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「神聖マルコメ帝国-4」(2008/02/14 (木) 23:38:52) の最新版変更点
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国の標語:朕はガンダムなり。
あれとそれらだけのああいう国、神聖マルコメ帝国。
これは、あれを目指す、そういう物語である。
こいつはかなりあれなので、時々セリフが直される。
『神聖マルコメ帝国AZ(あのゼロ)』
第四話 最大の敵
「前回のあらすじ……前回を見れ。」
ズガアアア
「くっ……あのーアンリエッタのビッチめ、この国王のわしをいたく気に入りましてな。
アルビオンとやらへの密使に仕立て上げたって寸法よ」
「それが信じられん。大体なんで僕も行く?」
「太っちょスキー、ホラ、使い魔と主は一心同体って気持ち……分かるでしょ?」
「……分かんないなあ。」
早朝。学院の正門に、ルイズとサイトが来ていた。ギーシュとヘビトカゲも。
「私とサイトだけでいいのに、なーんでギーシュにマリコルヌなんて、学院二大変態がついてくんのよ!
しかも、変態の使い魔まで一緒だなんて」
「まあ、ファーザーっておっさんはともかく、ギーシュの使い魔は強いからなあ。
姫様もなんか、道案内に強力なメイジをつけてくれるっていうし…」
そこへ、ペタペタと裸足でファーザーが、続いてマリコルヌがやって来た。
「ゲエ、ルイズと斉藤とギーシュとヘビとカゲ……5人!?」
「おいギーシュ、こんな朝っぱらからワインをラッパ飲みするな」
「(グビッ)ううー、諸君の正義は、い、いきり立っているかーーい?
(グエエー)ああー、ダメだあー」
絶対に人選に問題がありすぎる。この国は大丈夫なんだろうか。
やがて、グリフォンを従えた若い貴族が現れた。
「(ザッ)あの……君たちが王女殿下に依頼された……?」
「あっ、はい! ああワルド子爵さま、お久しぶりです!」
ワルド。ああ、魔法衛士隊・グリフォン隊の隊長か。あの羽帽子と黒マントは確かそうだ。
噂には聞いているが、すごい美形……じゃない。
僕以上のデブだ。胴長短足で顔にはニキビが浮かび、髪はもさっとしてただ切っただけ、そして眼鏡。
声もボソボソと小さいし、1000%オターキングじゃないか。本物か?
「ああルイズ、久しぶりだな。えーと、こっちは初めまして。
僕はジャン・ジャック・フランシス・中森一郎・ド・ワルド。中森でいいです。あの、よろしく」
「……はぁ。あのー、マリコルヌ・ド・グランドプレです、よろしく。
あの、ひょっとしてグリフォン隊の?」
「ええ、あの、二つ名は『閃光』。『閃光』の中森っていいます。すいません。
一応グリフォン隊の隊長で、風のスクウェアメイジで、ルイズの婚約者です」
……は? ……え?
「ワルドさまぁ、6年ぶりかしら! お会いしとうございました」
ルイズが駆け寄ると、中森は別人のような大声で叫んだ。
「うるせえ! 中森って呼べっつってんだろ、『ゼロ』のルイズ! 女はてめぇだけじゃねえんだぞ!」
「ごめんなさい、中森さま! お願い許して」
「ケッ」
…………これは、幻覚だ。スタンド攻撃に違いない。
一行は港町ラ・ロシェールへ向けて、強行軍で進んだ。
ルイズと同乗しているワルド、いや中森は確かに強い。
幻獣グリフォンを乗りこなし、襲い来る山賊を強力な風の魔法でなぎ倒す。
だが……だけど……!
「でえい、ブタとオタクの融合体、ブタッキーめがー!
