・・・・・
やわらか
くちに なにか さわった
何が起こったんだろう?
唇に柔らかい感触を感じ、意識を取り戻した
目に光を受け、ゆっくりと瞼を開けていく
目に光を受け、ゆっくりと瞼を開けていく
突如、体が燃えるように熱くなった!
「ぐああああああ!あぁあ!ぃぎゃああああああっっ!!」
散々のたうち回った末に、ようやく収まった
脂汗をたらし、ハァハァと息をつきながら、ようやく体を起こし、周囲を見た
「ぐああああああ!あぁあ!ぃぎゃああああああっっ!!」
散々のたうち回った末に、ようやく収まった
脂汗をたらし、ハァハァと息をつきながら、ようやく体を起こし、周囲を見た
「あんた誰?」
抜けるような青空をバックに、桜田ジュンの顔をまじまじと覗き込んでいる女の子が言った。何か制服のようなものを着た、長いブロンドの女の子だ。
ジュンは顔を上げて辺りを見回す。草原の中に、同じ制服を着た沢山の生徒達がいる。その向こうには大きな城だ。
抜けるような青空をバックに、桜田ジュンの顔をまじまじと覗き込んでいる女の子が言った。何か制服のようなものを着た、長いブロンドの女の子だ。
ジュンは顔を上げて辺りを見回す。草原の中に、同じ制服を着た沢山の生徒達がいる。その向こうには大きな城だ。
「・・・、・・・。・・・・、え?」
ジュンは一瞬ほうけてしまった
ジュンは一瞬ほうけてしまった
「名前よ、なーまーえ」
女の子は更に問いかける。
ピンクがかった長いブロンドの髪、白い肌。外人かな?でも、日本語でしゃべってる
「・・・ジュン。桜田、ジュン・・・・です」
女の子は更に問いかける。
ピンクがかった長いブロンドの髪、白い肌。外人かな?でも、日本語でしゃべってる
「・・・ジュン。桜田、ジュン・・・・です」
『薔薇乙女も使い魔 プロローグ』
ここは・・・どこだろう?えーっと・・・なぜここにいるんだろう?
さっきの熱さは何だったんだろう?
さっきの熱さは何だったんだろう?
・・・・・
そうだ!
あの「お父様」の偽者のせいで、真紅達ローゼンメイデンが戦わされて
薔薇水晶にローザミスティカを奪われて、でも薔薇水晶も6つのローザミ
スティカに耐えられなくて自滅して、偽物と一緒に消えて、そんで「ロー
ゼン出てこい!」とか叫んだら、ホントに来てくれたらしくて、
目を覚ました真紅と一緒に帰ろうと、扉をくぐって・・・・
あの「お父様」の偽者のせいで、真紅達ローゼンメイデンが戦わされて
薔薇水晶にローザミスティカを奪われて、でも薔薇水晶も6つのローザミ
スティカに耐えられなくて自滅して、偽物と一緒に消えて、そんで「ロー
ゼン出てこい!」とか叫んだら、ホントに来てくれたらしくて、
目を覚ました真紅と一緒に帰ろうと、扉をくぐって・・・・
「真紅!?真紅は!!」
狼狽した彼は、すぐに向こうで眠る紅いドレスのアンティークドール--ローゼンメイデン第五ドール「真紅」--を見つけた。
「よ・・・よかった。ふぅ、どうやら戻って来れたんだ」
「ちょっと、何を無視してくれてるのよ。何が良かったのよ!?
あんたどこの平民?」
「へ、平民?なにそれ??
・・・あの、すいません。ここってどこ?
見たとこ日本じゃないよな」
キョトンとしたジュンの言葉は彼女の耳には届いていなかった
狼狽した彼は、すぐに向こうで眠る紅いドレスのアンティークドール--ローゼンメイデン第五ドール「真紅」--を見つけた。
「よ・・・よかった。ふぅ、どうやら戻って来れたんだ」
「ちょっと、何を無視してくれてるのよ。何が良かったのよ!?
あんたどこの平民?」
「へ、平民?なにそれ??
・・・あの、すいません。ここってどこ?
