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超1級歴史資料~ルイズの日記~ 9


パンがなければ死神定食を食べれば良いじゃないbyルイズ

そんなアホなセリフは誰が言った言葉であろう?
どうやら私が言ったことになっているそうだ。
モチロン私はそんなコトいった覚えはない。似たようなことをしたような気はする。

おそらくは色々なものの裏工作にも原因があるだろう、『にも』に注意だ、とかグランパに言われた。
保守的な者はハルケギニアの文明レベルをぶっとばしてるBALLSを良くは思わないだろう。
それと、最近何気に大手柄を立てているヴァリエールを妬む者も多いだろう、とのこと。
そもそもキミ自身も悪いのだから自重したまえ。
少なくとも死神定食を出すことを前提に調理機械を送りつけるのはマズイだろう。死神定食なだけに。
私に粗末な食事を与えるしつけを失敗した事のうっぷんを、食うのに困っている人たちで晴らすんじゃありません。
怒られた。さすがは幼稚園に勤めていただけのことはある。


ん?今、私が怒られているのはそんなレベルでの話なのか?


アルビオンの食糧事情を引っ掻き回した代償として、今年度のゴールデンラズベリー流行語大賞に選ばれるそうだ。
たぶん、このセリフはハルケギニア歴史に残るだろうな、とかグランパ言っちゃってるよおい。
そもそもすでに60億を超えてしまったBALLSを駆逐することは出来ないだろうから、最低でもBALLSを召喚してしまった者として君の名前は残るだろう。残っちゃうだろう。
マジ?億とかイッちゃってるの!?人知類よりも数多くね!?



次の日
ギーシュがルイズのゴールデンラズベリー流行語大賞受賞記念パーティーを開きやがった。空気嫁。
共犯はキュルケとタバサとマリコヌル。
ギーシュは無駄に仕切ってる。指揮技能99はもっと有効な事に使うべきだろうと思う。
モンモランシーがまだツンケンと当たってくる。だから何もないってば。
コルベール先生とシュヴルーズ先生は素直に喜んでくれた。素直すぎだ。私は穴があったら入りたい気分なのです。

出された料理はもちろん火中の死神定食。
匂いをかいだだけで、貴族たちの悲鳴が響いた。
使い魔たちはその前にこらたまらんと話しながら逃げていった。ああ、我が母校にも韻獣みたくしゃべれる奴らが増えてきたわね。
それにしても無駄に手が込んでいる嫌がらせだ。
食堂でなく、屋外パーティーの形をとったのはそのためだったのか。においが食堂にこもると困るからね。

当然ですが、ウケをとるために一口だけ食べてみたマリコヌルが卒倒したのを見て、ほとんどの貴族が遠巻きに眺めてみるだけでした。
会の当事者である私は熱心に奨められる。
ええい!貴族の散りざま見せてあげるわ!!


なんとか耐え切った。伊達に爆発訓練で耐久力を上げてはいない。


タバサだけが死神定食を普通に食べてた。鉄の胃袋を持っておられるのを確認。
噂の死神定食を食ってみたくて荷担したのですか。アンタは。

お味は、なかなか、でも、はしばみ草には劣る、だそうである。
はしばみ草をかけて食うと風味が増すそうである。



夏期休業(里帰り)

夏休みなので、実家のヴァリエール家に里帰りすることになった。
エレオノール姉さま自ら学園に来て、私を実家に連れて行くとのたまわったのだ。
私もちい姉さまの顔を見たかったこともあって了承した。実家にも通信機を着ければ頻繁にちい姉さまとお話が出来るだろう。
と、いうわけで私たちは実家に出発した。

ヴァリエール壱号に乗って。

私とグランパだけでも飛ばすことぐらいは出来るのだ。戦闘には不安が付きまとうが。
おでれーたは水測席に安置した。剣知類なのに意外と耳がいいようだ。

家が国境を挟んで隣なので、里帰りするのに一緒に乗せて言ってほしいとキュルケがついてきた。おまけにタバサもついてきた。
たしかに片道3日が半日ですむのはいいわよね。
ヴァリエール壱号には使い魔も楽々入れるぐらいでかい入り口があった。RB用だそうだ。RBってなに?
キュルケは物珍しそうにそこら中いじっていた。何故か残っていた甲板風呂にも入りに行っていた。
タバサは乗ってすぐに艦内の何処かへ行った。たぶん1階の書庫あたりに篭るつもりだろう。
使い魔たちはぶらぶらと縄張り探検。マーキングするんじゃないわよ。しないよってそのまま返された。サラマンダー知類はツッコミ体質のようだ。