このわしの面前でナオンとイチャつくなど、もう断じて許せねー!(ギャワー)
あのガキャ、ナオンを惑わす催眠ガスを、顔のブツブツから放っているとしか思えん。
もしくはヤツの家に伝説の木が生えてるんじゃろか?」
「……まあ、どうみてもモテないタイプの人種だもんなあ。
あんなのでもモテるなんて……なんか僕、勇気づけられた思いだ……」
ギーシュは、馬と同じ速度で走る使い魔ヘビトカゲに背負われ、ゲロを吐き散らしながらついてくる。
ついてくるな。そして死ね。
ラ・ロシェールに近づくと、風竜に乗ったナオンが二人やってきた。
キュルケとタバサだ。まさか、中森を追ってきたのか?
「まあ、いい男! 私は『微熱』のキュルケ18歳、まいったか」
「タバサ。二つ名は『雪風』」
……やっぱりか。なんかいま凄く、切ない気分だ。
激昂したファーザーは中森に殴りかかったが、ルイズ・キュルケ・タバサにフクロにされた。
なんか、羨ましいな。
しかし、これだけモテモテなのに、中森はあまり嬉しそうではない。
見れば見るほど、僕と同じようなMNO(モテない男)だ。どういうことだろう?
ラ・ロシェールの宿『女神の杵』亭で2泊し、僕たちは浮遊大陸アルビオンへ行く。
僕はファーザーと同じ部屋だが、中森はナオン3人と一緒だ。
サイトはギーシュやヘビトカゲと同じ部屋らしい。可哀想に。
「おのれー、あのブタがわしよりモテるから許せん!(ダン)
ナオンオプションを三機もつけおって、コナミコマンドーの使い手か?」
「まあ、モテるし強いが、あの外見はなあ……。
ナオンには強気でも、男相手にはオタクでしかないし」
「この国王陛下がブタに遅れをとるなどー! わしが放射線状にレーザー一斉発射さえできたらー!!」
ギャーギャー煩いので、またファーザーを縛って窒息死させてから寝た。
翌朝。朝食(どうしてもトンカツ定食)を食べると、生き返っていたファーザーが宣言した。
「決闘じゃよー! あのブタをわしがかっこよく殺害して、ナオンあふるるハーレムを我が物とせん!
天も照覧あれ。(ゴオオオオ)」
「もう中森は忘れろ……っつっても、無理かなあ」
【決闘仮面AZ】
3度のメシより決闘が好きな危険宇宙人。
いままでに殺された回数は数知れず、勝ったためしがない。
なお負けると爆死するが、すぐに何事もなかったかのように生き返る。
背後から頭部を銃弾で撃ち抜かれても死なない。
座右の銘「いいんだよ、細けえ事は」
「殺したるキングの方がベターチョイスじゃったじゃろか?
じゃが、あれは暗殺者なんじゃしにゃー」
「似たようなもんだと思うが。」
【決闘仮面AZテーマソング】
どこの誰だか知らないけれど
一部のマニアは知っている
決闘仮面のファーザー様は 根性根性ど根性
代々血統 高血糖
「抜きな! どっちの血糖値が高いか、測ってもらおうぜ」
朝なのに 月の光に照らされて
ああルナティック 決闘仮面
「……もういい。主人にこれ以上迷惑をかけるな!(ガシッ)」
「ええい、放せばわかるし黙られい、わしの怒りはもう限界じゃよー!
そこなブタ、貴様に決闘を申し込む!! 地獄に落ちろーー!(バン)」
しかし、そこには恐ろしい罠が待ち構えていた。
「……あんたたち、人がイチャついてる時に、ノックもしないで入って来ないでよ!」
「子爵さまを巡って争う前に、こいつらを始末しなきゃ」
「了解」
な……、 あ……、 ら ? 【奥義・死の六分前(自分が)】
アーーーーーー 【死亡】
二人は血塗れで、自分の部屋に戻った。
「(べチャッ)ダメだ……中森にはどう足掻いても敵わん。
……とはいえ、3人のナオンによってたかって襲われたし、悲しむよりは喜んでおくか。
なあ、見知らぬおっさん?」
「フッ、死ぬも生きるも一緒じゃないか? マのつく男よ。
いや……助けるつもりですよ?」
(続くのか?)
