あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

緑と蒼の使い魔-01

蒼いドールと翠のドールが深い闇へと落ちていく。
その先には、突然現れた光る鏡のようなもの。
鏡の中の鏡。それに蒼いドールは飲み込まれていく。


ゼロの使い魔~緑と蒼の使い魔~
 [第一章 ゼロの使い魔] 第一話 召喚

その日、ルイズは召喚の儀を行い、毎度お馴染みの爆発が起こった。
爆発したのでルイズは失敗したのだと思い即座にもう一度行う。他の誰にも気付かれないように素早くもう一度。そしてもう一度爆発する。
こうなると周りの生徒達は、ルイズが失敗したと確信し、誰だってそうするようにからかっていた。
…しかし、煙の中には人影みたいなものがあったのだ。
ルイズは喜んで煙の中に駆け込んでいった。
「やった!成功したわ!」
生徒達は各々ざわめきだす。
「ば、馬鹿なッ!ルイズが成功した。そんなはずはッ!」「落ち着け。メイジはうろたえなィィィィ!!」「素数を数えて落ち着くんだ。」
ルイズが魔法を成功させるということは、普段失敗を目の当たりにしている生徒達にとって、とてつもない衝撃なのである。
そんな生徒達を無視し、ルイズは己が召喚したものに近づき呪文を唱える。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ……」 と。
そして接吻をしようとした。
だが、よく見ると二体いるのだ。もちろん召喚されたものが。

一方、召喚された蒼いドール、ショートカットでいやらしい帽子を被っているボーイッシュ、つまるところは蒼星石である…は、召喚された際に通常の状態に戻っていたのである。
ローザミスティカは失っているのに動いている。ルイズに召喚されるにあたっての効能であろうか。まさにファンタジーやメルヘンの世界なのだ。
そして煙の中で、自分が抱きついている緑色がぼんやりと見える。
此処が異世界であると気付いてはいないのだが、緑色、翠星石が一緒であると言うことに、正常に戻った蒼星石はギュッと強く抱きなおす。
(なんだか硬いなぁ…。)
そう思い、よく見てみると大きい。男性一人分の大きさだ。しかも何だか飛蝗みたいだ。
蒼星石は驚いて離れようとするが、石に躓いて尻餅をついてしまう。
「あの…抱きついたりして、ごめんなさい。」
少しばかり恥じながら、申し訳なさそうに蒼星石は謝った。

ルイズはその光景を見ていた。
口付けをしようとしたら、二体いたのだ。暫し戸惑っていると蒼色の方が飛びのいて、尻餅をつき、謝っている。
蒼いほうはどう見ても小さい子である。しかし、緑色のほうは何だか強そうな亜人だ。
ルイズは心の中でガッツポーズをした。
その頃には煙も晴れて、無事成功したかと心配して、コルベールがやってきた。
コルベールは二体召喚されたという前例のない事態に驚き、とりあえず両方とも契約させるべきかな…と思い、ルイズに契約を二体ともするように促した。
言われたことに従ってルイズは契約を済ませようとする。
まずは練習がてらに蒼い小さい方に口付けをした。蒼い方は何だか戸惑っているようだった。
(こっちはあんまり役にたたなそうね。身の回りの世話でもやってもらおうかしら。)
「あぁぁぁぁ…あうぅぅ…うぅぅ…」
蒼いほうがルーンを刻まれるにあたって起こる熱に、悲鳴をあげていた。勿論我慢しようと心がけているのだが。
次は緑色の亜人だ。蒼星石を相手にせず、ルイズは緑色に近づく。その緑色と契約するのが楽しみで、蒼星石はアウトオブ眼中である。

ここで少しばかり時間は前後する。
緑色の亜人、ご存知我らの矢車の兄貴は、影山の亡骸と供に白夜の世界に向かおうとしていた。
その途中、目の前に謎の鏡のようなものが現れる。
ワームの類かと思い、矢車はゼクターを装着し、変身する。
…CHANGE KICK HOPPER!!
電子音が響く。白夜の世界に向かうのを邪魔するヤツは倒す。
その勢いで蹴りを繰り出すキックホッパー。しかし輝きに飲み込まれてしまった。
そして辿りついたこの世界。気付いたら小さい子に抱きつかれてて、そんでもって謝られる。
次にピンク髪の女の子が小さい子に急にキスをするという光景に。そこで害はないと思ったのか、変身を解く。
驚いたのはルイズだった。さっきまで緑色の亜人だったのが、黒いロングコートを着たただの平民に変わってしまったからだ。
暫し考え、きっと風の先住魔法か何かだろうと思い、ルイズは更に喜び、最高にハイってヤツになる。
そうしてその流れに乗ったまま接吻をする。ルイズはルンルンである。
(さっきは子供、今度は亜人だからファースト・キスにはカウントされないわ!)
ズキュゥゥゥゥゥゥン!!
(遂にやったわよ!本当に凄い当たりくじ、これで少しは見返してやれるわ。)
当然ルーンが刻まれることによって起きる熱に苦しむ。
「それはルーンが刻まれているだけよ。すぐに終わるわ。」
蒼星石のときにはかけなかった言葉をかける。
痛みが納まり、ルイズのほうを一体何なんだと見る矢車。それに対してなんともないという風に見返して尋ねる。
「あなたの名前は?」
矢車は流れがよくわからなく、面倒だったがとりあえず答えておいた。これぞルーンの洗脳効果である!
「………矢車、矢車想だ。…どうせ俺なんて……。」


to be continued…

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