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ソーサリー・ゼロ-13

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二九七

 体力点一を失う。
 黄色い粉末は持っているか?
 なければ二四八へ戻って選びなおせ。

「それも魔法の薬なの?」
 小瓶に入った黄色い粉末を嗅ぐ君を見て、ルイズとキュルケは怪訝な表情で君を見る。
「その薬品には、ど、どんな効果が?」
 興味津々で尋ねてくるのはコルベールだ。
 君はなにも答えず、術の効果が全身に行き渡るのを数秒のあいだ待つ。
 魔法書の奪回はルイズの≪使い魔≫としてではなく、アナランドの魔法使いとしての義務なのだから、彼女たちを巻き込むわけにはいかぬと君は考える。
 やがて、ルイズたちの動きがひどくゆっくりしたものに変わったのを確認すると、君は学院の門に向かって走り出す。
 この術の効果は、術者を信じられぬほどの速さで動けるようにしてくれることなのだ。
 呼び止めるルイズの声を無視し、疾風のような勢いで門を潜り抜け、≪土塊のフーケ≫の姿を探す。

 君はすぐに、北の森の方向に向かって馬を駆る黒い人影を見つける。
 君は、ただちに馬を駆る人影を追うか(五四へ)?
 それとも、罠かもしれぬと考えて、学院の周囲を捜索してみるか(一六九へ)?


五四

 君の動きは術の効果で三倍以上に加速されているとはいえ、道具のつまった背嚢や武器を持ったまま馬に追いつこうとするのは、至難の業だ。
 息を切らして体力点一を失う。
 術の効果が切れてしまえば、すぐに相手を見失ってしまうだろう。
 君が術の持続時間を気にしだしたころ、黒い人影が駆る馬は森に踏み入る。
 あちらこちらに木の根が張り出した薄暗い森の道ならば、馬の脚もにぶるだろうが、それは君も同じだ。
 もう少しで追いつきそうなところで、君は太い根を踏みつけて、体勢を崩しそうになる。
 サイコロ二個を振り、出目を君の技術点と比較せよ。
 出目が君の技術点と同じかそれ以下ならば、君は体勢を立て直し、馬に追いつく。三四へ。
 出目が君の技術点より大きければ、君はその場で転倒し(体力点二を失う)、馬の姿も見失う。一七六へ。


三四

 走りながら馬上の人物の黒い長衣の端を掴み、そのまま強引に引きずり下ろす。
 落馬した相手は地面に激突するかに見えたが、小声で短い呪文を唱えると、回転しながら長衣を脱ぎ捨て、君から五ヤードほど離れた場所にそっと着地する。

 日没直前の薄暗い森の中だが、君の眼には長衣を脱いだ≪土塊のフーケ≫の容姿が、はっきりと見える。
 それは薄緑の長髪をなびかせる若い女だが、どこかで見覚えのある顔だ。
 女は細い腰に両手を当て、射るような視線で君を見つめる。
「まさか、走って馬に追いつく人間が居るなんて……ミス・ヴァリエールの使い魔さんは、実に不思議なマジック・アイテムをお持ちのようね」とフーケは笑う。
「それだけの、貴族と張り合えるだけの力をもっていながら、身も心も貴族の犬になり下がった恥知らず。ご主人様に褒めてもらいたくて私を追いかけてきたの?」
本来ならば快いものであろうその声は、怒りと嘲りに染まっているため、猛毒のように君の耳を刺す。
「でもね、あなたが≪ゼロのルイズ≫から骨を投げてもらうことはないわ。ここで死ぬんだからね!」
 その言葉と同時にフーケは小さな杖を取り出し、素早く呪文を唱えると、君と彼女の間の地面が三箇所同時に盛り上がる。
 盛り上がった土はたちまちのうちに、身の丈十五フィート以上の不恰好な人間めいた姿になり、君の前に猛然と立ちはだかる。
 フーケが作り出したのは巨大な土ゴーレム、それも三体だ!
 君は武器を抜いて土ゴーレムと闘うか(一〇六へ)、それとも術を使う準備をするか(二二九へ)?
 フーケに話しかけて時間をかせいでもいい(八六へ)。


八六

 三体の土ゴーレムが、君を取り囲むようににじり寄る。
 君は≪土塊のフーケ≫に、読めもしない≪エルフの魔法書≫などどうするつもりだ、と叫ぶ。
「確かにこの本は、あのオスマンの助平爺でさえ読めない、謎の文字で書かれているらしいわね」
 君の言葉を聞いたフーケは、土ゴーレムの動きを止め、思案にふけるような表情をする。
「でも、読めようが読めまいが、そんなことは関係ないのよ。トリステイン魔法学院がこの本を≪エルフの魔法書≫と鑑定したという噂は、
この辺一帯に広まっているわ……噂の出所は私だけど。研究者や蒐集家なら、その≪エルフの魔法書≫を手に入れるために、いくらでも出すでしょうね」
と言うと、微笑みつつ君に向かって手を振る。
「こんな得体の知れない古本のために命を捨てることになるなんて、莫迦ね。さよなら」
 唐突に土ゴーレムの一体が、君めがけて石柱のような腕を振り下ろしてくる!
 危ういところで胸を張り飛ばされるのをかわし、地面に転がる。
 起きあがったときには、二体目と三体目のゴーレムも攻撃に加わっている。
 このままでは、叩き潰されるのは時間の問題だ!
 君は逃走するか(一八五へ)
)、それとも術を使うか(二二九へ)?


二二九

 どの術を使う?

 SUN・四二八へ
 ROK・四〇七へ
 YOB・三五八へ
 HOT・三八一へ
 WAL・四四二へ


四四二

 体力点四を失う。
 土ゴーレムが大きく振りかぶり君めがけて拳を繰り出すが、土の拳は眼に見えない壁にぶつかり、粉々に砕け散る。
 残りの二体が君を左右から取り囲もうとするが、またもや壁にぶつかり、その場で足踏みをくり返す。
「杖もなにも持たずに障壁を!?まさか≪先住の魔法≫!?」
 フーケは驚きに目をみはる。

 身を守ることには成功したが、このままではフーケを捕らえて≪エルフの魔法書≫を取り戻すという、本来の目的は果たせない。二〇一へ。


二〇一

 互いに次の一手を考えていた君とフーケだが、闘いは思わぬ形で中断させられる。
 一瞬にして世界が真っ暗になったのだ!
 戸惑う君たちが星ひとつない暗黒の空を見上げると、シューッという耳障りな音とともに、輝く満月が『ひとつだけ』現れる。
「こ、これはいったい……」 
 呆然とするフーケのつぶやきは突如響いた地鳴りにかき消され、次に大地が揺れると、三体の土ゴーレムは次々とその場で崩れ落ちる。
 空に輝く月はじょじょに大きくなり、それに呼応するかのように地面の揺れもひどくなる。
 君はフーケのもとに駆け寄り、ふたりでこの異変から身を守ろうと言うか(一四七へ)?
 君を殺そうとした冷酷な女はほうっておき、ひとりで事態に対処するか(一二七へ)?


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