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「魔法騎士ゼロアース-01」(2008/02/18 (月) 11:36:00) の最新版変更点
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#navi(魔法騎士ゼロアース)
「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ! 強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」
「サモン・サーヴァント」の呪文を唱えては爆発の繰り返し。
20回目くらいから「フフ、フフフフフ」と時折怪しい笑い声を発しだしたルイズがとうとうやった。
爆発の光とは違う輝きが生まれた。それまでルイズを馬鹿にしていた生徒も息を呑む。
(やった! ついに私の使い魔を召喚できたのね!)
間違いなく成功だとルイズの目は輝きを取り戻した。
しかも、なんだか凄い当たりを引き当てたに違いない。
グリフォン? ドラゴン? どこかの国の聖女? いや最後のはマズイか。
(ああ、早くその姿を私に――)
「ぷぅ」
「ぷぅ?」
光が収まり、ルイズの目の前に姿を現したそれは―――
「ぷっぷぅ!」
あまりにも、もこもこふわふわしていそうな謎の生き物だった。
「プッ……アハハハハ!! あ、あんまり笑わせてくれるなよ!」
「そうかそうか! 何の奇跡が起きたと思ったが『ゼロのルイズ』が召喚に成功したことか!」
「そうだよな、それだけで奇跡だよな! 良かったじゃないか、進級を奇跡で乗り切ったな!」
周りの生徒達は、その使い魔の姿を見て爆笑する。
「これこれ、みんな静かに! ともあれミス・ヴァリエール、召喚成功おめでとう」
「あ、ありがとうございます、ミスタ・コルベール」
「さあ、早くコントラクト・サーヴァントを」
自らの使い魔に近づくルイズを、もこもこした生き物はじっと見ている。
「ぷぷ~?」
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
両手でもこもこを抑える。
(わっ、見た目通りふわふわだ)
そのまま契約の口付けを交わす。
「ぷ、ぷぷー!?」
契約完了の証が、もこもこの体の中心……人間でいう胸の部分に浮かぶ。
(あれ? 今頭の飾りが……)
もこもこの頭についた赤い飾り……それが、一瞬黄色くなったように見えた。
(赤に戻ってる……気のせいだったのかしら?)
「ほう、珍しいルーンだな。それに見たことのない生き物だ」
ささっとルーンをスケッチするコルベール。
「さあ、みんな教室に戻りますぞ」
生徒はみんな空を飛んでいく。
「ルイズは歩いて来いよ!」
「ルイズの奴、フライどころかレビテ……あれ?」
ルイズへの悪口を言っていた一人……風上のマリコルヌが空を飛びながら辺りを見回す。
「どうしたんだい、マリコルヌ?」
「いないんだ、僕の使い魔が……クヴァーシル、どこだい!?」
クヴァーシルとはマリコルヌのフクロウの使い魔だ。空を飛んだ彼についてくるはずだが姿が無い。
「ロビン、ロビンー?」
香水のモンモランシーもまた、自分の使い魔であるカエルを探していた。
「どうしたっていうのかしら。ね、もこもこ……?」
ルイズがもこもこのいた場所に視線をやると、何もいなかった。
せっかく召喚した自分の使い魔まで何処かに行ってしまったのかとあわてて辺りを見回す。
「あ、いたいた」
後姿だが、白いふわふわしたアレは間違いない。
「ちょっと、勝手に……」
モコナが振り返り、ルイズは固まった。
「……ね、もこもこなの。あなた、そんな形が歪だったかしら?」
なんだか、もこもこは口の辺りが変形している。何かを口の中に入れているようだ。
「なんだが、口の中で暴れてるわね。その輪郭、すごく鳥みたいなんだけど」
もこもこは体を横に振る。口から鳥っぽい足が見えた。
「あらそう、なら鳴いてみなさい。さっきみたいにぷぅぷぅって」
一瞬の間。そして。
「ケロッケロッ」
「モンモランシーの使い魔もかああああ!!!」
頭を引っぱたくと、口から二匹とも元気に飛び出てきた。
「このもこもこな……ああもう、言いにくいわね。この際名づけてあげるわ。
あんたは、もこもこな生き物だから……モコナよ!」
ビシーッと指差して名づけるルイズ。
こくこくと頷くモコナ。
適当につけた割に素直ね、と思うルイズだったが本名なんだからしょうがない。
その夜。
モンモランシーとマリコルヌに散々怒られ、ルイズは自分の使い魔を椅子に縛り上げた。
「今日一日、椅子の上で反省してなさい!」
そう言って授業に出て、この時間まで戻らなかったのだ。
「ちょっと、悪いことしたかしら」
あの行為も、お腹が空いていたとかそういう理由だったのかもしれない。
だったら今、お腹を減らして泣いているかもしれない。
