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ゼロ魔術師殿の使い魔

「こ、こいつはいったいなんなんだい!?」

「とりあえず、気にしたら負けだと思うわ」

私はため息をつきながら答えた。
私の人生は、この使い魔を召喚したときから大きく歪んでしまったような気がしてならないわ。
だって、この使い魔ってばいくつもの大騒動を巻き起こしているんですもの。
『執事たるもの主のために魔術ぐらいつかえんでか』なんていう理不尽な理由で空間転移もどきして見せたし。
朝起こしてと命令したら巨大なマラカスで殴り起こそうとしたし。間一髪でよけたけど。
食事のときとかあいつの前に私らの食事より豪華な食事が並んでたりしたし。
そのことを説明させようとしたら、どこからともなく黒板と紙芝居を取り出して説明しようとしたし。説明はいいって拒否したけど、あれ、どっから出したのかしら。
授業では確かに私の失敗魔法に巻き込まれたはずなのに傷一つなかったし。私わざとあの使い魔狙ったのに。

ギーシュとのもめごとときは原因聞いてみると、ギーシュが落とした香水をわざわざモンモランシーに渡して話しこじれさせたらしいし。確信してやったとしか思えなかったわ。
ギーシュは決闘だって叫んでたらしいんだけど、あの使い魔がギーシュと二人でどこかに行った直後から『紫の目が、紫の目が』ってうわごとをつぶやくようになったらしいわ。何したのかしらね、怖いから聞かないけど。
それにどっかから騒がしいインテリジェンスソード買ってきてたみたいなんだけど、その剣が必死に『お願いですから元の武器屋に戻させてください。いくらあいつが使い手といえどついていけません』って私に頼み込んできたときは思わず指差して笑っちゃったわ、その剣を。
フーケが学園の宝物庫襲ったりもしたんだけど、私とフーケが見てる目の前で、
覆面のタキシードを着た怪しい人物が宝物庫の品物全部風呂敷に包んで片目のつぶれた立派な角を持つ牡鹿に乗って高笑いしながら奪い去っていったし。
あれ、絶対にあいつよね、私の部屋に破壊の杖あるもの。
姫様が来た時なんか『全力でおもてなししなさい』と命じたら、姫様の行く所すべてに罠を仕掛けたし。
2連続ビンゴがどうとか言ってたけど、ビンゴって何なのかしら。
いろいろあってアルビオンに行くことになったんだけど、この使い魔ってばリヤカーによくわからない声を大きくするものを積み込んで『我等はアンリエッタ王女の密書を輸送中でありますゆえに、追いはぎ、夜盗の襲撃はご遠慮願いますよう』なんて声を張り上げて、
馬よりも速いスピードでラ・ロシェールまで爆走しちゃったからワルド様あわてていらっしゃったわ。途中で夜盗みたいな人影あいつが跳ね飛ばしてたきがしたけど、問題はないか。

ラ・ロシェールでフーケと傭兵たちに襲われたりもしたけど、
多少のアクシデントはあの使い魔のせいでなれてたからスルーしてそのまま出発したっけ。
ワルド様が風石の代わりにはなるだろうし。
空賊に襲われたけれどなんか、空賊の頭してたウェールズ殿下と、
この使い魔ってば知り合いだったらしくてにこやかに談笑してたし。
いつの間に関係作ったんだろう。
そしてアルビオンで私とワルド様の結婚式を挙げてる途中なんだけれど、

「新婦?」

結婚式だというのにため息しか出てこないのはあの使い魔のせいだ。
昨夜あの使い魔が『ワル殿は貴族派らしいのです』『ワル殿はゼロ魔術師殿の虚無の力が欲しいだけ』とかいろいろ言ってきたからだ。
もう冷めた目で見つめるしか出来ないわね、まぁいいけど、もともとあんまり好きじゃなかったし。
ポケットから金色の小さなベルを取り出して鳴らす。ワルド様はわけがわからないって顔してる。
ウェールズ殿下はうんうんと頷いてる。これの意味わかるんですね、殿下。
音が鳴り止むと同時に教会のステンドグラスを蹴り破りながらあいつが私の前に立つ。
ワルド様ものすごい驚いてる。私笑ってもいいのかしら。

「お呼びでございましょうか?、ゼロ魔術師殿」

「あいつ、あなたの好きにしていいわ」

ワルド様を指差しながらこの使い魔に告げる。私は面白おかしく見物してようかな。

「こ、こいつはいったいなんなんだい!?」

「とりあえず、気にしたら負けだと思うわ」




終わっとく



-「魔術士オーフェン」のキース・ロイヤル を召喚

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