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二九六
体力点一を失う。
砂の持ち合わせはあるか?
なければこの術の効果はないので、一六一へ戻って選びなおせ。
君が青銅ゴーレムたちの足下の地面に砂を投げると、途端に地面が泡立ちはじめ、流砂が青銅ゴーレムの足をとらえる。
六体の青銅ゴーレムは次々とその場に倒れ、重い青銅の躯体はみるみるうちに沈んでいく。
あっという間にその姿は見えなくなり、やがて流砂は、もとの固い地面へと戻る。
「≪土≫系統だ!」
「杖もなしに、あれだけの魔法を……?」
周りを囲んで見物していた生徒たちが、思いもよらぬ結果に驚きざわめくなか、君は決闘の相手であるギーシュを正面から見据える。
少年の顔は青ざめ、戦意を喪失しているのは誰の目にも明らかだ。
「き、君も≪土≫のメイジだったのか!?」
ギーシュが震える声で問いかけてくる。
君はどう答える?
この世界とは原理の異なる、異国の魔法の使い手だと打ち明けるか?・四五へ
魔法の道具を武器にする平民だと答えるか?・一二五へ
なにも答えず剣を構え、ギーシュに一撃を浴びせるか?・二二六へ
一二五
「君の国では、こんな恐ろしいマジック・アイテムを平民が使えるというのか。 どうりでメイジを恐れないわけだ」
ギーシュは君に怯えながらも、非常に感心した様子だ。
君が白刃をちらつかせながら、まだ決闘は終わっていないぞと言うと、
「もちろん、僕の負けだ! 参った!」と、
慌てて茎だけになった薔薇を放り投げ、頭を下げる。
先刻、理不尽に叱りつけたシエスタに謝罪するのかと尋ねると、
「あれは、完全に僕の八つ当たりだった。 貴族として恥ずべきことだ、すぐにでも謝罪しに行く」という、
思った以上に潔い答えが返ってくる。
敗北を認めたギーシュに対し、君は食堂での非礼を彼に詫びることにする。
祖国の運命のかかった重大な任務の途中で突然、わけのわからぬ世界に連れ込まれた困惑と苛立ちが、君に食堂でのあの挑発的な
言動をとらせたのだ。
考えてみればもっと穏便に諌めることもできたのに、大人げない行為だと反省する。
君の謙虚な態度にギーシュは感謝し、平民だがその魂はさながら騎士のようだと君を褒めたたえ、握手を求める。
貴重な知り合いができた。
強運点二を加え、一五四へ。
一五四
食堂に戻って、ギーシュがシエスタに真剣に謝罪するのを見届けた君は、ギーシュに続いてその場を離れようとするが、背後から呼び止められる。
「わ、わたしなんかのために、本当にありがとうございます!」
頬を紅く染めたシエスタが、君に何度も頭を下げる。
君がギーシュ相手に決闘を行ったのは、半ば憂さ晴らしのためだったのだから、ここまで感謝されるとかえって心地悪い。
たいしたことではないから気にするなと食堂を出ようとするのだが、シエスタは、ぜひ他の使用人たちにも会ってほしいと言う。
君はシエスタの頼みを聞くか(一一九へ)?
断って、ルイズの姿を探すか(二七八へ)?