「ただいま。ごめんね、モコ……」
部屋の中、椅子の上にはロープのみ。
見事脱出されていた。ついでに部屋がメチャクチャに荒らされてた。
現在進行形で。
「ぷっぷぷー!」
「こ、こんの珍獣――!!」
ガーッと飛びかかるルイズをひょいとかわし、モコナは窓を開けて飛び降りた。
「ちょ、馬鹿! ここは塔の……」
耳をパタパタと羽ばたいて降りているモコナ。
「ど、どこまで不思議生物なのよあいつは……」
かなりすごい生き物なのではないか、と思いつつもコケにされている今は喜ぶ気にもならない。
「ご主人様と使い魔の差ってやつを理解させてやるわ! 主に肉体言語で!」
荒れた部屋を飛び出すルイズ。
「うるさいわねえ、何の騒ぎよ……って何これ、また魔法の失敗?」
騒ぎが気になったキュルケは、荒れたルイズの部屋を見て唖然とする。
「あれは……」
外に、小さな白いふわふわを追いかけるルイズの姿があった。
「あれって、ルイズの使い魔よね。遊ぶんだったら、違う時間にしなさいよね……」
遠目から見ると、追いかけっこしているようにしか見えない。
ルイズが騒ぎを起こすなんていつものことだと、キュルケは部屋に戻っていった。
「ぜえ、ぜえ、ぜえ……ど、どんだけ逃げ足速いのよ、あいつ……」
「捕まりませんでしたね、ミス・ヴァリエール」
「まったく、どこに逃げたのか……あれ?」
いつの間にか、モコナを捕まえるのに加わっていたメイドを見る。
「あんた、何でモコナのこと追いかけてるの?」
「ええ!? ミス・ヴァリエールが「その白いの捕まえてー!」って仰ったんじゃないですか!」
記憶を思い返すと、そんなことがあったような気がする。
「あー、そうだったかも。悪いわね、手伝ってもらって」
「いえ、お手伝いするのはメイドの仕事ですから」
そういうメイドもバテバテだ。ルイズも疲れが一気に出てきたので、モコナを捕まえるのは諦めることにした。
「もう帰るわ、どこ言ったのかもわからないし……手伝ってくれて本当にありがとう、ええと……」
「シエスタと申します。それでは、お休みなさいませ」
そのままお互い帰路に着いた。
「う、嘘でしょ……?」
ベッドの上で、モコナが眠っていた。
「ここここ、この使い魔。 クックベリーパイと一緒に食べてやろうかしら」
叩き起こしてやろうかとも思ったルイズだったが、走り回った疲れから睡魔が襲ってきた。
「好き勝手絶頂に暴れまわって、た、ただで済むと……思わないことね」
フラフラとベッドに歩み寄り、倒れこむ。
「ん……罰として……ご飯抜き、なんだから……」
そのまま、散らかった部屋もそのままにルイズは夢の中へと意識を沈めていった。
ちなみに、ルイズは知る由も無いことだが、モコナがロビン等を口に含んでいたのはふざけていただけ。
モコナは食事を必要としない生き物なのだった。
その頃、図書館ではコルベールがルイズの使い魔のルーンを調べていた。
「中々見つかりませんな……」
図書館の奥、教師のみが閲覧を許される「フェニアのライブラリー」から始祖ブリミルの使い魔たち、と書かれた本を手に取る。
「これは……ガンダールヴのルーン、ヴィンダールヴのルーン、ミョズニトニルンのルーン。
それぞれ記述に似た特徴があるが、しかしどれとも違う……いや、まさか」
ならばと、コルベールの脳裏に一つの詩のような唄が思い浮かぶ。
神の左手ガンダールヴ。
勇猛果敢な神の盾。左に握った大剣と、右につかんだ長槍で、導きし我を守りきる。
神の右手がヴィンダールヴ。
心優しき神の笛。あらゆる獣を操りて、導きし我を運ぶは地海空。
神の頭脳はミョズニトニルン。
知恵のかたまり神の本。あらゆる知識を詰め込みて、導きし我に助言を呈す。
そして最後にもう一人……。記すことさえはばかれる……。
四人の僕を従えて、我はこの地にやってきた……。
「まさか、最後の一人……それが?」
コルベールは伝説の使い魔に狙いを絞り調べることにした。
この図書館の全てを調べても、記されていない使い魔のことなど載っていない。
それでも、どこかにヒントがあるのではとコルベールは自身の探求欲が抑えられなかった。
だが、コルベールとて辿り着くことはないだろう。
その有名な唄に誤りがあることに。
最後の一人は、けして始祖ブリミルの「僕」などではないことを。
魔法騎士ゼロアース
#navi(魔法騎士ゼロアース)
「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ! 強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」
「サモン・サーヴァント」の呪文を唱えては爆発の繰り返し。
20回目くらいから「フフ、フフフフフ」と時折怪しい笑い声を発しだしたルイズがとうとうやった。
爆発の光とは違う輝きが生まれた。それまでルイズを馬鹿にしていた生徒も息を呑む。
(やった! ついに私の使い魔を召喚できたのね!)
