あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロテリ4

「お前は貴族であるこの僕を侮辱した。僕との決闘を受けてもらう!」
ギーシュの声が食堂に響き渡る。
「よかろう、その勝負受けてたとう」
ペルデュラボーはその決闘を受けることを宣言した。
「いい返事だ。ヴェストリの広場で待っているぞ」
そういうとギーシュは食堂から出て行く。
ギーシュと入れ替わるように、今度はルイズがペルデュラボーに近寄り訪ねる。
「ちょ、ちょっとペルデュラボー。なんでギーシュと決闘なんてするハメになったのよ?」
騒ぎを聞きつけてきたルイズが慌て飛んできたのだ。
ことの始まりは数刻前にさかのぼる。


教室の修復が終わったことをルイズが報告に行っている間、ペルデュラボーは校内の散策を行っていた。
「邪神の思惑通りに動かなくてもいいことが、これだけ素晴しいこととはな・・・」
人知れず彼はこころなし嬉しそうに呟いた。
彼-マスター・テリオン-は邪神の作り出した無限ループの"ゲームの悪役"として無限とも言える長い間囚われ、
それの思惑通りにしか動くことができず、絶望すらもとうの昔に枯れ果てていた。
だが、今は違う。
『ルイズの使い魔』という多少の拘束はあるものの、自分の意思で行動をすることができる。
この世に存在するもの全てにとってそれは当たり前のこと。
だが彼にとってはそれが、初めて手にすることのできた夢であり、"憧れ"でもあった。
その"憧れ"をかみ締めつつ散策を続けていると、食堂に人だかりが出来ているのを目にした。


「どうしてくれるんだね。君のせいで二人のレディの名誉が傷ついたじゃないか」
どうもこの少年は二股をかけていたことがメイドを切欠にばれてしまったらしく、それの責任転嫁をしているようだ。
自分の都合の悪いことが起きた理由を他人のせいにしている。
その姿はあまりにも滑稽すぎたのだろう。
「ハ、ハハハ、ハハハハハハハハ」
気がつくとどうやら余は笑っていたらしいく、少年-ギーシュ-の怒りの矛先がこちらに向いた。
「そこのお前、なにがおかしいんだ!」
ギーシュが杖をペルデュラボーに向ける。
「美しく可憐な花をより多く手中に留めて置きたい気持ち、分からんでもないが貴公にそれは無理だ」
「なんだと!!」
激昂するギーシュ。
「貴公では器が小さすぎるのだ。小さすぎる器に多くの花を添えようとするその行為、哀れすぎてかえって滑稽。笑いが出てしまう」
そういい、また笑い始める。
「お前、たしかルイズの使い魔だったな。使い魔の分際で貴族であるこの僕を侮辱するのか!」
ギーシュは怒りで顔が真っ赤になり、ふるふると腕が震えている。
「お前は貴族であるこの僕を侮辱した。僕との決闘を受けてもらう!」
ギーシュの声が食堂に響き渡る。
「よかろう、その勝負受けてたとう」
ペルデュラボーはその決闘を受けることを宣言した。
「いい返事だ。ヴェストリの広場で待っているぞ」
そういうとギーシュは食堂から出て行った

そして今に至る。

「謝っちゃいなさいよ。今ならまだ許してくれるかもしれないわ」
ルイズは視線を合わせずに説得しようとする。
ペルデュラボーが凄いことは分かっている。だがギーシュはドットメイジとは言えちゃんと魔法が使えるのだ。
彼女は、初めて魔法を成功させた"証明"を危険な目に合わせたくはなかった。
「ルイズ、貴公は余があの者に負けると思っているのか?」
ペルデュラボーが感情の見えない声で尋ねてくる。
「そ、そうよ。ギーシュはあんな性格だけどちゃんと魔法が使えるわ」
震えた声でルイズは答える。
ペルデュラボーはそんな彼女を少しの間見つめた。
しばしの沈黙の後、彼は口を開く。
「ならば余を、このペルデュラボーが勝つことを信じろ。そうすれば、それに答えよう」
「・・・・・・・・・・」
またも沈黙が続いた後、ルイズが重々しく口を開く。
「・・・どうせ止めたってやるんでしょ?なら絶対に勝ちなさい」
「もちろんだとも、我が主」
そしてペルデュラボーも広場に向かった。



