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トリステイン魔法学院。
今日も武装頭脳軍ボルトの陰謀を打ち破って帰還したキュルケ・タバサ・ギーシュ、そしてなぜか姿が見えなかったルイズ達の前に、突然大教授ビアスが出現した。
ビアス「我が愛しき弟子ヴァリジェル達よ、よーく聞け。
お前達の正体は全てばれてしまったのだ。
今からでも遅くはない。オールド・オスマンに素直に白状し、犯した罪の償いをするのだ。
では長い間ご苦労であった。お御免さらばである」
ヴァリジェル・ケンプ・マゼンダ・オブラー(以下4人)『そ、そんな……』
アシュラ「嘘だ、騙されるな! 今のビアスは偽者だ!!」
ビアス「ほう、どうして偽者とわかるんだ?」
アシュラ「そ、それは……」
ビアス「大教授ビアスは自分で作った自動人形(オートマタ)じゃからか、ドクタ・アシュラ?」
その言葉と共に大教授ビアスの変身が解除され、オールド・オスマンが正体を現す。
アシュラ「知っていたのか……!」
4人『えー!』
オブラー「だだだ、大教授ビアスはんは悪の大天才やなかったのかいな?」
ケンプ「坊やの作った自動人形(オートマタ)なんて、嘘嘘、嘘でしょ?」
ヴァリジェル「歴史にその名を残すため頑張ってきたあたしの青春、どうしてくれんの!」
アシュラ「うるさい、雑魚ども、能無しカルテット!!」
4人『ブレー!!』
アシュラ「フッフッフ、そこまで見破られちゃ仕方ない。
だがまだ捕まるわけにはいかないんだ、あばよ!」
そう言って逃げ出したアシュラをキュルケ・タバサ・ギーシュは追いかけていった。
ヴァリジェル達はそのどさくさに紛れて逃げようとしたのだが、オールド・オスマンやコルベールに包囲されて観念し、逮捕された。
丁度その頃、アシュラは魔法学院の地下に潜入し、そこにライブマンのマシンが格納されているのを発見した。
アシュラ「やっぱりキュルケとタバサとギーシュがライブマンだったのか……!」
そこに、キュルケ・タバサ・ギーシュがやってきた。
キュルケ「アシュラ、もう逃げる所は無いわよ!」
アシュラは3人と対面する。
アシュラ「ライブマン」
タバサ「……アシュラ……どうして世界を支配しようなんて馬鹿な事をしようとしたの……」
アシュラ「タバサ、俺のしようとした事は馬鹿な事か?
お前は100年後も200年後もハルケギニアが今と同じようにあって、人間が幸せに暮らしていると思うか?」
タバサ「……それは……」
アシュラ「俺は故郷の地球で地球物理学・人類学・生物学・自然科学、そして公害の事も宇宙の事も学んだ。
そして出した結論は、このままでいったら地球は人間によって破壊され、人間は近い将来滅亡するという事だ。
それはここハルケギニアでも同じだった。
自分達の利益のために自然を破壊し、他人の事などおかまいなしになってしまった人間。
この人間の誤った流れを変えるには、正義の心と優秀な頭脳を持った天才が人々を導く事しか無いと考えた。
だから俺はボルトを使って、世界を征服しようとしたんだ!」
ギーシュ「アシュラ、僕だって人間がこのままでいいとは思ってないよ。
だから僕達は1つずつ過ちを改めていくしかないんだよ」
キュルケ「天才が支配したからって、人間が気がついて改めようとしなければ同じ事だわ」
アシュラ「お前達の考えは甘いんだ、若いんだよ! くそ……」
タバサ「……あなたの言うように……人間にそんな危機が訪れないように力を合わせていこう……」
アシュラ「………」
ギーシュ「アシュラ、頼む。罪の償いをして僕達と一緒に頑張ろう」
オスマン「その通りじゃ」
4人が辺りを見ると、そこは既に杖を持った魔法学院の教師達に包囲されていた。
アシュラは観念し、おとなしく逮捕されたのだった。
牢屋に入れられたボルトメンバー。
ちょうどその時、宇宙に開いたゲートから吐き出された巨大彗星が、ハルケギニアに向かって一直線に飛来してきた。
その動きは「遠見の鏡」に映る映像により、魔法学院にも知れ渡った。
辺りの慌ただしい動きを察知したアシュラは牢屋を脱獄、ハルケギニアに危機が迫っている事を知る。
そしてヴァリジェル達を連れて、巨大彗星へ特攻をかける事を決意する。
何も知らないヴァリジェル達はアシュラの、「今度こそ間違い無く歴史に名前が残せる」という言葉につられてヅノーベースに乗り込んだ。
巨大彗星に特攻をかけるとわかった4人は引き返そうとするのだが、自動制御装置で進行方向がロックされていると知り、悲嘆に暮れる。
アシュラ「そんなに悲しまないで下さい。
ヒーロー、ヒロインになれるんです。たった5人でハルケギニアを救うんですよ。胸を張って下さい!」
その時、何かをひらめいたケンプがヴァリジェルに何かを耳打ちした。そしてヴァリジェルはマゼンダに、マゼンダはオブラーに耳打ちする。
すると4人は今までの態度を一変させ、特攻の覚悟が決まったとアシュラに伝えた。
涙を流して喜ぶアシュラ。5人は手を取り合い「さよなら」と言い合うのだった。
巨大彗星とヅノーベースの衝突はあとわずかに迫った。魔法学院で固唾を飲んで見守るオスマン・キュルケ・タバサ・ギーシュ。
そしてヅノーベースは巨大彗星と激突し、彗星は粉々に砕け散った。
ハルケギニアを命懸けで救った5人は、英雄としてその名を歴史に残す事になったのだった……。
しかし、ボルトメンバーは死んでいない。
なぜなら衝突の寸前、ヴァリジェル達はアシュラを残して4人だけで救命ボートで脱出したからである。
それを知ったアシュラもその後を追って脱出。
結局5人とも無事に生還したのであった。
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