間違いなく成功だとルイズの目は輝きを取り戻した。
しかも、なんだか凄い当たりを引き当てたに違いない。
グリフォン? ドラゴン? どこかの国の聖女? いや最後のはマズイか。
(ああ、早くその姿を私に――)
「ぷぅ」
「ぷぅ?」
光が収まり、ルイズの目の前に姿を現したそれは―――
「ぷっぷぅ!」
あまりにも、もこもこふわふわしていそうな謎の生き物だった。
「プッ……アハハハハ!! あ、あんまり笑わせてくれるなよ!」
「そうかそうか! 何の奇跡が起きたと思ったが『ゼロのルイズ』が召喚に成功したことか!」
「そうだよな、それだけで奇跡だよな! 良かったじゃないか、進級を奇跡で乗り切ったな!」
周りの生徒達は、その使い魔の姿を見て爆笑する。
「これこれ、みんな静かに! ともあれミス・ヴァリエール、召喚成功おめでとう」
「あ、ありがとうございます、ミスタ・コルベール」
「さあ、早くコントラクト・サーヴァントを」
自らの使い魔に近づくルイズを、もこもこした生き物はじっと見ている。
「ぷぷ~?」
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
両手でもこもこを抑える。
(わっ、見た目通りふわふわだ)
そのまま契約の口付けを交わす。
「ぷ、ぷぷー!?」
契約完了の証が、もこもこの体の中心……人間でいう胸の部分に浮かぶ。
(あれ? 今頭の飾りが……)
もこもこの頭についた赤い飾り……それが、一瞬黄色くなったように見えた。
(赤に戻ってる……気のせいだったのかしら?)
「ほう、珍しいルーンだな。それに見たことのない生き物だ」
ささっとルーンをスケッチするコルベール。
「さあ、みんな教室に戻りますぞ」
生徒はみんな空を飛んでいく。
「ルイズは歩いて来いよ!」
「ルイズの奴、フライどころかレビテ……あれ?」
ルイズへの悪口を言っていた一人……風上のマリコルヌが空を飛びながら辺りを見回す。
「どうしたんだい、マリコルヌ?」
「いないんだ、僕の使い魔が……クヴァーシル、どこだい!?」
クヴァーシルとはマリコルヌのフクロウの使い魔だ。空を飛んだ彼についてくるはずだが姿が無い。
「ロビン、ロビンー?」
香水のモンモランシーもまた、自分の使い魔であるカエルを探していた。
「どうしたっていうのかしら。ね、もこもこ……?」
ルイズがもこもこのいた場所に視線をやると、何もいなかった。
せっかく召喚した自分の使い魔まで何処かに行ってしまったのかとあわてて辺りを見回す。
「あ、いたいた」
後姿だが、白いふわふわしたアレは間違いない。
「ちょっと、勝手に……」
モコナが振り返り、ルイズは固まった。
「……ね、もこもこなの。あなた、そんな形が歪だったかしら?」
なんだか、もこもこは口の辺りが変形している。何かを口の中に入れているようだ。
「なんだが、口の中で暴れてるわね。その輪郭、すごく鳥みたいなんだけど」
もこもこは体を横に振る。口から鳥っぽい足が見えた。
「あらそう、なら鳴いてみなさい。さっきみたいにぷぅぷぅって」
一瞬の間。そして。
「ケロッケロッ」
「モンモランシーの使い魔もかああああ!!!」
頭を引っぱたくと、口から二匹とも元気に飛び出てきた。
「このもこもこな……ああもう、言いにくいわね。この際名づけてあげるわ。
あんたは、もこもこな生き物だから……モコナよ!」
ビシーッと指差して名づけるルイズ。
こくこくと頷くモコナ。
適当につけた割に素直ね、と思うルイズだったが本名なんだからしょうがない。
その夜。
モンモランシーとマリコルヌに散々怒られ、ルイズは自分の使い魔を椅子に縛り上げた。
「今日一日、椅子の上で反省してなさい!」
そう言って授業に出て、この時間まで戻らなかったのだ。
「ちょっと、悪いことしたかしら」
あの行為も、お腹が空いていたとかそういう理由だったのかもしれない。
だったら今、お腹を減らして泣いているかもしれない。
「ただいま。ごめんね、モコ……」
部屋の中、椅子の上にはロープのみ。
見事脱出されていた。ついでに部屋がメチャクチャに荒らされてた。
現在進行形で。
「ぷっぷぷー!」
「こ、こんの珍獣――!!」
