あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

デュエルモンスターズZERO-04

「生徒の一人に邪教の信者がいるかもしれないじゃと?」

突如、ドアを豪快に開けて飛び込んできた教師、コルベールは息を荒くつきながら、学園長 オールド・オスマンに口泡を飛ばして陳情した。

「これをご覧ください。オールド・オスマン!」

コルベールが今朝方届いた巻物と自分のスケッチを見せる。
巻物には黄金の円で縁取りされ、中心に目玉を彫られた三角錐があった。
もう一方のスケッチにはルイズの召喚した円と長方形の物体、そして黄金錘が写されている。

「先にゲルマニアで起こった新興宗教『闇の救い』のシンボルです。先日、ミス・ヴァリエールが召喚した黄金の三角錐と非常によく似ています」
「確かにのう。教団自体は盗賊の襲撃に遭い、壊滅したと聞いておったが……」
「もし、本当に邪神や悪魔の宿った器ならゲートを通り、この地に現れたとしても……」
「……不思議ではない、と? 落ち着きたまえ。ミスタ・コルベール」

学園長はパイプを口に含んだ。
慣れた手つきでコルベールが「どうぞ」と言いながら杖を振る。
「うむ」とオスマン学園長は目を細めてうまそうに一服つくと紫煙と言葉を同時に吐き出した。

「ミス・ヴァリエールは今日、君の立会いの元、使い魔の召喚を行い直す予定じゃったな?」
「その通りです。私が空いている時間の都合上、本日最後の授業が終わってからになってしまいますが」
「とりあえず、その召喚のやり直しで、ミス・ヴァリエールが普通の使い魔を召喚するならよし。召喚に失敗した場合は……」
「ミス・ヴァリエールにあの物体を破棄させます。その後、学院の宝物庫に厳重に封印する形で」
「それが妥当じゃろうな」

話が一段落した二人は大きく息をした。
やれやれである。

だが、事態はこれで終わったわけではなかった。
むしろこれが事の始まりだったのである。

同刻  ルイズの自室

ルイズは自分の部屋にて一人、シエスタから貸してもらった手鏡にルイズ自身の顔を映す。

「……いるんでしょう? 三角錐に眠る、私の使い魔」
(――本来、俺はお前のピンチにしか出てこれないんだがな……何の用だ? 相棒)

慣れ親しんだ自分の顔が、鏡の中で男らしい表情へと変わる。
そのことに特に驚きもせず、ルイズは鏡の中のもう一人の自分へと語りかけた。

「この札に封じられた魔物たちの扱い方を教えて」
(何のためにだ?)
「ギーシュとの決闘は私が行くからよ」
(な………)
「イヤとは言わせないわよ。ご主人様の命令には従ってもらうわ」
(いくら相棒といえど、そいつは譲れないぜ。こいつらは俺の魂を分けた仲間なんだ)

ルイズは息も荒く、鏡に向かって抗議する。

「私と貴方は召喚したときから一心同体なのよ。言葉のあやなんかじゃなくてね! だから、その札の中に居るのが貴方の盟友というなら、私にとっても同胞であることに変わりは無いわ!」
(……相棒)
「貴方、夢の中で、私に「戦え」って言ったわよね? その私が戦ってあげるっていってるの! 黙ってあの札の使い方を教えなさい!」

(戦えっていったのは、あのキザ野郎のことじゃない。あれは……)
「何よ?」
(………分かった。そこまで言うなら、カードの使い方を教えよう。その代わり、約束してくれ)

「何を?」
(……決してこのデッキを見限ったり、勝負を諦めたりしないこと。いいな?)
「言われるまでも無いわ。こっちにも譲れないものがある。見栄や暇つぶしで決闘するわけじゃないもの」
(いい返事だ。じゃあ、俺のデッキの使い方を教えよう)



かくて役者は舞台に集う

 ヴェストリの広場。

西側にある、普段は人気のない広場も、今日だけは違った。
下級生から平民の使用人達まで。
数多の人々がその広場に詰め掛けて、2人の人物を見ている。

決闘者 ギーシュ・ド・グラモン

決闘者 ルイズ・フランソワーズ・ヴァリエール

ギーシュは薔薇で出来た造花を口に加えてポーズを決めていた。
一方のルイズは胸には金の三角錐。左腕にはその宝札を封じた決闘者の円盤。そして、その右手は40枚の札にかかっている。

「まさか本当に広場まで来るとはね。一応、忠告しておくよ。そのガラクタと薄っぺらい札を置いて下がりたまえ。さもないと君の両腕が粉々になってしまうよ」
「心配はいらないわ。アンタこそ、腕が折れても文句は言わないでちょうだいね。この決闘はアンタが起こしたんだから」

両者は構える。
いざ、

「「決闘(デュエル!!)」」

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