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ヘイセイシボウチャンス
「どうもゲームセンターCX。課長の有野です」
ゲームセンターゼロ ~ルイズの挑戦~
「今日、挑戦するのはこれ、『ゼロの使い魔』……知らないですね~」
疑問顔の有野にすぐさまプロデューサー兼ナレーションの通称『管さん』が解説を入れる。
『ゼロの使い魔。2004年にメディアファクトリー文庫から刊行されているヤマグチノボル原作
イラスト兎塚エイジのラブコメファンタジー。現在までに17作出版している内の記念すべき第一作。
特徴的なツンデレ描写と、ファンタジー世界の融合が高い評価を受けている。
外伝だけでなく漫画やアニメなどのメディアミックス展開も広くされており、
特にアニメにおいては数多くの釘宮病患者を生み出したといわれている。
果たして攻略はできるのか?』
「うーん。つまり恋愛シュミレーションなんですかねー?ときメモみたいな……」
『今回、課長には実際に召喚されてもらいます』
「どういうことなん……?とりあえずゲームセンターCX!課長~ON!」
『スタートと同時に課長の目の前に、何やら怪しげな銀色の鏡が出現』
「これ触ったら、なんか起こるんちゃうん?いややわー触りたくないわー」
『しぶしぶ手を触れる有野。すると一気に鏡に引きこまれてしまう!』
「ほらなー。課長の言った通りやん」
「あんた、誰?」
『課長が気づくと見知らぬ場所で、見知らぬ女の子が目の前に立っている』
「あ、けっこうかわいいやん。誰や」
「ちょっと質問してるのは私でしょ!?」
「うわ、めっちゃ怒っとるで」
『相変わらず説明書を読まない男有野。さっそくヒロインであるルイズの機嫌を損ねてしまう手痛いスタート。気を取り直してプレイ再開』
「あんた名前は?」
「アリノ シンヤです」
「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことをされるなんて、普通は一生ないんだから」
「え、なになに……うおーい!ええんこれ!?犯罪ちゃうん?課長もう37やで?」
「うるさい!」
『突然のヒロインのキスに大興奮の有野37歳。二児の父』
「ていうかさっきからコレ誰の声なの?」
「浮気なるんちゃうコレ?」
『課長はルイズの使い魔としてファンタジー世界ハルケギニアに召喚されたと説明を受ける』
「給料いくらぐらいなんやろ」
「そんなの出るわけないでしょ」
「ええー課長、家族養ってんやで。一家の大黒柱やで?ていうか元の世界戻れるんかコレ」
「平民のあんたの都合なんて知らないわよ!泣きたいのは私なんだからね!」
「あかん。話進んでないのに、めっちゃ怒っとる」
『うろたえまくりの課長。と、ここでルイズの部屋のドアが開き、あの男が登場』
「!? だ、誰よ!?あんた!?」
「こんばんわ。東島です」
「東島?何しにきてん」
「有野さんが心配で僕も来てしまいました」
『なんとここでアメリカ帰りの初代AD東島が登場』
「有野さん、ルイズちゃんはかなりのツンデレなので、最初はガンガン攻められても気にせずいってください」
「えー課長どっちかというとSなんやけど」
『それを聞いて苦笑いの東島は、そそくさと部屋から退場』
「だから誰なのよ!?ちょっとシンヤ説明しなさいよ!」
「ええんかなールイズめちゃくちゃ怒ってるやん」
「あんたが怒らせてんでしょーが!」
『心配性の有野だったが、東島の助言を信じ、一気にペースアップ。
しかし、それに比例するかのようにルイズのツンツン具合も上昇していく。
そしてとうとう事件が起こる』
「あかん!!」
『ルイズの唱えた呪文とともに石が大爆発。教室は一気に地獄絵図と化してしまう』
「ちょっと失敗しちゃったみたいね」
「ちょっとじゃないやろ~」
『ここでも余計なひと言が多い有野。当然のように……』
「かたずけはあんたがしなさい!」