「ずいぶんと遅かったな。遅すぎて逃げ出したのかと思ったよ」
待たされていた間に頭が冷えたのか、ギーシュは実にオーソドックスな挑発をしてきた。
「なに、挑戦者が遅れて登場するのは常に世の常識であろう」
実に非常識な常識で、ペルデュラボーは挑発を受け流す。
「ハンデだ、魔術を使わないでやろう」
その上挑発し返す。
「ふん、ずいぶんとふざけた使い魔だな。その言葉、後悔させてやる」
そしてみごとに挑発に引っ掛かったギーシュは薔薇に模した杖を構える。
「僕の二つ名は『青銅』。従って青銅のゴーレム『ワルキューレ』が相手をしよう」
そう言い杖を振るうとワルキューレを喚び出し、ペルデュラボーを襲わせる。
ワルキューレに殴り飛ばされるペルデュラボー、という未来を信じて。

青銅のゴーレムがペルデュラボーを襲う。
鋭く振り下ろされる右拳。
左足が骨を折らんとばかりに振り回される。
ギーシュは自身の描く未来をを実現せんがためにペルデュラボーを必用に襲わせる。
が、全ては徒労に終わっている。全て紙一重で避けられてしまっているのだ。
数で攻めても無駄だと判断したか、必殺の一撃を放つために溜めを作る。
が、その判断は命取りとなった。
ペルデュラボーは一瞬でワルキューレとの間合いを詰め、魔力の篭ったアッパーを放つ。
一瞬で空の星となったワルキューレ。
その場に居合わせた人間全員の脳内で『きらりーん』という効果音が響き渡る。
「う、うわぁあああああああ!!」
自身の力作の魔法を一撃で倒される。
そのトンデモナイ出来事を前に、ギーシュは発狂したかのように杖を振るい6体のワルキューレを創り出し、それに再び襲わせる。
しかし、その行為は徒労に終わった。新たに喚び出したワルキューレも一体目と同じ運命に終わったからだ。


「どうした、この程度なのか?」
まるで遊び足りないとでも言いたげな口調でペルデュラボーは訪ねる。
「あ、あぁぁ、うわぁ・・・・」
断言しよう。今のギーシュのSAN値は限りなく0に近い。
すでにギーシュは腰を抜かし目の端には涙を浮かべ、失禁しかけている。
そんな姿をペルデュラボーは一瞥すると
「興が冷めた。この勝負、貴公の負けだ」
そして、余りにもぶっ飛んだ光景に唖然としていたルイズの元に近寄り
「指示通り勝って来たぞ、我が主よ」
そうつまらなそうに報告したのであった。


番外
この決闘の後、ギーシュは『青銅』のほかに新しい二つ名を手に入れることになる。その名は『へタレ』。
まぁ二股がばれてそれの八つ当たりをしたら還付無きままに返り討ち。これではそうも呼ばれてしまうだろう。


没ネタ
「僕の二つ名は『青銅』。『青銅のギーシュ』だ。よって青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手しよう」
いきり立つギーシュ。
しかし、ここでとんでもない事態が発生する。

「ふむ、本気で来るか。ならば余もそれに答えよう。来い、エセルドレーダ」
-イエス、マスター
その声と共に、彼の懐から紙ふぶきが舞う。舞う。舞う。
そして紙ふぶきが晴れると、そこには一人の少女が立っていた。
「「機神召喚!鬼械神(デウス・マキナ)、リベル・レギス!!」」

そしてこの世界に最強のご都合主義が召喚された。


コレ書いたときの俺は、その場のノリとギーシュ君いぢめをやりたくて書いてたんだと思う。きっと

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