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「オーケェ。これはどういうことか誰か説明できるかな?」
ん?という仕草を見せつつ3人の仲間の方を向いてジャック・オニールは、ゲイトをくぐったはずなのに気がついたら魔法によって
未知の世界に召喚されたらしいという前代見聞の事件への納得のいく回答を期待して言った。それに対してチームの紅一点サマンサ・カーターが答える。
「わかりません・・・ただ、彼らの言う召喚魔法――普通はこの世界の生き物を呼び出すそうですが、
それが一種の転送装置、ゲイトと同じくワームホールのようなものなら地球とP5X-577を繋ぐワームホールに干渉して
非物質化して流されていた我々を横道に逸らしてこちらで再構成したのかもしれません。いや、でもワームホールに別のワームホールで
干渉するなんて理論的には・・・、ましてや受信側のゲイトもコンバーターなしに物質を再構築するなんてに・・・」
「あー、もういい」 いつもの様にノンストップ説明マシーンとなりぶつぶつ言っているカーターをオニールが遮る。
「つまりだ、我々は本来の道筋を逸れて、ゲイトがあるかもわからない未知の世界に飛ばされたことに変わりないわけだ?その・・・魔法でだ」
ハナから魔法なんて信じない、といった顔で言う。そうです、とカーターが短く答えた。
そこにダニエル・ジャクソンが話に加わる。
「そう悲観することないかも。」 何でだ、とオニールが聞く。
「君のその左手に刻まれた文字。これはルーン文字だ。ルーン文字は古代北欧で使われていた文字で、一つ一つそれ自体に
魔力が宿っていると言われている。だがそれは今は重要じゃない。わかるかい?」
オニールが首を傾げる中、ふいにカーターが答える。
「アスガードね!」
「その通り!」とダニエル。
「あ~、つまりだ。この星にもアスガードへの直通電話があるかもしれないと?」
灰色のおチビ――グレイ型宇宙人達を思い出しつつオニールが聞く。
「さっき彼らが始祖ブリミルと言っているのを聞いた。ブリミルとは北欧神話に登場する原初の巨人、ユーミルの別名だ。
案外この星はアスガードの不可侵協定で守られているのかも。そうじゃなくても何らかの関係があるのは確かだ。
少なくとも彼らはゴアウルドには見えない」
「でもそれなら妙じゃない?原始的な社会に見えるのにあんなハイテクをあからさまにつかってるなんて・・・」
さっき人々が宙に浮き、飛んで行った現象を思い出してカーターが言った。
「ノックスみたいだってか?さぁ、それは僕にもわからないよ。彼ら自信本当に魔法だと思っているか、あるいは本当に魔法なのかも」
「おいおい・・・まさか信じてるのかぁ?その魔法だか魔法学院だかを?」 オニールが口を挟む。
「いや・・・でもさっきの見ただろ?それに見たことのない生物もたくさんいた。ここはあらゆる可能性を考慮してこうどうするべきだよ」
「そうかい。ところで―使い魔の契約といったか。どうして――私だけなんだ?その――」
キスだ、とばつの悪そうにオニールとダニエルが同時に言う。
「さぁね、使い魔は一人一匹とか言ってたからたまたまかも。もしくは君がリーダーだからかも」
「そうか。でもなんで――キスなんだ?普通はもっと儀式といえば・・・」
カーターが視線をオニールに送っている。
「おい!私にそんな趣味はないぞ――」 その視線の意図に気づいたオニールが言った。
ダニエルが苦笑する。ティルクは何のことだかわかっていない様だった。
「とにかくだ。まず今後の方針だが――ゲイトかアスカードへの赤電話の発見。
それから、やっぱり使い魔だかなんだか知らんが――をやらなくちゃいけないのか?あのルイズ・フランソワーズ・・・ブランドだかドラえもんだかの」
「ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールだ」 ティルクが短く補足すると、どうもティルク、とオニールが短く返す。
「僕は賛成だね」とダニエル。
「いずれにせよ長居になりそうだから協力者は必要だよ。それに彼らの魔法や文明にも興味あるし、使い魔ってのも面白そうじゃないか」
「ホント考古学者は気楽でいいよ・・・」 オニールがウンザリした様な顔で言う。
「でも大佐、ダニエルの言う通りです。彼らの魔法・・・かテクノロジーかはわかりませんが・・・は脅威です。同盟を結べれば地球にとっても利益になります」
オニールがカーターに、もし帰れればの話だがな、と返そうとした瞬間。
「なんでうしろついてこないのよーーーーーーーー!!こんのバカ使い魔達ーーーー!!」
思わずオニールが反応し、銃口を向けそうになったその先には、
授業とやらにでるために歩いて行ったしまった(何故か他の魔法使いといっしょに宙を飛ばずに!)
彼らを召喚した張本人、ルイズ・フランソワーズル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが戻ってきていた。
こうして4人の旅が始まった!
STAR GÅTE SG-0 完
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