見たとこ日本じゃないよな」
キョトンとしたジュンの言葉は彼女の耳には届いていなかった
「サモン・サーヴァントは何回も失敗したが、コントラクト・サーヴァントはきちんとできたね」
黒いローブの男が彼女に言った
「相手がただの平民のガキだから契約できたんだよ」
「そいつが高位の幻獣だったら契約なんか出来ないって」
何人かの生徒が笑いながら言った
「バカにしないで!私だってたまにはうまくいくわよ!」
「ホントたまによね、ゼロのルイズ」
「ミスタ・コルベール!洪水のモンモラシーが・・・」
彼女は生徒達のからかいに必死で抗議していた。
黒いローブの男が彼女に言った
「相手がただの平民のガキだから契約できたんだよ」
「そいつが高位の幻獣だったら契約なんか出来ないって」
何人かの生徒が笑いながら言った
「バカにしないで!私だってたまにはうまくいくわよ!」
「ホントたまによね、ゼロのルイズ」
「ミスタ・コルベール!洪水のモンモラシーが・・・」
彼女は生徒達のからかいに必死で抗議していた。
何がなんだか分からないぞ。
あのルイズという女の子は、あのコルベールという男は、生徒達は何の話をしているんだ?周囲にいるモンスターみたいなのは何なんだ?まるで本物みたいだ
一体何が起きたんだ??
あのルイズという女の子は、あのコルベールという男は、生徒達は何の話をしているんだ?周囲にいるモンスターみたいなのは何なんだ?まるで本物みたいだ
一体何が起きたんだ??
ジュンは、ルイズと呼ばれた少女に声をかけるのは後回しにした。状況はどうあれ、彼には一番にしなければいけない事があった。
「おい、真紅。起きろよ。おい真紅」
ジュンは真紅の体を優しく起こし、軽く頬を触れた
「おい、真紅。起きろよ。おい真紅」
ジュンは真紅の体を優しく起こし、軽く頬を触れた
コルベールはジュンの声を聞き、何気なく彼を見て、固まった
隣にいたルイズも何気なくコルベールの視線の先を見て、やはり固まった
隣にいたルイズも何気なくコルベールの視線の先を見て、やはり固まった
「コルベール先生・・・これって・・・」
「し、信じられん。そこの少年の人形じゃなかったのか?
まさか、2体も召喚していたのか!?」
「し、信じられん。そこの少年の人形じゃなかったのか?
まさか、2体も召喚していたのか!?」
2体、といわれて周囲の生徒達も一瞬で静まりかえり、こちらをじっと見つめる
「お、おい・・・あれ、人形じゃなかったの?ゴーレムか?」
「まさかぁ、どうみても生きてるわよ」
「えーっと、人間じゃないわよね、小さいし。亞人かなぁ、小人?」
「もしや、ただの子供なんじゃ?でも、それにしては何かヘンな・・・」
最初は笑っていた生徒達が、一瞬で静かになり、次に何か妙な雰囲気でさわさわと話し始めた。
「まさかぁ、どうみても生きてるわよ」
「えーっと、人間じゃないわよね、小さいし。亞人かなぁ、小人?」
「もしや、ただの子供なんじゃ?でも、それにしては何かヘンな・・・」
最初は笑っていた生徒達が、一瞬で静かになり、次に何か妙な雰囲気でさわさわと話し始めた。
生徒達が見つめる先には、目を覚まして立ち上がった真紅がいた
周囲をキョロキョロと見回している
そして、その小さく可愛い口から、言葉がもれた
「ジュン、ここはどこなの?」
「え?いや、さぁ・・・日本語通じてるから、日本なのか?」
「どうなってるのかしら?
確かにnのフィールドを通って家に帰るところだったわよね?」
「うん、扉を通って帰ろうとして・・・真紅の知らない場所?」
「知らないわ」
「困ったな・・・おまけに真紅をこんな沢山の人に見られたぜ」
真紅とジュンは困っていた。そして、傍らのコルベールとルイズも
周囲をキョロキョロと見回している
そして、その小さく可愛い口から、言葉がもれた
「ジュン、ここはどこなの?」
「え?いや、さぁ・・・日本語通じてるから、日本なのか?」
「どうなってるのかしら?
確かにnのフィールドを通って家に帰るところだったわよね?」
「うん、扉を通って帰ろうとして・・・真紅の知らない場所?」
「知らないわ」
「困ったな・・・おまけに真紅をこんな沢山の人に見られたぜ」
真紅とジュンは困っていた。そして、傍らのコルベールとルイズも
「あ、あの!コントラクト・サーヴァントをやり直させて下さい!」
いきなりルイズが叫んだ
コルベールは困った顔で、首を横に振った
「言いたい事は分かるよ。そこの平民じゃなくて、えと、ゴーレム?の方と契約し直したいんだね」
「そ、そうです!きっと私が呼び出したのは、そっちのゴーレムの方です!