一一九
シエスタに導かれ、君がやってきたのは食堂の裏手、調理場だ。
昼食の時間が終わってまだまもないため、大皿、匙、グラスなど大量の食器が運び込まれ、水を張った大桶に漬けられている。
食器が洗われているいっぽう、夕食の下ごしらえも行われているが、大半の料理人は手が空いているようだ。
シエスタが料理長らしき太った中年の男に君を紹介し、事の顛末を説明すると、マルトーという名の料理長は狂喜し、他の料理人たちも
歓声をあげる。
彼らは以前から貴族の横暴を腹に据えかねており、魔法の道具を使ったとはいえ、一介の平民である君が貴族の魔法に打ち勝ったというのを、
わが事のように喜んでいるのだ。
調理場は君を質問責めにするマルトーを中心に、お祭り騒ぎになる。
マルトーは君の前に豪勢な料理とワインを並べ、好きなだけ食べてくれと言う。
暖かな料理を口にした君は、食材の良さを抜きにしても、マルトーの料理の腕前は君の知る限り最高のものだと確信する。
今日まだ食事をしていなかったら体力点四を、すでにどこかで食べていれば体力点二を加えよ。
マルトーは、君がギーシュの青銅ゴーレムを葬った謎めいた魔法の道具を話題にあげる。
「そんな凄いものが、あんたの国じゃあ平民の手に渡っているのか」
君が背嚢から出した品々を眺めつつ、唸るように言う。
「なあ、いくらでも出すから俺にも売ってくれよ! 貴族連中が癇癪を起こしたときの護身用に欲しいんだ」
君は、右も左もわからぬこの土地では、これらの魔法の道具が命綱も同然なので、残念ながら譲るわけにはいかぬと答える。
実際は、魔法使いの術と併用しなければなんの効果もあらわれないうえ、道具自体はハルケギニアでも簡単に調達できそうなものばかりなのだが。
なおも道具を買い取ろうと粘るマルトーとシエスタに食事の礼を述べ、君は足早に調理場を立ち去る。四○へ。
四〇
君は調理場を出て、午後の授業に出席しているはずのルイズを探すが、考えてみればどこになんの教室があるのかを君は知らない。
五つの塔がそびえ立つ広大な学院内を、手当たり次第に探すわけにもいかぬだろう。
君は、誰か通りかかった人間に、教室の場所を尋ねるか(一八〇へ)?
それとも、寄宿舎のルイズの部屋まで戻り、彼女の帰りを待つか(一三三へ)?
一八〇
本塔の周囲を歩き回る君は、ふたつのマントを羽織った人影を目にする。
一人はやや頭の禿げ上がった、学者風の中年の魔法使い。
昨日の草原の一件で、生徒たちを率いていた男だ。
もう一人は、緑がかった髪と眼鏡が目立つ、美しく理知的な女だ。
なにやら巻物の束を抱えている。
君はどちらに話しかける?
中年男(一三三)か、美女か(二七二)?
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二九六
体力点一を失う。
砂の持ち合わせはあるか?
なければこの術の効果はないので、一六一へ戻って選びなおせ。
君が青銅ゴーレムたちの足下の地面に砂を投げると、途端に地面が泡立ちはじめ、流砂が青銅ゴーレムの足をとらえる。
六体の青銅ゴーレムは次々とその場に倒れ、重い青銅の躯体はみるみるうちに沈んでいく。
あっという間にその姿は見えなくなり、やがて流砂は、もとの固い地面へと戻る。
「≪土≫系統だ!」
「杖もなしに、あれだけの魔法を……?」
周りを囲んで見物していた生徒たちが、思いもよらぬ結果に驚きざわめくなか、君は決闘の相手であるギーシュを正面から見据える。
少年の顔は青ざめ、戦意を喪失しているのは誰の目にも明らかだ。
「き、君も≪土≫のメイジだったのか!?」
ギーシュが震える声で問いかけてくる。
君はどう答える?