『ゴミだらけの教室に有野を残しルイズは出て行ってしまった』
「え~これ一人でやるん?」
『しぶしぶ片づけを始める有野。もともと地味な作業を淡々と続けることは得意な有野だったのだが問題が発生』
「これ一人では無理やろ。こっちただのおっさん一人やで」
『真っ二つに割れた巨大な教卓の一部。こればかりは一人でどうすることもできない。すでに有野の額には冷えピタが張られている』
「し、しょうがないわね……私が手伝ってあげても……」
「有野さん、ここは俺が」
「おおお!さ、笹野か!?」
「……」
『過去何度も天性のセンスで課長を救ってきた笹野登場。二人の協力プレーで部屋の片づけはすぐに終わらせることができた』
「笹野手伝ってくるのはええけど、手汗でべちゃべちゃなんやけど」
「……すいません」
「あ、終わったで、ルイズちゃん」
「何手伝ってもらってんのよ!このバカ犬!」
「あかん!」
『さらに悪化したように見える課長とルイズの関係。このままでエンディングを迎えることはできるのか?』
『部屋の掃除をしたにも関わらずルイズの怒りを買ってしまった有野は昼食を抜きにされてしまう』
「怒っとたなーあの子。にしても腹減ったわ笹野。ロケ弁とか出ないん?」
「有野さんイカありますよ」
「ファンタジー世界でもイカかー……まあええけど」
『笹野と一緒にイカを噛みながら学園をブラブラ探索。そこで有野に新たな出会いが訪れる』
「どうされましたか?」
『後ろから声をかけられ振り向いた課長が見たものは……』
「萌えー!」
「!?」
『シエスタ。学園のメイドで、主人公を様々な面でサポートしてくれる』
「えと……あのもしかしてミス・ヴァリエールの使い魔さんですか?」
「そやけど。なんでしっとはるんですか?」
「ミス・ヴァリエールが平民を召喚したって噂になってまして」
「わーお、課長有名人」
「有野さん、イカ食いながらは失礼ですよ」
『しばらく話して、人の良さそうな雰囲気を感じ取ったのか、シエスタは有野を食事に誘う』
「もし、お腹がすいてらっしゃるのでしたら、厨房に来られませんか?」
「いや、イカあるから大丈夫です」
『無下に断る有野。そこに慌てて東島が助言に入る』
「有野さん。ここは断っちゃだめです」
「あれ、東島まだおったん?」
「あ、はい。あの、ここ断ったら大事なフラグが立たなくなっちゃうんで誘いに乗ってください」
「えーでも危ないんちゃう?壺とか買わされたら嫌やで課長」
「いや、そういう話ではないんで」
『ここは東島の助言通り、メイドシエスタに付いていき食事を振舞ってもらうことに』
「なんで、東島と笹野も一緒に食べとん?誘われたん課長だけやで」
「そんな、いいじゃないですか」
「いっしょに使い魔した仲じゃないですか」
「部屋の掃除しただけやん」
『和気あいあいと食事を楽しむ使い魔一行。しかしこの後有野は地獄を見ることとなる……』
『シエスタの食事のお礼にと、配膳の手伝いをすることとなった使い魔有野、しかしそこで問題が発生』
「あ、なんか落としたで?」
『課長が小瓶を拾い、先ほどからキザッたらしいことを語っている少年に渡そうとする。
すると、目の前の少年が二股をしていたことが判明。一気にその場が修羅場化する』
「昼ドラみたいやなー」
「君の軽率な行動のせいで二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだね?」
「えー課長のせいなん?それはおかしいやろ」
『課長の必死の弁明空しく、決闘をするという流れになってしまう』
「うわ、なんかやばい雰囲気やで」
「シンヤさん……殺されちゃう……殺されちゃうわ!」
「ちょっとシンヤ!あんた何勝手に決闘の約束なんかしてんのよ!」
「課長がんばってください」
「戦闘あるんや、これ……」
『中ボス、ギーシュ。7体ものゴーレムを操り連携攻撃をしてくる強敵。一度でもコンボを食らうと大ダメージは確実』
「僕はメイジだ、だから魔法で戦う。よもや文句はあるまいね?」