お願いします!もう一度コントラクト・サーヴァントを!」
「これは…伝統なんです、ミス・ヴァリエール。例外は認められない。」
「そんな!」
懇願するようなルイズの叫びにも、しかしコルベールはただルイズに視線を送り、宣告する。
いきなりルイズが叫んだ
コルベールは困った顔で、首を横に振った
「言いたい事は分かるよ。そこの平民じゃなくて、えと、ゴーレム?の方と契約し直したいんだね」
「そ、そうです!きっと私が呼び出したのは、そっちのゴーレムの方です!
お願いします!もう一度コントラクト・サーヴァントを!」
「これは…伝統なんです、ミス・ヴァリエール。例外は認められない。」
「そんな!」
懇願するようなルイズの叫びにも、しかしコルベールはただルイズに視線を送り、宣告する。
「もう、契約してしまったんだ。すまない。この春の使い魔召喚は神聖な儀式だから、事情はどうあれ、もう変更できないよ」
「でも!神聖な儀式だからこそ!正しく契約を行うべきでは!?」
「でも!神聖な儀式だからこそ!正しく契約を行うべきでは!?」
あの大爆発の連続も正しい契約なのだろうか、というコルベールの突っ込みは口にはされなかった。口にしたのはもっと冷静で冷酷な決定事項だった
「そう、そしてあの2体が召喚された。そして、平民の少年と契約してしまったんだ。
本当にすまない、もう少し早くあの、えと、亞人?の存在に気付いていれば」
「でも!2体も召喚されるなんて!平民を使い魔にするなんて聞いた事がありません!」
本当にすまない、もう少し早くあの、えと、亞人?の存在に気付いていれば」
「でも!2体も召喚されるなんて!平民を使い魔にするなんて聞いた事がありません!」
ルイズがそういうと、事態の推移を眺めていた周囲の生徒達がどっと笑う
「いやまぁ、ゼロのルイズには平民の方がピッタリなんじゃないか?」
「ん~残念な結果ねぇ~。でも2体も召喚だなんて、さすがはルイズかしら?」
「いやまぁ、ゼロのルイズには平民の方がピッタリなんじゃないか?」
「ん~残念な結果ねぇ~。でも2体も召喚だなんて、さすがはルイズかしら?」
ルイズは人垣を睨み付ける。だがそれでも笑いは止まらない
「真紅、一体どうなってるんだ?」
「分からないわ。ところでジュン、その左手は何?」
ジュンは自分の左手を見た。そこには見慣れない文字が躍っている。
「ふむ・・・珍しいルーンだな」
「分からないわ。ところでジュン、その左手は何?」
ジュンは自分の左手を見た。そこには見慣れない文字が躍っている。
「ふむ・・・珍しいルーンだな」
コルベールが何時のまにやら近寄って、左手の文字をメモしていた。
「あのぅ、えと、コルベールさんでいいですか?」
「うん?ああ、なんだね少年」
「えーっと、その~・・・聞く事が多すぎて、何から聞けば良いやら」
「ふむ、当然の事だと思う。だが、残念ながら時間がないんだ。
詳しい事は君の主、ミス・ヴァリエールから聞くといい。
それにしても・・・」
「うん?ああ、なんだね少年」
「えーっと、その~・・・聞く事が多すぎて、何から聞けば良いやら」
「ふむ、当然の事だと思う。だが、残念ながら時間がないんだ。
詳しい事は君の主、ミス・ヴァリエールから聞くといい。
それにしても・・・」
コルベールは真紅をまじまじと見つめた
「うーん、人間にしか見えないな。でもさっき確認した時は、確かに人形だったし」
「レディをジロジロ見つめるのは失礼でなくって?」
真紅に咎められ、慌ててコルベールは一歩下がった
「これは失礼致しました。
お初にお目にかかります、レディ。私はこのトリステイン魔法学院で教師を務めるコルベールと申します。失礼ながら、お名前を教えて頂けますか?」
「レディをジロジロ見つめるのは失礼でなくって?」
真紅に咎められ、慌ててコルベールは一歩下がった
「これは失礼致しました。
お初にお目にかかります、レディ。私はこのトリステイン魔法学院で教師を務めるコルベールと申します。失礼ながら、お名前を教えて頂けますか?」
丁重に頭を下げて自己紹介するコルベールに、真紅もドレスの裾をつまみ上げ、チョコンと頭を下げた。
「よろしいですわ。私の名は真紅。ローゼンメイデンの第五ドール。
お会い出来て光栄ですわ、ミスタ・コルベール」
「ドール!?するとあなたは、やはり人形なのですか!?」
この言葉を聞いた周囲の生徒達もどよめいた
「よろしいですわ。私の名は真紅。ローゼンメイデンの第五ドール。
お会い出来て光栄ですわ、ミスタ・コルベール」
「ドール!?するとあなたは、やはり人形なのですか!?」
この言葉を聞いた周囲の生徒達もどよめいた
--まさか、本当にゴーレムなのか。でもろーぜんめいでんって何だ?