この世界とは原理の異なる、異国の魔法の使い手だと打ち明けるか?・四五へ
魔法の道具を武器にする平民だと答えるか?・一二五へ
なにも答えず剣を構え、ギーシュに一撃を浴びせるか?・二二六へ
一二五
「君の国では、こんな恐ろしいマジック・アイテムを平民が使えるというのか。 どうりでメイジを恐れないわけだ」
ギーシュは君に怯えながらも、非常に感心した様子だ。
君が白刃をちらつかせながら、まだ決闘は終わっていないぞと言うと、
「もちろん、僕の負けだ! 参った!」と、
慌てて茎だけになった薔薇を放り投げ、頭を下げる。
先刻、理不尽に叱りつけたシエスタに謝罪するのかと尋ねると、
「あれは、完全に僕の八つ当たりだった。 貴族として恥ずべきことだ、すぐにでも謝罪しに行く」という、
思った以上に潔い答えが返ってくる。
敗北を認めたギーシュに対し、君は食堂での非礼を彼に詫びることにする。
祖国の運命のかかった重大な任務の途中で突然、わけのわからぬ世界に連れ込まれた困惑と苛立ちが、君に食堂でのあの挑発的な
言動をとらせたのだ。
考えてみればもっと穏便に諌めることもできたのに、大人げない行為だと反省する。
君の謙虚な態度にギーシュは感謝し、騎士道的な行いを褒めたたえて、握手を求める。
貴重な知り合いができた。
強運点二を加え、一五四へ。
一五四
食堂に戻って、ギーシュがシエスタに真剣に謝罪するのを見届けた君は、ギーシュに続いてその場を離れようとするが、背後から呼び止められる。
「わ、わたしなんかのために、本当にありがとうございます!」
頬を紅く染めたシエスタが、君に何度も頭を下げる。
君がギーシュ相手に決闘を行ったのは、半ば憂さ晴らしのためだったのだから、ここまで感謝されるとかえって心地悪い。
たいしたことではないから気にするなと食堂を出ようとするのだが、シエスタは、ぜひ他の使用人たちにも会ってほしいと言う。
君はシエスタの頼みを聞くか(一一九へ)?
断って、ルイズの姿を探すか(二七八へ)?
一一九
シエスタに導かれ、君がやってきたのは食堂の裏手、調理場だ。
昼食の時間が終わってまだまもないため、大皿、匙、グラスなど大量の食器が運び込まれ、水を張った大桶に漬けられている。
食器が洗われているいっぽう、夕食の下ごしらえも行われているが、大半の料理人は手が空いているようだ。
シエスタが料理長らしき太った中年の男に君を紹介し、事の顛末を説明すると、マルトーという名の料理長は狂喜し、他の料理人たちも
歓声をあげる。
彼らは以前から貴族の横暴を腹に据えかねており、魔法の道具を使ったとはいえ、一介の平民である君が貴族の魔法に打ち勝ったというのを、
わが事のように喜んでいるのだ。
調理場は君を質問責めにするマルトーを中心に、お祭り騒ぎになる。
マルトーは君の前に豪勢な料理とワインを並べ、好きなだけ食べてくれと言う。
暖かな料理を口にした君は、食材の良さを抜きにしても、マルトーの料理の腕前は君の知る限り最高のものだと確信する。
今日まだ食事をしていなかったら体力点四を、すでにどこかで食べていれば体力点二を加えよ。
マルトーは、君がギーシュの青銅ゴーレムを葬った謎めいた魔法の道具を話題にあげる。
「そんな凄いものが、あんたの国じゃあ平民の手に渡っているのか」
君が背嚢から出した品々を眺めつつ、唸るように言う。
「なあ、いくらでも出すから俺にも売ってくれよ! 貴族連中が癇癪を起こしたときの護身用に欲しいんだ」
君は、右も左もわからぬこの土地では、これらの魔法の道具が命綱も同然なので、残念ながら譲るわけにはいかぬと答える。
実際は、魔法使いの術と併用しなければなんの効果もあらわれないうえ、道具自体はハルケギニアでも簡単に調達できそうなものばかりなのだが。
なおも道具を買い取ろうと粘るマルトーとシエスタに食事の礼を述べ、君は足早に調理場を立ち去る。四○へ。
四〇
君は調理場を出て、午後の授業に出席しているはずのルイズを探すが、考えてみればどこになんの教室があるのかを君は知らない。
五つの塔がそびえ立つ広大な学院内を、手当たり次第に探すわけにもいかぬだろう。
君は、誰か通りかかった人間に、教室の場所を尋ねるか(一八〇へ)?
それとも、寄宿舎のルイズの部屋まで戻り、彼女の帰りを待つか(一三三へ)?
一八〇
本塔の周囲を歩き回る君は、ふたつのマントを羽織った人影を目にする。
一人はやや頭の禿げ上がった、学者風の中年の魔法使い。
昨日の草原の一件で、生徒たちを率いていた男だ。
もう一人は、緑がかった髪と眼鏡が目立つ、美しく理知的な女だ。
なにやら巻物の束を抱えている。
君はどちらに話しかける?
中年男(一三三)か、美女か(二七二)?
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