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ソーサリー・ゼロ第二部-8

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四七

 武器を抜いて、この水そのものでできた怪物と闘うか(二八八へ)?
 それとも、使えるものがないか背嚢の中を探してみるか(二五八へ)?

二五八

 背嚢にある品のなかで、使えそうな物はあるか?

 油の小瓶・三一七へ
 幸運の護符・二七〇へ
 羊皮紙の巻物・三二七へ

 いずれも持ち合わせていなければ、武器を抜いて水大蛇と闘わねばならない。二八八へ。

三一七

 大蛇は透明な牙を剥き出しにして降下してくるが、君とフーケはすばやく左右に飛びのく。
 君は小瓶の栓を抜くと、すぐそばを通過する怪物の胴体に瓶の中身を振りかけ、期待の目で見守る。
 この怪物の弱点は覚えている。
 水大蛇は油によってその肉体を分解され、無害な水しぶきに変わってしまうはずだ。
 しかし、怪物は空中でもがき苦しみこそすれど、まだ生きている!
 驚くべきことに、以前にイルクララ湖で闘ったときにくらべ、より大きく、より強くなっているのだ。
 水大蛇は憤怒に眼をぎらぎら輝かせると、再び襲いかかってくる。
 フーケは、足元の岩場からゴーレムを作って迎え撃とうとしているが、岩ゴーレムはようやく上半身ができあがったところだ。
 堅い岩からゴーレムを作り出すには、土にくらべて余計な時間がかかってしまうようだ。
 水大蛇はフーケめがけて舞い降りるが、彼女は身を屈めてそれをかわす。
 空を飛び回る怪物が相手では、君の武器もフーケの岩ゴーレムの拳も、たいした効果を期待できない。
 君はどうする?
 術を使うか(七へ)?
 フーケに、なにか手はないかと尋ねるか(二四九へ)?

二四九

 フーケは身の丈十八フィートにも及ぶ巨大な岩ゴーレムを完成させるが、その拳は空を舞う水大蛇には届かない。
 君は、なにかあの怪物に有効な魔法はないのかとフーケに尋ねるが、
「わたしに訊かないでよ! あいつと因縁があるのは、あんたでしょ!」と怒鳴られる。
 フーケはふと、なにかに気づいたような表情を浮かべ、
「さっきあんたが使ったのは、なに? あれがもっと大量にあれば、奴を倒せるんじゃないの?」と問いかけてくる。
 君は、あれはただの油だが、もう品切れだと答える。
 それを聞いたフーケは
「それなら役に立てそうね」と君に笑いかけ、
「来なさいよ、化け物! お仲間と同じように始末してあげるわ!」と、
空中を旋回する怪物を挑発する。
「ほざけ人間! 鈍重なゴーレムごときで、わしから身を守ることなどできぬわ!」
 怒りの声をあげて降下してきた水大蛇に岩ゴーレムが組み付くが、簡単にその手のあいだをすり抜けられてしまう。
「見よ、岩ごときで水をくい止めることは……」
 水大蛇の言葉は最後まで発せられることはなく、その姿はみるみるうちに崩れていき、油混じりの水と化して、滝壺に降り注ぐ!
 眼を丸くしている君に、フーケは微笑み、
「≪錬金≫よ。ゴーレムの体の表面を、あらかじめ油に変えておいたってわけ」と言う。
 見事な機転だと褒めそやす君を手で制し、フーケは
「ところで、あの油の入っていた瓶、どこかで見た覚えがあるんだけど?」と尋ねてくる。
 君は答えに詰まる。
 あの油の小瓶は、以前に意識を失ったフーケの雑嚢から奪い取ったものなのだから。
 返答に窮した君に、フーケは小さく笑う。
「悪い人ね……盗賊相手に盗みをはたらくなんて」
 そう言って、君の胸に掌を当てる。
 闘っている最中は気にならなかったが、月明かりの下で見る彼女は、はっとするほど美しい。
 風に揺れる緑色の挑発、象牙のように白くきめ細やかな肌、怪しく輝く瞳。
 ただの美貌ではなく、妖艶と言ってもよい容姿だ。
 フーケは言葉を続ける。
「でも、その盗みのおかげでふたりとも助かったんだから、許してあげる……これでね!」と言うや否や、
君の胸を突き飛ばす。
 君のすぐ後ろは滝壺だ!
 運だめしをせよ。
 吉と出たら一六四へ。
 凶と出たら一六へ。

一六四

 危うく滝壺に転落しそうになる君だが、ぎりぎりのところで踏みとどまることに成功する。
 周囲を見回してフーケの姿を探すが、もはや誰も居ない。
 君は溜息をつくと踵を返し、宿に戻って眠ることにする。

 君は『黒水晶亭』に戻り、床につく。
 そのまま一晩よく休んだので、体力点二を得る。九九へ。

九九

 翌朝、君とルイズ、ギーシュの三人は、宿屋の一階に設けられた酒場で、これからの予定について話し合う。
 君は、≪土塊のフーケ≫と水大蛇に関する昨夜の一件を、ふたりには伝えぬことに決める。
 すでに問題が山積みなのだから、もはや済んだことで彼女たちをわずらわすこともない。

 朝一番で桟橋の管理所まで出向いたギーシュによると、今日は三隻の船――もちろん空を飛ぶ船だ!――がアルビオンの港町・スカボローへ
向けて出港するという。
 最も早く、二時間ほど後に出港するのは貨客船『ウィップアーウィル』号。
 船賃は破格の安さだが、乗客の大半は反乱軍に加わるつもりの傭兵たちらしい。
 やや遅れて飛び立つのが、鉱石運搬船『マリー・ガラント』号。
 反乱軍に売るための硝石を満載しているが、客室もいくつか備えており、まだ空きがあるという。
 船賃は他の二隻の中間程度。
 最後に、正午ごろに出港するのが客船『ブラックバーン』号。
 勝ちの見えた反乱軍に取り入ろうとするトリステインの商人や、アルビオンに居る親族の安否を確かめに向かう貴族など、比較的裕福な乗客が
多いそうだ。
 『ブラックバーン』号の船賃は、『ウィップアーウィル』号のそれの三倍近いという。

「姫殿下のためにも一刻も早くアルビオンに向かいたいところだが、いちばん早く着く『ウィップアーウィル』号は、下劣で野卑な
反乱軍の傭兵どもでいっぱいだ」
 ギーシュは渋面を作って言う。
「ぼくとしては、貴族にふさわしい『ブラックバーン号』にしたいところだが、これに乗ろうと思ったら、宝石を売り飛ばさないと……」
「アルビオンにどれだけのあいだ居ることになるかわからないんだから、路銀は節約しなきゃね」
 ルイズも真剣な表情で、三隻の船のどれにするのが最善かを考えるが、なかなか答えが出ない。
「ああ、もう! 駄目、わかんない!」
 そう叫ぶと、両手で頭をくしゃくしゃと掻く。
 どの船に乗るか決めかねたルイズは、君のほうを見る。
「ねえ、あんたはどれがいいと思う?」
 君はどう答える?

『ウィップアーウィル』号・一八九へ
『マリー・ガラント』号・一二五へ
『ブラックバーン』号・一五一へ



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