あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

Zero ed una bambola   ゼロと人形-02


 その日の朝、トリステイン魔法学院の水汲み場では3人の少女が洗濯に精を出していた。

ごしごしごし

「アンジェリカちゃん、そんなに強くこすったら破れてしまいます」
「はい、シエスタちゃん」

ごしごしごし

「ヴァリエール様、もうちょっと力を入れないと汚れが落ちません」
「え、ええ。わかったわ」

ごしごしごし

「って、ちがーう!」

 ルイズがいきなり洗濯物を放り投げ、叫びだす。アンジェリカは放り投げられた洗濯物を起用にキャッチする。

「なんでわたし洗濯なんかしてるの!」

そう叫びながら朝の出来事を思い出す。


 アンジェリカは朝日とともに目を覚ました。
 ここはどこ?ここはトリステイン魔法学院、イタリアじゃない。隣で寝てるのは?ルイズさん、わたしのご主人様。
 一つ一つ疑問を自己解決させながらルイズを起こす。

「ルイズさん、ルイズさん。朝です。起きてください」

 ゆさゆさとルイズを揺する。

「ん、なによ?」

 寝ぼけた声で答える。

「朝ですよ、起きてください」
「ん、そうなの?」

 そういってベッドから身を起こす。

「朝って、まだ日が昇ったばかりじゃない!えーと、アンジェだっけ?こんな朝早くに何よ?」
「えっと、私これから何をすればいいんですか?」

 アンジェリカはじっとルイズの目を見詰めた。

「うーん、そうね。まずは洗濯ね。洗濯をしてきて頂戴」
「はい!わかりました!」

 元気よく返事をするとルイズをベットから引きずり出し、一緒に部屋から出ようとする。

「ちょ、待ちなさい。あんたまだ寝巻きのままじゃない!ちゃんと着替えなさいよ!」

 アンジェリカが昨日着ていた服に着替えるのを横目に、ルイズも着替える。

「着替えた?じゃあ行くわよ」

 洗濯物を持たせると、水汲み場へとアンジェリカを連れて行く。

「あの、ルイズさん」
「ん?何アンジェリカ?」
「お洗濯はどこでされるのですか」
「洗濯はあそこでするのよ」

 そういって水汲み場を指差す。するとアンジェリカは小走りなる。

「ちょっとアンジェ、危ないわよ」
「大丈夫ですよ、ルイズさん、きゃっ」

 アンジェリカはメイドとぶつかってしまった。

「アンジェ、大丈夫?そこのあんたも」
「ええ、大丈夫です。えーとヴァリエール様?す、すみません。それとこの子は・・・」
「私の名前はアンジェリカです」

 そう言ってアンジェリカは微笑む。

「アンジェリカちゃんですか。アンジェリカちゃんはここに何か御用?」
「はい、ルイズさんとお洗濯をしに来ました」
「え、私は別に・・・」
「そうなの?じゃあ私も洗濯に来ましたの。一緒に洗濯しましょうね」
「はい!あ、もちろんルイズさんも一緒ですから!」
「そ、そうなの?あ、ありがと」

 思わず礼を言ってしまった。

「あ、そうだ。自己紹介をしていませんね。私、シエスタっていいます」

 そして気がつけば3人で仲良く洗濯をしていた。


 物語は冒頭へ戻る。


「何で貴族のわたしが洗濯なんかしなくちゃいけないのよ!」

 ルイズがそう叫ぶ。

「ヴァリエール様、何も叫ばなくても」
「でもルイズさん、お洗濯は楽しいですよ。リコだって朝の静謐な空気に、石鹸の香りが大好きだって」
「そうなんですか。リコさんがどなたか存じませんが、その意見には同意しますわ」

 確かに、気分がいつもより清々しいかも、そう思い始めた。
 そして他愛もない世間話をしながら3人はまた洗濯をするのであった。


「ところでシエスタちゃん」
「何アンジェリカちゃん?」
「洗濯機はないのですか?あったらもっと楽にお洗濯できるのに」
「せんたくき?それって何でしょうか?」」



Episodio 2

Lavando della mattina
朝のお洗濯


新着情報

取得中です。