あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

GTA-0_2

正直に言って、あんな変な奴を使い魔にする気は無かったけれど 、先生は再召喚を認めてくれなかった。
なので『 本当に仕方なく 』使い魔にしてやろうと思った、その時

――ブロロロロッ!

鉄の塊から聞いた事もない音が発せられ、その音を聞いて私は恥ずかしながら、驚いて体が震えてしまった。
そんな私の目の前で使い魔は、勝手に窓のような物を閉め始めたのだ。ご主人様の許可なしで!
当然、こんな行動を許すわけにはいかない。
「ちょっと! 何してるのよ!? 開けなさいっ!!」
使い魔からの返答は無し。かわりに送られてきたのは私達二人に呆れたような視線。

ぷっちぃ~ん

擬音にすればこんな感じかしら。私の堪忍袋の緒は切れた。
「ご主人様に向かってその態度はなんなのっ!!」
私の言葉を無視する様に使い魔は鉄の塊を動かし始めた。逃げるつもりなの? こいつ。


……言う事を聞かない使い魔には『 躾 』が必要ね。


「なっ、なんという事を!!ミス・ヴァリエール!」
「ミスタ・コルベール。私は自分の使い魔に躾をしただけで…」
私の弁明を聞く前に、先生は動く鉄の塊へと駆け出していた。
「ああっ!未知の技術がっ!」とか「まさか壊れてしまったのか!?」
などと独り言を言いながら狼狽する先生。
いい年の大人が何を慌てているのよ、情けないわね。

とにかく、『 使い魔が逃亡 』などという不名誉は避ける事ができたけど……
あの使い魔は私の命令を無視している。再び逃げ出す様が容易に想像できるわ。
不本意だけど、そうなる前に急いで契約しないと不味いわね。
私は先生によって鉄の塊の中から外に運び出されている『 礼儀知らずのバカ使い魔 』の傍へと近づいていった。
変な格好をした、訳の分からない言葉を話す、人相の悪い男。
よりにもよって、こんな奴に私のファーストキスを捧げる事になるなんて……。
私は自身の運の無さを呪い、先生に呪詛の念を送った。主に、髪に関して。



っ!?
痛みを感じ取り、脳が覚醒していく。 一体何が起こったんだ。

そうだ、俺は頭に何かをくらって…。

「やっと目を覚ましたわね」
頭上から掛けられる言葉。女の、それもガキの声だ。
……? 何かおかしい。この声、まるで聞いた事のあるような、それも少し前だ。
鮮明になっていく視界。最初に映ったのは……五月蝿いピンク頭。
「何だ…、英語を話せるのか」
そう呟いた俺にピンク頭は
「何よ。アンタ、ちゃんと喋れるじゃない」
と返してきた。そりゃ俺の台詞だ。

「少し宜しいかね?」
いつの間にか居たハゲも英語で話しかけてくる。一体どういう事だ?
さっきまで何処かの外国語で話していた奴が急に英語で話しだすだと? ……不自然すぎる。
そんな事を考えているとハゲは俺の手に触ろうとしている。
「何してやがる」
さっと手を引き、ハゲに不快感を表す。こいつホモか?ふざけやがって。
「あ、あぁ、すまなかったね。君の左手に浮かんでいるルーンを見せてもらえないか?」
ルーン? 左手に視線を移すとそこには謎の文字列が描かれていた。何だこれは。いつの間に…。
「おい、これは何だ?」
率直に疑問をぶつける。こんな物はさっきまで無かった。
「ああ、それは使い魔のルーンでね…」

ああ……面倒な事になったな。このハゲは気違いか薬中らしい。ハゲの話を適当に聞き流していると
「そういう事よ! それとアンタ、さっきから平民の分際でなに偉そうな口きいてんのよ!」
ピンク頭に怒鳴られた。

俺も舐められたもんだ。 普段ならこんなふざけた奴等は蹴り飛ばすか無視するが…。
少々聞きたい事があるので、面倒だがこちらから『 質問 』する事にした。
「アンタ、名前は?」
「ん、私かね? 私はコルベールと言ってこの学院の教師だよ」
「そうか、それじゃあコルベール」
俺はやおら起き上がると、コルベールという男に近づき
「……!!」
「あっ、あんた!何してんのよ!?」
「今から俺が聞く事に正直に答えろ」
奴の喉下にナイフを突きつけた。

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