁっぁああぁっぁっぁぁあっぁぁッ!!

何で!? 何で直ぐ脇にいるの!? ホワーイ!?

って言うか、怖い!!
足が矢鱈と高速で動いてる所とか!!
両手組んでいるのにこんなスピードで走れる所とか!!
走ってるのに上下動しない体とか!!

まるでこの間の里帰りの時に母上が読んでくれた物語に出て来た怪人じゃないか!!
えーと……ジュ・ケツ・シューとか言ってたっけ?

「良かったのかい、ホイホイ付いて来て?」

先生!! 僕の初恋の家庭教師、レッド・ペーン先生!!
彼が僕に付いて来てるんだと思いますが、僕のハルケギニア語とか会話能力がおかしいんでしょうか?

答え:観念しなさい。

会話のキャッチボールで明後日の方に魔球を投げんなーーーーッ!!
あれか? ATフィールドか? 心の壁ですか?
結婚した後に通信制の学校を始めた貴女がそんな感じだと、生徒は大変です!!


って、背後にキターーーーーーーーーーーーッ!!

如何して!? どーして僕のズボンを下げるの!?
助けて、おかーさん!! 助けてよ、おかーさん!!




アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?


ギーシュ・ド・グラモン:(色々な意味で)死亡確認ッ!! 男の世界へようこそッ!!

主人公が(精神的かつ社会的に)死んだので、物語は強制終了ッ!!
質問も異議も認めない!!

『薔薇男と穴を掘る使い魔』【終われ】



- ギーシュが「くそみそテクニック」の阿部 高和を召喚



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