あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ルイズと忍たま-3

使い魔って大変だの段


三人がルイズに呼び出されてもう3日になる。もし、普通の人間だったら呼び出された時点でパニックに陥っていたかも知れないが、三人はそれなりにここの生活に適応していた
まず、ルイズよりも早く起きて、着替えの服を準備する。洗濯をする。部屋の掃除をする。その他。三人はしっかりと仕事をこなしていた。それなりの理由があったのだ。
ふぁ~あとあくびをする。今日は乱太郎が最初に目を覚ました。
「おい、起きてよきりちゃん、しんべえ。早くしないとまたご飯抜きにされちゃうよ」
乱太郎はそう言うとはいまだ平和な寝息をたてている二人の体を揺すった。

「もう食べられない。お腹いっぱい。タニシプリン」
「金だ、金が降ってくる。わひゃわひゃ」
どうやら寝ぼけているようだ。可哀想だが無理にでも起こすしかない。
三人が仕えることになってしまったこの少女は使い魔が自分よりも遅く起きることを許さない。昨日は一応それが原因で夕飯抜きを宣告された。
乱太郎は眼鏡をかけ、カーテンを開けた。太陽が眩しい。きり丸としんべえがのろのろと起きた
「さてと」
乱太郎はルイズに声をかけた。
「朝ですよルイズさん」


ルイズがベッドから出る前にクローゼットから下着を取り出して手渡し、着替えを手伝う。
初めはずいぶん緊張したが慣れてしまった。まだ顔を背けながら作業する乱太郎であったが。
乱太郎が職務をこなしている間きり丸としんべえは部屋の隅に立っていた。
完全に目が覚めていないのだろう、かろうじて意識を保っている状態だ。目が虚ろである。
着替えを終えたルイズが部屋から出ていくと乱太郎はぼうっとしている二人をつついて後に続いた。
どうやら朝ご飯は抜かれなくて済みそうだ。

ルイズの後について食堂に向かう途中のこと。
「はぁ~あ、給料くれないんじゃ働く気も起きないなぁー」
「僕お腹すいて死にそう」
しんべえだけでなく三人とも腹ペコであった。何しろ昨日の夕飯を食べていないのだから。ふと思い出したようにきり丸が言った。
「そういや、しんべえあの子のあだ名知ってるか?なんでも『ゼロのルイズ』っていうらしいぜ」
「こら、きりちゃんそれ言っちゃだめ。ルイズさんすごく嫌がってたから」
慌てて乱太郎はルイズをうかがったが聞こえていないようだ。ルイズの機嫌を損ねる事はなるべく避けたい。

でないとまた飯抜きの刑に処されることになる。
「だってよー、魔法使いのくせに魔法が使えないなんて道具が使えないドラえもん、サイコキネシスが使えないミュウツーみたいなもんだろ」
乱太郎は止めようとしたがなおもきり丸は続けた。
「あ~あ、ケチくさい上に魔法が使えないなんてなぁ。なんのために毎日働いてやってんだか」
「ちょっときりちゃん、声が大きいよ。そろそろやめなよ」
「いや、まてよ。魔法が使えない魔法使い・・・・・・、これで歌でも作ったら案外儲かっちゃったりして」
「人は呪文を紡ぎながら魔法を創る~♪魔法なんて出来ないまま私は生きる~♪」
きり丸は上機嫌だった。CD化、漫画化、ドラマ化。一体どれ程の儲けになるだろうか。成功すれば億万長者も夢じゃない。
しかし、きり丸の妄想はそこで打ち切られた。何かにぶつかった。どうやら急に立ち止まったしんべえにぶつかってしまったようだ。
「どうしたしんべえ?」
しんべえは答えない。見ると震えながら固まっている。なんと隣の乱太郎もである。二人の視線をたどると・・・・・ルイズがいた。わなわなと震え、青筋をたてている。

どうやら自分は気付かれているとも知らずに言いたい放題喋ってしまったらしい。さすがのきり丸も身じろぎできなくなる。
これまでも何度か怒られたことはあったが、ここまで迫力のあったルイズは初めてだ。
「あたしがケチくさいって?そうね、今までご褒美の一つもあげなかったもんね」
ルイズの声は不気味なくらい落ち着いていた。
「ゼロで悪かったわね!」



三人はしょんぼりと食堂の前に立っていた。慈悲深い主人は三人に今日一日食事抜きを言いわたした。

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