エレオノール姉さまはツェルプストーと一緒とは……とぶつぶつ言っていたが、船に乗ると物珍しそうに艦内を歩き回っていた。さすがは私の姉だ順応性バツグンだ。
あ、姉さま飛行長席は危険だから座らないようにね。


経済巡航で5時間で実家に凱旋すると、さすがに騒ぎになっていた。
駐船場ないから止めて置けないわよ~~、とのこと。大丈夫、BALLS乗せて浮かしとけばキップは切られないから。
ヴァリエール壱号は風石で浮いてるわけでないので、いつまでも平然と浮き続けていられる。
燃料はBALLSが何とかしてくれてる謎動力だ。何とかなるだろう。


やっぱり実家にもBALLSたちはいた。そこら中動き回ってる。
あんたたち私が帰ったんだから、ズラッと並んでお辞儀をして歓迎するぐらいの芸は見せなさいよ。勝手気ままな奴らだ。
せっかくだからと、キュルケとタバサも歓待されていた。


道中でエレオノール姉さまからBALLS排斥論の詳しいことを聞いた。
他の貴族の家では、使用人の仕事がなくなってしまうので追い出すところもあるらしい。
いわゆる、機械がオラたちの仕事を奪うだぁ~~、という理由らしい。
職人は、便利になるのは良いが、職責を犯されるのは良い気持ちはしないそうだ。
また、得体の知れないものに自分たちの全てを託すという不安もあるとのことだ。
アカデミーとしては珍しいものをばしばし作ってくれるBALLSにはおおむね好意的らしい。
今の姉さまの研究課題はブリリアント梅鉢の育成方法だそうだ。

そんなわけで、賛否両論のBALLSだが、我がヴァリエール家では娘の使い魔の分身なので、追い出すわけにはいかなかったそうである。
つまりは心情的には追い出したいという否定派らしい。古い格式ある貴族だしね。
ただ、使用人の仕事をとらない、あたりさわりのない仕事をさせているらしい。
ちい姉さまはショッキングピンクのBALLSをペットに加えてかわいがっていた。その組み合わせはヤバイ。



ちい姉さまは、前に合った時よりは元気そうに見えた。
BALLSが色々としてくれてるらしい。
やはり順応してる。たぶんわたしよりも順応性たかいだろう。得体の知れない動物好きだし。


グランパとタバサがちい姉さまをくわえて固まって話している。
なんでも、ちい姉さまの病気が治せるらしい。
ちい姉さまの身体を元にして作った組織で、ダメになってる組織をダメじゃない組織と交換するんだとか
くろーん培養という技術らしい。図解で説明されたが、要するに接ぎ木のようなものらしい。
アカデミーに勤めるエレオノール姉さまは、なかなかに有効な手だと言っていた。
普通他人の身体を移植すると拒絶反応が起こるが、本人の身体を育てて作ったものと取り替えるなら害は少ないだろうとのこと。

ただ、手術を実行するにはもう少し術者の医療の技能が育つのを待つ必要があるそうだ。
え?術者ってタバサなの?メイジなのに医者になるとか言ってる。どったのよアンタ。


元気になったらトリステイン魔法学園で学生生活したいと言っていた。
ちい姉さまに先輩と呼ばれるのは照れくさいだろうな。



次の日
お父様が会議から帰ってこられた。

せっかくなので、ヴァリエール壱号の甲板にお招きしてお茶会を開くことにする。
キュルケとタバサもおまけで一緒だ。
甲板には何故か甲板風呂が残ったままだった。普通のトリステイン軍艦に似た船の上に、何故かある立派なお風呂は違和感バリバリ。
気持ちよさそうに入っていたので、BALLSが気を使ってまた設置したようだ。気が利くんだか利かないんだか。

お父様はなんかシブイ顔でぷりぷり怒っておられる。先日の戦場乱入の件であろうか。
軍のお偉方には散々嫌味を言われたそうである。
あれだけの戦力があれば我がトリステイン艦隊も壊滅しなかった。いえ、実は壊滅してから必死こいて作ったんです。一晩もかかりました。
お父様さらにシブイ顔。なんで?




