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&setpagename(ゼロの女帝 第十七話)
そういえば聖地でエルフってどう暮らしてるんだろう
なにやら珍妙な方向にワルドの思考が流れ始めた
集落作ってるっていうからやっぱ狩りとかだけじゃなくて田んぼとか作ってるんだろうなぁ
一人のエルフが、田んぼを鍬で耕している、
「おんやぁ、ビダーシャルどん。
ご精が出ますのぉ」
見ると、ナナカマドの木の下に住む老婆が孫の手を引いてあぜ道に立っていた。
「こんりゃおマチばっちゃ。
散歩かいの」
「まあのぉ。
それにしても今年はお日さんの照りもええで豊作っぽいのぉ。
ん?どうした?」
「ばっちゃぁ おらぁ まんーじゅーがぁ 食いてぇ」
「はっ」
なにやら、市原悦子と常田富士男の声が脳裏に響いていたような気がするがきっと気のせいに違いない。
「とにかく!わたしは『聖地』にいくんだ!
行くんだ行くんだ行くんだったら行くんだい!」
「ダダこねはじめちゃったな」
「くどいようだけどツェルプストー
アレが『ヴァリエールにはもったいない』ですって?」
「だからあたしが悪かったってば」
「まあそれはともかく、どうやら数で行っても一撃の威力で行っても貴女には勝てないようだ」
「いまさら格好つけてますよ」
「この期に及んでまだ何とかなると思ってるのだろうか」
「かえって無残」
「黙れそこ!
まあそれはともかく、貴女は使い魔である以上主が倒されれば貴女の負けだ!」
もはや目的をきれいさっぱり忘れてしまった発言だが、その内容と光景にルイズ達は
真っ青になった。
『エア・カッター』を放っては空中に留め、また放っては空中に留め、というのを三十回以上繰り返しているのだから。
「これくらいでよかろう
しかも狙いは貴女でなくルイズや王子だ。
先ほどの光の膜で彼女達まで守れるか!」
その言葉とともに全ての『エア・カッター』が解き放たれる。
しかし
「ほへ?」
光の膜はルイズ達を包み込み(瀬戸は守らなかったがそんな事をしなくとも彼女は自力で避けた)
全ての『エア・カッター』を吸い込んでいった。
「ば・・・・・・・・・ばかな・・・・・・」
がっくりと膝をつくワルド。
「ルイズ、あんた全然動じてなかったわね。どうして?」
「アレであたし達が害されるようならそもそもセトが、術を唱えては留め、留めては唱えてるワルドさm・・・ワルドを
後ろから蹴飛ばしてるわ」
「なるほどごもっとも」
「うううぅ」
「あ、泣きながら立ち上がったわ」
「まあ他の人相手なら圧倒的、チート呼ばわりされるくらいスゴかったんだろうが」
「相手が悪かったとしかいえないわね」
「気の毒」
「お」
「「「「「「お?」」」」」」
「おぼえてろぉ!」
ガラスを突き破って脱出するワルドくんなのでした。
そのまま一同が空を見ると、『レコン・キスタ』軍は通告した開戦時刻にいまだ至らぬ時刻でありながら
総攻撃を開始しようとしていた。
非戦闘員の乗るイーグル号すら追われている。
「ふむ・・・・・・まあ戦争なんざその場のノリと勢いで突き進むモンなんだけど
それでもこりゃあいただけないわねぇ」
ルイズには、後姿でありながらセトが舌なめずりする様が見えるようでした
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