「文句あります言うても駄目なんやろコレ」
「行けワルキューレたち!」
『ギーシュによる波状攻撃』
「あーあかん!うわっ!めっちゃダメージくらうやんこれ!」
「シンヤ!」
「課長!」
「痛!あ、これ全滅イベント?」
「違います」
『慌てる課長に冷静に応える笹野』
「平民が貴族にたてつくからこうなるんだよ!」
「あーあかーん!」
『ギーシュの連続攻撃にみるみる体力を減らされる有野。そして』
「これで止めだ!」
「シンヤー!」
「ああああ!」
G A M E O V E R
「ガメオベラやー」
『見せ場なくあっさりとゲームオーバーの有野。再開は……』
「あんた、誰?」
「うわー最初からやー!!」
「な、なに!?急に大声出さないでよ!」
『衝撃のコンテニュー無し!はたして有野に攻略可能なのか!?』
『一日を掛けて同じギーシュ戦の所まですすめた有野。しかしギーシュ攻略のカギの糸口すらつかむことができない』
「行け!ワルキューレ!」
「シンヤー!」
「うわっ!あかん!」
『そして……』
「あんた誰?」
「あなたのシンヤです」
『ルイズと3度目の使い魔契約のキス。そんな有野を見かねて笹野が動く』
「有野さん。ギーシュは武器を持たないと倒せません」
「それはピストル的なもの?」
「いえ、とりあえずギーシュ戦は攻撃を受けないよう立ち回ってください。それで展開が変わるので」
「くあー、やっぱり最初は倒せれんのや」
「ちょっとあんたたちさっきから何?ご主人様を無視して何ブツブツ言ってんのよ」
「あ、ルイズさん。下着洗ってきました」
「東島、なんか犯罪っぽいで」
「決闘だ!」
『ギーシュと3度目の決闘。今回は助言通りよけることに専念し、大ダメージを受けながらも逃げ回ること数分』
「平民にしてはなかなか粘るね。このままじゃ可哀想だし、これを使うといい」
ギーシュが呪文を唱えると有野の目の前に剣が現れる。
「お、剣きたで」
「シンヤ!駄目よそれを抜いたらギーシュは本気で来るわ!」
「ええ、今まで本気やなかったんかい……それはないでー。こっちあと一発で死ぬんやで?」
『本気でビビる有野。そんなビビり有野を見かねたのか、4代目ADのあの男が立ち上がる』
「有野さん、お手伝いさせてください」
「えーイノコMAXー?……」
「あのロケハンはしたので」
「自信あるん?」
「普通です」
「……なに勝手に決闘に乱入しようとしているんだい?」
「ギーシュあんなこと言うとるで」
「乱入しちゃえばこっちのものなので」
「……そうか……なら、二人もろとも死ぬといい!」
「あ」
「シンヤー!」
『叫ぶルイズ。暗転する画面。これが意味することは……』
「あんた、誰?」
「井上ー!」
「すいません……」
『有野さん』
「はい」
『実は、助っ人はもう一人います』
「ほう!」
『とりあえずルイズちゃんとキスしちゃってください』
「あ、はい。毎回これ緊張するわ」
「ちょっとこれどういうことか説明して……ん」
「……で、助っ人は?」
『3代目AD、エース浦川を投入します!』
「有野さん……一機やらせてもらってよかですか」
「おお、ついに投入しますか!」
『あの超難関ソフト「高橋名人の冒険島」を攻略したこの男と共に、ギーシュの攻略。お願いします!』
「いきますかー」
『……と、言いたかったのですが……時計を見てください』
「え、うわー、もうこんな時間ですか」
『すでに1時を超えています。続行かギブアップか有野さんが決断してください』
「なんでご主人様の私を差し置いて!?」
「んールイズちゃん、すごいこっち見てるしなー……………………ギブアップでお願いします!」
「ふざけんじゃないわよー!!このバカ犬ううう!!」
チャララッチャチャーチャチャチャチャー
王様は謎の呪文をつぶやいた。
「ワシも ルイズたんと チュー したい」
『終』
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