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「バイ 0 ハザード-チャプター1-A」(2007/07/24 (火) 14:05:55) の最新版変更点
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一瞬の気の緩み!
コメリカエージェントとしてあるまじき失態だ。任務中に決して気を抜いてはいけない。
基本中の基本である。
しかし、レオンは任務の終了を目前に一瞬安心してしまった。そのため、目の前に現われた光の壁を避ける事が出来なかったのだ。
光の壁に衝突した瞬間、まるで手榴弾を至近距離に投げてしまった時のような凄まじい衝撃を受ける。
レオンは意識を手放してしまった。そして、目が覚めると……
目が覚めると、そこは芝生の上だった。さっきまで、海上を進んでいたはずだ。
「どうなってるんだ…」
どうやら、気絶していたらしい。
レオンは体勢を立て直すと周囲の確認をした。極限下では状況の認識が生死を分ける。
人外蠢く地獄を潜り抜けてきたレオンは身をもって理解していた。
どうやら、古城のような建物の中庭らしい。
数十人の子ども達が自分を取り囲んでニタニタしているのが見える。中には一人、頭の禿げたオッサンも混じっている。皆、マントを着て杖のようなものを持っている。そして、何やら訳の分からない言葉を喋っている。
「OK、状況を整理しよう。」
俺は、アシュリーと一緒に水上バイクに乗っていた。そして、何か光の壁に衝突したかと思うと、凄まじい衝撃を受けて気絶した。つまり、閃光手榴弾とロケランのコンボを食らったという事だ。
気が付いたら、アシュリーがいなくて俺は古城の中庭に倒れていた。つまり、アシュリーは攫われたという事だ!!
そして、今時こんな古城で変なマントを着てニタニタしてる連中は教団の関係者以外にありえない。
さらによく見ると人外のクリーチャーまで居るではないか!
(この間0.2秒)
周囲を警戒しながらレオンが立ち上がると。禿げたのオッサンと桃色の髪をした少女が近づいてくる。桃色の髪をした少女は何か知らない言語で叫んでいる。
「手コキーーー!!!オッパイのペラペラソース!!」
間違いない。ガナードだ!本当に(ry
ガナードにしては顔色が良いがそんな小さな事を気にしていては、アメリカ産牛は食べれない!
桃色少女のガナードが迫って来る。
レオンはアタッシュケースからPRL412を出すと低出力で放った。PRL412は低出力で放つと閃光弾の代わりとなる。思った通りPRL412から放たれたレーザーは禿げガナードの頭によく反射し、眩い閃光となってあたりを包んだ。広場にいたガナードは目を抑えてうめいている。
「今だ!」
レオンは装備をシカゴタイプライターに変えるとガナードの群れに向かって乱射し始めた。ヘッドショットは無理だが、次々とガナードとクリーチャーを薙ぎ払って行く。しかし、トドメを刺そうと無限ロケランに持ち替えた時、爆発がレオンを襲った。
とっさに振り返ると、PRL412の閃光とシカゴタイプラーターの連射を間近で受けた筈の桃色ガナードが杖をこちらに向けている。レオンが照準を直す前に二発目の爆発が直撃する。
再び意識が遠のくレオンの目には、何処までも澄んだ瞳をした桃色のガナードが写っていた。
「泣けるぜ」
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