国の標語:朕はガンダムなり。
あれとそれらだけのああいう国、神聖マルコメ帝国。
これは、あれを目指す、そういう物語である。
こいつはかなりあれなので、時々セリフが直される。
『神聖マルコメ帝国AZ(あのゼロ)』
第四話 最大の敵
「前回のあらすじ……前回を見れ。」
ズガアアア
「くっ……あのーアンリエッタのビッチめ、この国王のわしをいたく気に入りましてな。
アルビオンとやらへの密使に仕立て上げたって寸法よ」
「それが信じられん。大体なんで僕も行く?」
「太っちょスキー、ホラ、使い魔と主は一心同体って気持ち……分かるでしょ?」
「……分かんないなあ。」
早朝。学院の正門に、ルイズとサイトが来ていた。ギーシュとヘビトカゲも。
「私とサイトだけでいいのに、なーんでギーシュにマリコルヌなんて、学院二大変態がついてくんのよ!
しかも、変態の使い魔まで一緒だなんて」
「まあ、ファーザーっておっさんはともかく、ギーシュの使い魔は強いからなあ。
姫様もなんか、道案内に強力なメイジをつけてくれるっていうし…」
そこへ、ペタペタと裸足でファーザーが、続いてマリコルヌがやって来た。
「ゲエ、ルイズと斉藤とギーシュとヘビとカゲ……5人!?」
「おいギーシュ、こんな朝っぱらからワインをラッパ飲みするな」
「(グビッ)ううー、諸君の正義は、い、いきり立っているかーーい?
(グエエー)ああー、ダメだあー」
絶対に人選に問題がありすぎる。この国は大丈夫なんだろうか。
やがて、グリフォンを従えた若い貴族が現れた。
「(ザッ)あの……君たちが王女殿下に依頼された……?」
「あっ、はい! ああワルド子爵さま、お久しぶりです!」
ワルド。ああ、魔法衛士隊・グリフォン隊の隊長か。あの羽帽子と黒マントは確かそうだ。
噂には聞いているが、すごい美形……じゃない。
僕以上のデブだ。胴長短足で顔にはニキビが浮かび、髪はもさっとしてただ切っただけ、そして眼鏡。
声もボソボソと小さいし、1000%オターキングじゃないか。本物か?
「ああルイズ、久しぶりだな。えーと、こっちは初めまして。
僕はジャン・ジャック・フランシス・中森学・ド・ワルド。中森でいいです。あの、よろしく」
「……はぁ。あのー、マリコルヌ・ド・グランドプレです、よろしく。
あの、ひょっとしてグリフォン隊の?」
「ええ、あの、二つ名は『閃光』。『閃光』の中森っていいます。すいません。
一応グリフォン隊の隊長で、風のスクウェアメイジで、ルイズの婚約者です」
……は? ……え?
「ワルドさまぁ、6年ぶりかしら! お会いしとうございました」
ルイズが駆け寄ると、中森は別人のような大声で叫んだ。
「うるせえ! 中森って呼べっつってんだろ、『ゼロ』のルイズ! 女はてめぇだけじゃねえんだぞ!」
「ごめんなさい、中森さま! お願い許して」
「ケッ」
…………これは、幻覚だ。スタンド攻撃に違いない。
一行は港町ラ・ロシェールへ向けて、強行軍で進んだ。
ルイズと同乗しているワルド、いや中森は確かに強い。
幻獣グリフォンを乗りこなし、襲い来る山賊を強力な風の魔法でなぎ倒す。
だが……だけど……!
「でえい、ブタとオタクの融合体、ブタッキーめがー!
