「宇宙のどこかにいる私の下僕よ! 強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ!
私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」
私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」
ルイズがこれで十数回目の召喚の呪文を唱え終わった瞬間、爆発が巻き起こった。
それ自体はいつもの事だ。珍しくもない。だが、今回はそれだけでは終わらなかった。
爆煙のたちこめる中に浮かび上がる巨大な人影。
それ自体はいつもの事だ。珍しくもない。だが、今回はそれだけでは終わらなかった。
爆煙のたちこめる中に浮かび上がる巨大な人影。
「まさか!」
「ゼロのルイズが召喚に成功したのか!」
「ありえない!」
「ゼロのルイズが召喚に成功したのか!」
「ありえない!」
そんな生徒たちの動揺の声を圧して響き渡るのは、
「うわぁっははははははははははははははははひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
という力強い高笑い。
力強さと高すぎるテンションのせいか、貫禄や高貴さと言った要素は皆無である。
力強さと高すぎるテンションのせいか、貫禄や高貴さと言った要素は皆無である。
「何だこの下品な高笑いは!」
「い、いったい、何者だ!」
「い、いったい、何者だ!」
口々に発せられる誰何の声に、その人影は笑い声に劣らぬ大音声で応えた。
「ダーク・シュナイダー様の次に美しく!
ダーク・シュナイダー様の次に強く!
ダーク・シュナイダー様の次に偉大なる大魔導士!
忠誠の蒼き爪持つ元・鬼道三人衆筆頭!
それが私!ダァァァァァァァァァイ・アモォォン!」
ダーク・シュナイダー様の次に強く!
ダーク・シュナイダー様の次に偉大なる大魔導士!
忠誠の蒼き爪持つ元・鬼道三人衆筆頭!
それが私!ダァァァァァァァァァイ・アモォォン!」
朗々たる名乗りの声と共に、アモンと名乗った人影がマント(どうやら、彼はマントを羽織っていたらしい)を翻す。
たちまち彼を中心として旋風が巻き起こり、たちこめる煙を一気に吹き飛ばしたその瞬間。
「て言うかダークシュナイダー様って誰よ?」と思う暇もなく。
たちまち彼を中心として旋風が巻き起こり、たちこめる煙を一気に吹き飛ばしたその瞬間。
「て言うかダークシュナイダー様って誰よ?」と思う暇もなく。
「ってこれは日光ぉぉぉっぉ!昼間じゃねえかYO!ぶぉえぁ!」
蛙を潰した様な悲鳴とともに人影は消え去り、煙の晴れたあとに残っていたのは白い灰の山であった。
終わり
-「バスタード」のダイ・アモン伯爵を召喚