「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司る五角形(ペンタゴン)。 我の……」
五つの力を司る五角形(ペンタゴン)。 我の……」
ルイズがこれで十数回目の召喚の呪文を唱え終わろうかというその時だった。
呪文の途中だというのに突如、ルイズの目の前に電流走る。
呪文の途中だというのに突如、ルイズの目の前に電流走る。
そこから突然現れたのは、四つんばいになった男だった。
しかし、そのとき偶然目を閉じていたルイズにはそれが見えるはずもなく……
しかし、そのとき偶然目を閉じていたルイズにはそれが見えるはずもなく……
……運命に従いし『使い魔』を召喚せよ!」
呪文を唱え終えてしまった。
「ここはどこ…ぬわーーーー!!!」
哀れ、ルイズが杖を振り下ろすと爆音と共に光が炸裂し、
爆発に巻き込まれた男の独白は誰にも聞かれることはなかった。
爆発に巻き込まれた男の独白は誰にも聞かれることはなかった。
目を開いたその時、ルイズの瞳に煙の向こうの何かが映った。
まさかと思い、爆発の中心に駆け寄るルイズ。
まさかと思い、爆発の中心に駆け寄るルイズ。
「……なに?」
煙が晴れ、そこで見たのはまるで人の骸骨のようなスーツを着用した金髪の男だった。
もっとも、爆発にまきこまれてウェルダン一歩手前だったが。
平……民?とルイズが思ったその時
もっとも、爆発にまきこまれてウェルダン一歩手前だったが。
平……民?とルイズが思ったその時
『未来が変わってしまった!!タイムパラドックスだ!』
どこからか渋い男の声が聞こえてきた。
え……?と思考が停止したのもつかの間、
え……?と思考が停止したのもつかの間、
『未来を変えてはいけない!未来を知ることだ!』
渋い男の声とともに、使い魔になる(とルイズが思っていた)男は
電流に包まれ、そのまま消えてしまった。
電流に包まれ、そのまま消えてしまった。
あとに残されたのは途方にくれるルイズと野次を飛ばす外野、
そして絶句するコルベールのみだった。
そして絶句するコルベールのみだった。
終わり
…MGS3のシークレットシアターMETAL GEAR RAIDEN snake eraserより、雷電が迷い込み即退場