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侍の使い魔-8

 ある日夜中に目覚めた銀時はトイレに行くことにした。
「ふああぁぁ、寝みい・・」
トイレが終わった後、廊下をあくびしながら歩く。
 キュルケの部屋からフレイムが出てきた。
「ああ、お前は・・胸のでけーねーちゃんのとこの・・」
 胸がでかい以外碌に憶えていないのが銀時らしいといえば銀時らしい。
 フレイムは銀時の上着のすそをくわえると、ついて来いというように首を振った。
 とりあえず銀時はついていくことにした。

 つれて来られたのはキュルケの部屋の中だった。
 部屋の中は暗く、フレイムの周りだけはうすら明るい。
 暗がりからキュルケの声がした。
「扉を閉めて?」
 銀時は言われた通り扉を閉める。
「ようこそ、こちらにいらして」
「って見えねえぞ」
 寝ぼけマナコな銀時は言った。
 キュルケの指をはじく音が聞こえると同時に部屋にあるロウソクが灯っていく。
 ロウソクの先にはネグリジェのような下着を着たキュルケがベッドの上で妖艶な姿で
 待っていた。
 銀時はびくりとした。
 一体この女は何の用で自分を呼んだのかと考えた。
「そんな所で突っ立ってないで、いらっしゃいな」
 とりあえずキュルケの横に座る。
「んで、何のようだ、俺明日も早いんだけど」
「まあ、冷たい、でもそこも良いわ」
 銀時はキュルケにあんまり良い印象を持っていなかった。
「あなたは、あたしをはしたない女だと思うでしょうね」
「んな事言われても良く知らねえし・・」
「思われても、しかたないの。わかる? あたしの二つ名は『微熱』」
「そういえばそんな事言ってたような・・」
 ちなみに銀時は今の今まで目の前にいる女がキュルケという名前だってことすら忘れていた。
「あたしはね、松明みたいに燃え上がりやすいの。だから、いきなりこんな風にお呼びだてしたりしてしまう。
 わかってる。いけないことよ」
「お前さっきから人を無視してしゃべるなよ」
 さっきから自分を無視してしゃべるキュルケに銀時はイライラしてきた。
「でもね、あなたはきっとお許し下さると思うわ」
「だ~か~ら~!!」
 銀時のイライラは絶頂に達していた。
 一体この女は何が言いたいのだと。
 そんな銀時の手をキュルケは握ってきた。


「恋してるのよ。あたし、あなたに。恋はホント突然ね」
「はあ?」
 銀時はすっときょんな声を上げる。
「あなたが、ギーシュを倒したときの姿・・。かっこよかったわ。彼のゴーレムを木刀の一撃で粉砕するなんて。
 目も死んだ魚の目から獣みたいな目になって、特に最後の言葉『俺は坂田銀時、ただの侍だ』
 意味は良く分からなかったけど痺れたの。信じられる? 痺れたのよ! これは情熱だわ!」
「チョイ待ち・・」
 そう言って銀時はキュルケを押しのけ部屋の周りをごそごそ何かを探し始めた。
「ちょっと、なにやってるの」
「んで、これはどういう罰ゲームなんだ」
「え?」
 今度はキュルケがすっときょんな声を上げる。
「つまりあれだろ、もてなさそうな男子に告白して、そいつがその気になってるところに
 隠れた見ているほかの女子が突然出てきて、『んなわけねーだろ、ば~か』って言うつもりなんだろ。
 俺はひっかかんねえぞ」
 女の子に告白されるというシチュエーションを碌に経験していない銀時は、ほとんど中二的
 被害妄想でキュルケを疑うほど性格がひん曲がってるのだ。
 どういう青春送ってきたんだこいつは?
「うっさい!!」
「ひどい!!私がそんなことする女に見えて、少なくとも恋している時はうそはつかないわ。
 私は本気なのよ」
「う・・」
 さすがの銀時もここまで言われたら信じざるえない。

 キュルケは銀時に身を寄せてくる。
 銀時はキュルケのような色気を振りまいてるような女は嫌いではない。
 だからといって銀時の好みとはだいぶ違う。
 そもそも銀時はガキには興味がない。
 いくら発育が良くてもキュルケは銀時から見れば年下のガキである。
 そういうのを女としても見れないのだ。
 銀時の周りの女性も結構な美人がいるが、あんまり女としてみていないふしがある。
「あのさ、悪りいだけど・・」
「ギントキ、愛してるわ・・」
 そのまま銀時はキスされ押し倒される。
 ―人の話を聞けぇぇ!!
 銀時は心の中で絶叫した。
 どうして自分の周りには人な話を聞かない奴ばかり集まるのかと。
 なんとなく頭にマゾっ子くの一がよぎった。
 銀時に好意を寄せる女性はみんなこうなのだろうか。


「キュルケ・・。待ち合わせの時間に君が来ないから来てみれば・・」
 絶妙なタイミングで窓の外から、こちらを覗くやけにハンサムな男が現われた。
「ベリッソン! ええと、二時間後に」
「話が違う!」
 キュルケは男としばらく言い争って後、魔法で男を吹っ飛ばした。
「今の誰だ」
 銀時はジト目でキュルケを見る。
「ただの友達よ」
「おめえのとこでは夜中に窓から忍び込もうとする男を友達って言うんかぁぁ!!」
「愛してるのは貴方だけよ、ギントキ」
 又銀時を押した倒そうとするが次々に窓から男達が現れる。
 ―だめだ、もしこいつとやったら確実になんかの病気がうつされる、俺は坂本みたいにはなりたくねえ。
 かなりひどいこと思う銀時だった。
 銀時はキュルケを押しのけ部屋を出ようとした。
「待って、ギントキ」
「悪りんだけど、今はそういう気分にはなれねえ、それにそういうことは本気で好きな奴とやれよ」
 そう言って銀時はドアのノブを触ろうとするが。
「ああ、そういうストイックでニヒルなところも素敵!!」
 キュルケに後から抱きつかれ押し倒される。
「ちょっと、あんた人の話聞いてたぁぁ!!」
 銀時は引き離そうとするがすごい強い力で引っ張られる。


「キュルケ!!」
 その時、扉が開いて出てきたのはルイズだった。
 この時、銀時ははじめてルイズが救いの女神に見えた。
「取り込み中よ。ヴェリエール」
「ツェルプストー、誰の使い魔に手を出してんのよ」
 ルイスはキュルケとしばらく言い争い、銀時をつれて部屋を出た。
 銀時は助かったと思い素直についていった。

「まったく、あんな女に篭絡されそうになって」
「冗談じゃねえぞ!!俺はもう少しでお婿に行けない体にされそうになったんだぞ!!
 むしろお前には感謝している」
「え!?っていうかあんたお婿に行くつもりだったの」
「そこ突っ込むとこじゃねえと思うんだけど」
 ルイズは驚いた、今までキュルケに誘惑されておちなかった男はいないのだ。
「確かに色気はあるけどよ、俺のタイプとは違うつーか、そもそもガキには
 興味がねえ」
 ―キュルケがガキなら私は一体何なのよ。
 ルイズはそんなことを思った。
「それにあの女とやったら病気うつされそうだし」
「いくら何でもひどすぎない、それ」
 この時初めてルイズはキュルケに同情した。

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