--そんなはずない、自律式の自動人形を完成させた魔術師は未だにいない
--どう見ても亞人よ。それにしても、可愛いわねぇ
--でもさっきコルベール先生が、手足が球体関節だって。腹話術ってヤツか?
--インテリジェンスソードみたいなもんだろ?きっと誰か完成させたんだ
--待って。すると、その所有者は、あの平民!?まさかあの子、あれで貴族!?
--いや、杖もないし、貧相だし、何かヘンよ
--そんなはずない、自律式の自動人形を完成させた魔術師は未だにいない
--どう見ても亞人よ。それにしても、可愛いわねぇ
--でもさっきコルベール先生が、手足が球体関節だって。腹話術ってヤツか?
--インテリジェンスソードみたいなもんだろ?きっと誰か完成させたんだ
--待って。すると、その所有者は、あの平民!?まさかあの子、あれで貴族!?
--いや、杖もないし、貧相だし、何かヘンよ
周囲の生徒達の混乱は、ますます深まりつつあった
「さぁ諸君!ともかく春の使い魔召喚は全て終わった
聞きたい事は山ほどあるだろうが、今は教室へ戻ろう」
ここでコルベールが大きな声で叫び、きびすを返して宙に浮いた
他の生徒達も一歩遅れて、一斉に宙に浮いた
「ルイズと使い魔達、お前達は走ってこいよ!」
「後でその子達の事教えてねー」
「急げよー」
そういって、生徒達は飛び去っていった。
聞きたい事は山ほどあるだろうが、今は教室へ戻ろう」
ここでコルベールが大きな声で叫び、きびすを返して宙に浮いた
他の生徒達も一歩遅れて、一斉に宙に浮いた
「ルイズと使い魔達、お前達は走ってこいよ!」
「後でその子達の事教えてねー」
「急げよー」
そういって、生徒達は飛び去っていった。
後に残ったルイズ、ジュン、真紅は立ちつくしていた
「ジュン・・・みんな飛んで行ったわ」
「真紅・・・・みんな飛んでいったな
もしかして俺たち、まだnのフィールドに居るんじゃないか?」
「それは無いわ、確かにここは現実よ
ねぇ、そこのあなた。確かルイズって言ったかしら?
そろそろ事情を教えてちょうだい」
「ジュン・・・みんな飛んで行ったわ」
「真紅・・・・みんな飛んでいったな
もしかして俺たち、まだnのフィールドに居るんじゃないか?」
「それは無いわ、確かにここは現実よ
ねぇ、そこのあなた。確かルイズって言ったかしら?
そろそろ事情を教えてちょうだい」
そう問われたルイズは、ゆっくりとジュン達に向き直り、押し黙り、肩をわなわなと振るわせ始めた。
「あら、どうしたの?」
「あんたら!なんなのよ!!なんでこんな事になるのよ!!どうしてよりによって平民のガキと契約しなきゃなんないのよー!!!」
「聞いているのはこっちよ。
答えなさい、ここはどこなの?どうして私たちはここにいるの?」
「なぁんですってぇえっ!!貴族に対してなんて口の利き方!」
そう叫んだルイズは、真紅につかみかかろうとした
「あんたら!なんなのよ!!なんでこんな事になるのよ!!どうしてよりによって平民のガキと契約しなきゃなんないのよー!!!」
「聞いているのはこっちよ。
答えなさい、ここはどこなの?どうして私たちはここにいるの?」
「なぁんですってぇえっ!!貴族に対してなんて口の利き方!」
そう叫んだルイズは、真紅につかみかかろうとした
ビシィッ!「触れるな」
ルイズは、真紅の平手打ちに、つかみかかった手をはじかれた
「まったくなんて下品で粗暴なのかしら?