このわしの面前でナオンとイチャつくなど、もう断じて許せねー!(ギャワー)
あのガキャ、ナオンを惑わす催眠ガスを、顔のブツブツから放っているとしか思えん。
もしくはヤツの家に伝説の木が生えてるんじゃろか?」
「……まあ、どうみてもモテないタイプの人種だもんなあ。
あんなのでもモテるなんて……なんか僕、勇気づけられた思いだ……」
ギーシュは、馬と同じ速度で走る使い魔ヘビトカゲに背負われ、ゲロを吐き散らしながらついてくる。
ついてくるな。そして死ね。
ラ・ロシェールに近づくと、風竜に乗ったナオンが二人やってきた。
キュルケとタバサだ。まさか、中森を追ってきたのか?
「まあ、いい男! 私は『微熱』のキュルケ18歳、まいったか」
「タバサ。二つ名は『雪風』」
……やっぱりか。なんかいま凄く、切ない気分だ。
激昂したファーザーは中森に殴りかかったが、ルイズ・キュルケ・タバサにフクロにされた。
なんか、羨ましいな。
しかし、これだけモテモテなのに、中森はあまり嬉しそうではない。
見れば見るほど、僕と同じようなMNO(モテない男)だ。どういうことだろう?
ラ・ロシェールの宿『女神の杵』亭で2泊し、僕たちは浮遊大陸アルビオンへ行く。
僕はファーザーと同じ部屋だが、中森はナオン3人と一緒だ。
サイトはギーシュやヘビトカゲと同じ部屋らしい。可哀想に。
「おのれー、あのブタがわしよりモテるから許せん!(ダン)
ナオンオプションを三機もつけおって、コナミコマンドーの使い手か?」
「まあ、モテるし強いが、あの外見はなあ……。
ナオンには強気でも、男相手にはオタクでしかないし」
「この国王陛下がブタに遅れをとるなどー! わしが放射線状にレーザー一斉発射さえできたらー!!」
ギャーギャー煩いので、またファーザーを縛って窒息死させてから寝た。
翌朝。朝食(どうしてもトンカツ定食)を食べると、生き返っていたファーザーが宣言した。
「決闘じゃよー! あのブタをわしがかっこよく殺害して、ナオンあふるるハーレムを我が物とせん!
天も照覧あれ。(ゴオオオオ)」
「もう中森は忘れろ……っつっても、無理かなあ」
【決闘仮面AZ】
3度のメシより決闘が好きな危険宇宙人。
いままでに殺された回数は数知れず、勝ったためしがない。
なお負けると爆死するが、すぐに何事もなかったかのように生き返る。
背後から頭部を銃弾で撃ち抜かれても死なない。
座右の銘「いいんだよ、細けえ事は」
「殺したるキングの方がベターチョイスじゃったじゃろか?
じゃが、あれは暗殺者なんじゃしにゃー」
「似たようなもんだと思うが。」
【決闘仮面AZテーマソング】
どこの誰だか知らないけれど
一部のマニアは知っている
決闘仮面のファーザー様は 根性根性ど根性
代々血統 高血糖
「抜きな! どっちの血糖値が高いか、測ってもらおうぜ」
朝なのに 月の光に照らされて
ああルナティック 決闘仮面
「……もういい。主人にこれ以上迷惑をかけるな!(ガシッ)」
「ええい、放せばわかるし黙られい、わしの怒りはもう限界じゃよー!
そこなブタ、貴様に決闘を申し込む!! 地獄に落ちろーー!(バン)」
しかし、そこには恐ろしい罠が待ち構えていた。
「……あんたたち、人がイチャついてる時に、ノックもしないで入って来ないでよ!」
「子爵さまを巡って争う前に、こいつらを始末しなきゃ」
「了解」
な……、 あ……、 ら ? 【奥義・死の六分前(自分が)】
アーーーーーー 【死亡】
二人は血塗れで、自分の部屋に戻った。
「(べチャッ)ダメだ……中森にはどう足掻いても敵わん。
……とはいえ、3人のナオンによってたかって襲われたし、悲しむよりは喜んでおくか。
なあ、見知らぬおっさん?」
「フッ、死ぬも生きるも一緒じゃないか? マのつく男よ。
いや……助けるつもりですよ?」
(続くのか?)
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