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「ゼロの黒魔道士-00」(2008/11/29 (土) 19:18:15) の最新版変更点
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みんな……
ありがとう……
さようなら……
ボクの記憶を空へあずけに行くよ……
…空の向こうって、こんなに人がいるんだっけ…?
―ゼロの黒魔道士―
…たしかに、ボクは動かなくなってしまったはずだった…
…不思議と怖くないやって思ってた
みんなとめぐり逢えたから、だよね、きっと…
…死ぬときって、「光に包まれる」って表現があるって聞いてたけど…
「…人形?いえ、人なの?」
…光に包まれて、気づいたら青空が広がっていた…
「まさか、私、平民を召還しちゃったの?」
…ひょっとして、ここが空の向こうの…天国とかなのかなぁ…?
「あんた、何?」
…空の向こうにも、こんなに人がいっぱいいて…
「あんた、何なの?」
…空の向こうにも、しっかりと草や木が生えていて…
「あんた、何なのよ!?」
…空の向こうにも、モンスターがこんな…モンスター!?
「ちょっと、聞いてるのっ!?」
「わわわっ!?モンスター!?」ゴッ
「キャッ!?」ドサッ
慌てて立ち上がる。戦闘になる、と思ったんだ。
何かにぶつかった音と、悲鳴、何かが落ちたような音が聞こえた気がした。
「誰がモンスターよっ!?」
声が聞こえたんだ。それも、かなり怒ってる声が。
「え…いや、だってドラゴンとか、アーリマン…かな?色が黒いけど…襲ってきたら危ないよ?」
どこからか聞こえる声に思わず答える。どこから聞こえるんだろう?かなり近い気が…
「あぁ…あれは使い魔だから襲ってきたりしないわよっ!!召喚されたばっかりだけど、メイジの言うことはちゃんと聞くわ!!」
「使い魔?メイジ?」
使い魔やメイジという単語は耳慣れなかったけど、召喚っていうのは聞いたことがある。
エーコやダガーおねえちゃんが使っていた召喚獣を呼び寄せる魔法だ。
…ってことはあのドラゴンも、アーリマンみたいなのも、犬みたいなのも、フクロウみたいなのもみんな召喚獣なのかなぁ…?
「それより!いい加減そこからどきなさいよっ!!」
「え?え?」
なんだかしらないけど、声の主はものすごく怒っているらしい。一体どこにいるんだろう?
「貴族を散々無視しといてくれてっ!!いきなり頭突きして!!しかもその上に足で踏みつけて!!!そんなことが許されると思ってるの!!この平民っ!!!」
「え!?わわわわわわわっ!!!ご、ごめんなさいっ!!!」
声の主は足元にいたんだ。ピンクの髪の毛の、きれいだけど、かなり怒っていてキビシそうなふいんきの女の子が。
慌てて飛びのいたんだけど、まだまだ怒っているみたいだった。
「まったく…せっかく召喚できたと思ったら!!こんな無礼な平民だったなんてっ!!…あんた、何で誰なのよっ!!!」
「え、あ、あの、その、へ、平民って…ボクのこと…ですか?」
土で汚れた服をパンパンッと払いながら立ち上がったその子は、やっぱりかなり怒ってた。
だから、思わずかしこまっちゃったんだ。
「そうよ、あんたよ、あんたっ!!!!全く…あんた、名前は何っ!?」
「え、ぼ、ぼ、ボクは…」
~プロローグ~ビビの冒険
#navi(ゼロの黒魔道士)
みんな……
ありがとう……
さようなら……
ボクの記憶を空へあずけに行くよ……
…空の向こうって、こんなに人がいるんだっけ…?
―ゼロの黒魔道士―
…たしかに、ボクは動かなくなってしまったはずだった…
…不思議と怖くないやって思ってた
みんなとめぐり逢えたから、だよね、きっと…
…死ぬときって、「光に包まれる」って表現があるって聞いてたけど…
「…人形?いえ、人なの?」
…光に包まれて、気づいたら青空が広がっていた…
「まさか、私、平民を召還しちゃったの?」
…ひょっとして、ここが空の向こうの…天国とかなのかなぁ…?
「あんた、何?」
…空の向こうにも、こんなに人がいっぱいいて…
「あんた、何なの?」
…空の向こうにも、しっかりと草や木が生えていて…
「あんた、何なのよ!?」
…空の向こうにも、モンスターがこんな…モンスター!?
「ちょっと、聞いてるのっ!?」
「わわわっ!?モンスター!?」ゴッ
「キャッ!?」ドサッ
慌てて立ち上がる。戦闘になる、と思ったんだ。
何かにぶつかった音と、悲鳴、何かが落ちたような音が聞こえた気がした。
「誰がモンスターよっ!?」
声が聞こえたんだ。それも、かなり怒ってる声が。
「え…いや、だってドラゴンとか、アーリマン…かな?色が黒いけど…襲ってきたら危ないよ?」
どこからか聞こえる声に思わず答える。どこから聞こえるんだろう?かなり近い気が…
「あぁ…あれは使い魔だから襲ってきたりしないわよっ!!召喚されたばっかりだけど、メイジの言うことはちゃんと聞くわ!!」
「使い魔?メイジ?」
使い魔やメイジという単語は耳慣れなかったけど、召喚っていうのは聞いたことがある。
エーコやダガーおねえちゃんが使っていた召喚獣を呼び寄せる魔法だ。
…ってことはあのドラゴンも、アーリマンみたいなのも、犬みたいなのも、フクロウみたいなのもみんな召喚獣なのかなぁ…?
「それより!いい加減そこからどきなさいよっ!!」
「え?え?」
なんだかしらないけど、声の主はものすごく怒っているらしい。一体どこにいるんだろう?
「貴族を散々無視しといてくれてっ!!いきなり頭突きして!!しかもその上に足で踏みつけて!!!そんなことが許されると思ってるの!!この平民っ!!!」
「え!?わわわわわわわっ!!!ご、ごめんなさいっ!!!」
声の主は足元にいたんだ。ピンクの髪の毛の、きれいだけど、かなり怒っていてキビシそうなふいんきの女の子が。
慌てて飛びのいたんだけど、まだまだ怒っているみたいだった。
「まったく…せっかく召喚できたと思ったら!!こんな無礼な平民だったなんてっ!!…あんた、何で誰なのよっ!!!」
「え、あ、あの、その、へ、平民って…ボクのこと…ですか?」
土で汚れた服をパンパンッと払いながら立ち上がったその子は、やっぱりかなり怒ってた。
だから、思わずかしこまっちゃったんだ。
「そうよ、あんたよ、あんたっ!!!!全く…あんた、名前は何っ!?」
「え、ぼ、ぼ、ボクは…」
~プロローグ~ビビの冒険
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