それで貴族を名乗るなんて、おこがましいにもほどがあるわね」
「ぬ、ぬぁあんですってぇえええっ!!」
激怒したルイズが杖を真紅に向けた
「まったくなんて下品で粗暴なのかしら?
それで貴族を名乗るなんて、おこがましいにもほどがあるわね」
「ぬ、ぬぁあんですってぇえええっ!!」
激怒したルイズが杖を真紅に向けた
「まま、まった!二人とも落ち着いて!ここでケンカしても何にもならないぞ!」
間に割って入ったジュンが二人を止め、ルイズに頭を下げた
「と、ともかく!失礼な事を言ったのは僕からも謝ります。すいません
でも、僕らも何がなんだか分からなくて困ってるんです
とにかく事情を教えて下さい、お願いします!」
「あらジュン、ずいぶんと紳士になったのね」
「いいから真紅も、ホラ!」
「そうだわね、私も少々無礼だったわね
ごめんなさいだわ」
間に割って入ったジュンが二人を止め、ルイズに頭を下げた
「と、ともかく!失礼な事を言ったのは僕からも謝ります。すいません
でも、僕らも何がなんだか分からなくて困ってるんです
とにかく事情を教えて下さい、お願いします!」
「あらジュン、ずいぶんと紳士になったのね」
「いいから真紅も、ホラ!」
「そうだわね、私も少々無礼だったわね
ごめんなさいだわ」
真紅も素直に頭を下げた。ルイズはようやく杖をおさめ、ジュンと向き合った
「ふ、ふんっ!まぁいいわ。あなた達もいきなり召喚されて混乱しているでしょうし。
まずは名乗りましょう。我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。あなたの主よ」
「僕は桜田ジュンです、初めまして・・・・あるじって、何が?」
「ああ、寝ている間だったから気付かなかったでしょうね。
その左手にルーンがあるでしょ」
「ああ、あるな」
ジュンには読めない文字が、左手に踊っている
「あたしはあなたと契約したの。『コントラクト・サーヴァント』を」
「へ・・・・こんとら・・・?」
まずは名乗りましょう。我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。あなたの主よ」
「僕は桜田ジュンです、初めまして・・・・あるじって、何が?」
「ああ、寝ている間だったから気付かなかったでしょうね。
その左手にルーンがあるでしょ」
「ああ、あるな」
ジュンには読めない文字が、左手に踊っている
「あたしはあなたと契約したの。『コントラクト・サーヴァント』を」
「へ・・・・こんとら・・・?」
ジュンは首をひねって考えた。そういえば、目が覚める時、何か口に触れて、体が熱くなってたような
「それよ。・・・か、感謝しなさいよ!貴族が平民にあんなことするなんて、普通は一生ないんだから」
「てことは・・・あれは、まさか、き、キ・・・」
「てことは・・・あれは、まさか、き、キ・・・」
ジュンは真っ赤になった
ルイズも真っ赤になった
二人の視界まで真っ赤になった
ルイズも真っ赤になった
二人の視界まで真っ赤になった
「「え?」」
真っ赤な薔薇の花びらが、二人の周囲を覆い尽くしていた
「あなた・・・私が寝てる間に・・・まさかジュンに!私のミーディアムに!!」
怒りで震える真紅の左手から、大量の薔薇の花びらがわき出していた。
そしてその花びらはルイズを包囲し始めた。右手にはステッキも構えている
「う、うっさいわね!あたしだって、あたしだってファーストキスをこんな平民なんかとしたくなかったわよ!!」
ルイズも杖を構える
「ま、まてぇ!だから、話をぉぉ!!」
ジュンが間に割って入って止めようとした
「あなた・・・私が寝てる間に・・・まさかジュンに!私のミーディアムに!!」
怒りで震える真紅の左手から、大量の薔薇の花びらがわき出していた。
そしてその花びらはルイズを包囲し始めた。右手にはステッキも構えている
「う、うっさいわね!あたしだって、あたしだってファーストキスをこんな平民なんかとしたくなかったわよ!!」
ルイズも杖を構える
「ま、まてぇ!だから、話をぉぉ!!」
ジュンが間に割って入って止めようとした
ちゅどーん
夕暮れの草原に、派手な爆発音が響いた