ガーッと飛びかかるルイズをひょいとかわし、モコナは窓を開けて飛び降りた。
「ちょ、馬鹿! ここは塔の……」
耳をパタパタと羽ばたいて降りているモコナ。
「ど、どこまで不思議生物なのよあいつは……」
かなりすごい生き物なのではないか、と思いつつもコケにされている今は喜ぶ気にもならない。
「ご主人様と使い魔の差ってやつを理解させてやるわ! 主に肉体言語で!」
荒れた部屋を飛び出すルイズ。
「うるさいわねえ、何の騒ぎよ……って何これ、また魔法の失敗?」
騒ぎが気になったキュルケは、荒れたルイズの部屋を見て唖然とする。
「あれは……」
外に、小さな白いふわふわを追いかけるルイズの姿があった。
「あれって、ルイズの使い魔よね。遊ぶんだったら、違う時間にしなさいよね……」
遠目から見ると、追いかけっこしているようにしか見えない。
ルイズが騒ぎを起こすなんていつものことだと、キュルケは部屋に戻っていった。
「ぜえ、ぜえ、ぜえ……ど、どんだけ逃げ足速いのよ、あいつ……」
「捕まりませんでしたね、ミス・ヴァリエール」
「まったく、どこに逃げたのか……あれ?」
いつの間にか、モコナを捕まえるのに加わっていたメイドを見る。
「あんた、何でモコナのこと追いかけてるの?」
「ええ!? ミス・ヴァリエールが「その白いの捕まえてー!」って仰ったんじゃないですか!」
記憶を思い返すと、そんなことがあったような気がする。
「あー、そうだったかも。悪いわね、手伝ってもらって」
「いえ、お手伝いするのはメイドの仕事ですから」
そういうメイドもバテバテだ。ルイズも疲れが一気に出てきたので、モコナを捕まえるのは諦めることにした。
「もう帰るわ、どこ言ったのかもわからないし……手伝ってくれて本当にありがとう、ええと……」
「シエスタと申します。それでは、お休みなさいませ」
そのままお互い帰路に着いた。
「う、嘘でしょ……?」
ベッドの上で、モコナが眠っていた。
「ここここ、この使い魔。 クックベリーパイと一緒に食べてやろうかしら」
叩き起こしてやろうかとも思ったルイズだったが、走り回った疲れから睡魔が襲ってきた。
「好き勝手絶頂に暴れまわって、た、ただで済むと……思わないことね」
フラフラとベッドに歩み寄り、倒れこむ。
「ん……罰として……ご飯抜き、なんだから……」
そのまま、散らかった部屋もそのままにルイズは夢の中へと意識を沈めていった。
ちなみに、ルイズは知る由も無いことだが、モコナがロビン等を口に含んでいたのはふざけていただけ。
モコナは食事を必要としない生き物なのだった。
その頃、図書館ではコルベールがルイズの使い魔のルーンを調べていた。
「中々見つかりませんな……」
図書館の奥、教師のみが閲覧を許される「フェニアのライブラリー」から始祖ブリミルの使い魔たち、と書かれた本を手に取る。
「これは……ガンダールヴのルーン、ヴィンダールヴのルーン、ミョズニトニルンのルーン。
それぞれ記述に似た特徴があるが、しかしどれとも違う……いや、まさか」
ならばと、コルベールの脳裏に一つの詩のような唄が思い浮かぶ。
神の左手ガンダールヴ。
勇猛果敢な神の盾。左に握った大剣と、右につかんだ長槍で、導きし我を守りきる。
神の右手がヴィンダールヴ。
心優しき神の笛。あらゆる獣を操りて、導きし我を運ぶは地海空。
神の頭脳はミョズニトニルン。
知恵のかたまり神の本。あらゆる知識を詰め込みて、導きし我に助言を呈す。
そして最後にもう一人……。記すことさえはばかれる……。
四人の僕を従えて、我はこの地にやってきた……。
「まさか、最後の一人……それが?」
コルベールは伝説の使い魔に狙いを絞り調べることにした。
この図書館の全てを調べても、記されていない使い魔のことなど載っていない。
それでも、どこかにヒントがあるのではとコルベールは自身の探求欲が抑えられなかった。
だが、コルベールとて辿り着くことはないだろう。
その有名な唄に誤りがあることに。
最後の一人は、けして始祖ブリミルの「僕」などではないことを。
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