シブイ顔の理由を更に聞かせてくれた。
なんでもヴァリエール家への縁談申し込み―――特に私への―――が急に増えたらしい。
いや、私婚約者いるから困ります。
どうやら、城壁を作ったり船を作ったり山を作ったりと、戦場や社会を引っ掻き回しすぎたので、
BALLSの有効性に気づいている貴族が増えてきてしまったらしい。
その並みいる貴族の中にはグラモン元帥の息子の名前もあった。それってギーシュの父親の息子だったわね。

へ?二人旅?あばんちゅーる?責任?お風呂?なんだか大きなことをやり遂げたやつれた顔で帰ってきた男?
いやいやいやいやなんなんですかそれは?

貴族の噂話というのは恐ろしい………。

たぶんギーシュのやつれ顔は訓練のし過ぎと死神定食の食いすぎによるものだろう。
大きなやり遂げたこととはウェールズ様や姫様からお褒めの言葉を頂いたからだろう。王子が復権できれば相当な勲章がもらえるだろうしね。

とりあえず貴族の誇りを汚されぬため、お父様お母様の誤解を解いた。
ギーシュなんかはちょっとお断りだ。数時間単位でネタのレベルで気絶するのを真近で見せられては千年の恋も冷めるだろう。リアルで怖いわ。
エレオノール姉さま曰く、赤くなりながら否定してないから、マジで恋してないわね、とのこと。私をなんだと思っていやがる。
恋、か。私も恋ぐらいしてみたいな…………。
とりあえず一番親しい・・・といえる男友達がギーシュだけというのは改善したほうが良いだろう。



更に話は続いた。
ガリアの動向が怪しいらしい。
戦争準備でアルビオンとトリステインとゲルマニアの国力と経済が悪化する中、
一人戦争に口出しせず、BALLSから技術を巻き上げつつ富国強兵を目指しているらしい。

グランパ曰く、明らかに危険なオーバーテクノロジーは作らないように自重してはいるが、油断は許されないだろう、とのこと。あれで自重してたのか。
ガリアの無能王ジョゼフのフットワーカー、MZあるいはミューズという女がヤバイらしい。
その女に触れられただけで、そのBALLSからのリンクが途絶えたそうだ。
今、そのBALLSたちが何をしているかはわからないらしい。ただ操られるようにミューズの言うことを聞いているのは遠距離から確認できた。
洗脳されたBALLSたちは情報の城壁を作りあげ、今までのように敵の情報ダダ漏れということはできないらしい。
今はクロムウェルの個人秘書という形でレコン・キスタで暗躍中とのこと。

コレってやばくない?
レコスタのバックにガリアがいようとは……。


無能王ジョゼフ、伝説の虚無のメイジジョゼフ、彼はゲーム感覚で今回の騒ぎを起こしている。グランパは断言した。
あのまま陰謀が進めば詰め将棋のように、アルビオンを落としトリステインを落とし、レコン・キスタを吸収合併し、ハルケギニアを統一していただろう。

だが、その楽しいが緊張感に欠けた楽勝ゲームを壊したモノがいる。
策略や謀略に対して情報戦をしかけ、裏をかかれる前に物量で押しつぶす物がいる。
虚無の復活という、自分と同等の存在、自分が敗北する可能性を作ってくれた者がいる。
ジョゼフはヌルプレイヤーからマゾプレイヤーにレベルアップしてしまったのだ。

ルイズ、キミと我々、BALLSの存在は、彼にとってのシバムラティックバランスなのだ。



お父様唖然。お母様毅然。ちい姉さまニコニコ。エレオノール姉さま卒倒。
キュルケはなるほどねーって顔してる。タバサはいつもどおり本を読……むふりして耳をすませている。
家族の楽しいお茶会が緊迫した空気に包まれました。
グランパ曰く、このガリアが裏にいるという情報はすでにウェールズ王子とマザリーニにはリークしている、と。
アン女王は不安定で発作的にどう動くか読めないし、ゲルマニアの皇帝はまだどちらに転ぶかわからないので保留しているそうだ。
ジョゼフはどう転ぼうともいずれ戦うことになった相手だ、とのこと。
最初から最後まで、家族はキミの味方だ、とのこと。
ジョゼフはゲームバランスを滅茶苦茶にして難易度を上げてくれたキミにゾッコンだ、とか止めてほしい。


なんか秘密にしてたことも色々とばらしてくれたみたいだが、虚無とか、BALLSの情報収集能力とか
そもそもキュルケとタバサは虚無云々には薄々気づいていたらしい。
いくらやっても爆発しかしないってのはいい加減オカシイとおもうわよ。とのこと。
でも、伝説の虚無よりかは、100隻の船が突貫してくる方がリアルに怖いわよね。
とか、
グランパとは裏取引が成立している。
とか、
私の学友はなかなか驚かない。



