「……なッ! ゴーレム!?」
「しまった、罠よッ! 早く逃げないとッ!!」
首尾良く《破壊の杖》を手に入れたは良いものの、突如として出現したゴーレムに慌てふためくルイズたち。
その姿を遠くから眺め、ロングビル――いな、”土くれの”フーケはひそかに笑みを浮かべた。
その姿を遠くから眺め、ロングビル――いな、”土くれの”フーケはひそかに笑みを浮かべた。
強力なマジックアイテムだという《破壊の杖》。
運よく手に入れたは良いものの、困ったことに使い方がわからない。
好事家に売りつけるにしろ、自分で使うにしろ、これではどうしようもない。
運よく手に入れたは良いものの、困ったことに使い方がわからない。
好事家に売りつけるにしろ、自分で使うにしろ、これではどうしようもない。
(それなら、目の前で使っていただかなくちゃ、ね……)
――が、しかし。
「ちょっと、スパイダーマ! 何とかしなさいよッ!」
「愛のために、血を流す必要はないッ!」
「名乗りは良いから! 早くしてッ!」
せっかく考えた前口上を言えなかったのが寂しいのか、しょんぼりした様子でスパイダーマは腕の機械を起動する。
「マーヴェラーッ!!!」
(え゛………ッ!?)
「マーヴェラー! チェンジ・レオパルドン!」
(ちょ、ちょっと待って! 待ってよ! それはないでしょ、ねぇっ!?)
「レオパルドン! ソード・ビッカーッ!!」
(……ぶっちゃけ、ありえなーいッ!!)
こうしてあっさりとフーケのゴーレムは破壊され、
《破壊の杖》の使用方法は語られることもなく、その正体とともに歴史の闇へと消えていくのでした、まる。
《破壊の杖》の使用方法は語られることもなく、その正体とともに歴史の闇へと消えていくのでした、まる。
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……まあ、ぶっちゃけ、スパイダーマとレオパルドンがいれば無敵だしなぁ。
それこそ本当にゴッドマンでも呼ばないとどーしようもない。
それこそ本当にゴッドマンでも呼ばないとどーしようもない。
というか、皇太子暗殺のシーン読み返してたら、
脳内で「摩り替えておいたのさ!」の叫びが聞こえてきたから一時間ででっち上げたネタでした。
続くわけがない。
脳内で「摩り替えておいたのさ!」の叫びが聞こえてきたから一時間ででっち上げたネタでした。
続くわけがない。