その夜
BALLSたちにかき集めさせた無能王ジョゼフの情報を出させた。
無能なのは魔法の実技のみ。それでも魔法の座学の成績は私よりも下だったのか。勝ち点1。
それ以外はいたって普通の成績。つまりはあらゆる面で弟には大差をつけられていたそうだ。
そして王位を手に入れるために弟を謀殺してから、彼の道は変わってしまった。
残った王弟派を排斥するために、凄惨な権力闘争を繰り広げたらしい。

彼にとって不幸だったのは、彼を慕っていた弟をその手にかけてしまったこと。
そして、その後で虚無の素質に気づいてしまったことだ。

ジョゼフは主に机上の遊戯が得意だったそうだ。チェスとか軍人将棋とか。
私が魔法を使わずとも上達できる、乗馬が得意になったのと同じようなものだろう。
その頭の良さを生かしてか、政治家としてはかなり優秀で、どんどんとガリアの勢力を強めていっているらしい。
ただし、貴族や平民からは血も涙もないと評判は悪いらしい。


BALLSを使ったネットチェスではなんとかサイと名乗り、無敗伝説を作っているそうだ。
ああ、あのチェスの達人がガリアの王様だったとは知らなかった。
ナイトとビショップを抜いた大ハンデを付けられたのに完全敗北を喫した屈辱は今でも思い出せる。
アンパッサンやキャスリングを使われて負けるというのは印象深かった。

『余は強いだろう?次はこのように畳んでやろう』

とか舐めきった挑戦コメントされたのは、私の正体に気づかれていたから?負け点1。
ユーザーIDが00000000番なんてのは、製作者に一番近いキミの特権だからね、とのこと。
バレバレじゃないの。


ちょっとだけ、グランパには空き部屋に泊まってもらって、一人でベッドに寝っころがって考える。

私には、彼の歪み、妬み、嫉みが理解できた。
魔法の使えないメイジ。家柄だけがすぐれているメイジ。
優秀な兄弟。それでも自分を愛してくれる兄弟。
彼への風当たりは私よりも強かったのだろう。王族であるが故に。
何故こうなったのだろう、
たぶん、私にとってのグランパのような、味方がいなかったのがよくなかったことなのだろう。

少なくとも、無能王とは呼べない。それは私がゼロと呼ばれていたのと同じ悲しいことだからだ。


気をつけろよ、私も一歩間違えれば彼のようになっていたかもしれないのだ。



会議開始
夏休みを利用して、ついに戦争準備のための会議が始まった。
私とグランパも呼ばれている。
会議会場ではトリステイン軍のお偉方が勢ぞろいしていた。げ、お父様もいる。
とりあえずはトリステインだけの会議で、後日同盟国のものの到着を待って本格的な軍議開始らしい。

私は姫様にもったいぶった口ぶりで、BALLSのご主人様という紹介をされた。
あれ?虚無のメイジという紹介ぢゃなかったの?
飲む携帯に通信が入る。だってルイズはまだ虚無をおおっぴらに使ったことないじゃないの、とのこと。ごもっとも。
軍人たちへの反応は様々だ。納得顔の大将もいるし、苦虫を噛み潰してる中将もいる。敵意は向けないでください、怖いから。
侮られたり、ぜろぜろと馬鹿にされたりする反応はないようだ。この学園での扱いとの差はなんなんだろう?


答え:ハルケギニア1の軍船持ちだから。


なんでコイツはのほほんと落ちこぼれ学生をやっているんだろうか?普通レコン・キスタみたく革命起こすよね?とか、思われてたらしい。
いえ、革命はイヤです。クロムウェルのクグツっプリや姫様たちの気苦労を見たり聞いたりしてると、革命も簒奪も割に合わないと思いますもん。
ただの貴族、されども誇り高い貴族が一番です。


娘がイモ洗いみたいに船を大量に出すので、お父様も仕方なしに軍を出すそうだ。
むしろ出さざるを得ない。あんな裏事情を聞かされてしまっては。
たとえアルビオンをどうにかしたとしても、ガリアは私にターゲットを絞って襲ってくるだろう。
そもそも通商破壊攻撃でレコン・キスタが弱っている今こそが好機なのだ。
うまくすればトリステイン・ゲルマニア・アルビオンでガリアに対抗できる。
戦後の幕引きもうまくいくだろう。



しかし、まとまろうとした会議はしばし中断されることとなる。
女王陛下が誘拐されたのだ。


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