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ももえが言っていた悪魔は数ヶ月前からトリステイン中に繁殖していた。
トリステイン中の貴族を恐怖に陥れた盗賊である『土くれ』のフーケもその悪魔にとり憑かれた一人である。
当初は貴族の宝物を奪うだけのただのコソ泥だった彼女が、たまたま日蝕がおこったその日に突然覚醒した。
「ああぁああああああああああああ!!!!!!!」
くぎみーがセッ○スと言うその日まで
「ゼロの使い魔死神友情フレイムデルフリンガーシルフィード香水下級生ももえサイズ」
数日後、謹慎が解けて授業に出ることを許されたルイズは2年生になって初めて授業を受けた。
一言で言えば『悲惨』だった。どこがどう悲惨だったのかはルイズ自身思い出したくなかった。
「ねえねえさっきの爆発ってどうやってやったの?」
「うっさいわね! だから知らないって言ってるでしょうが!」
ももえは下級生であったケティの制服を着ていた。そして香水の効果からか誰もルイズの元によって来る人が居なかった。
「臭いからだ。」
「だから臭くないってば!」
そんなやりとりをしているとキュルケがルイズに声をかけてきた。
「ねえ、突然だけど私と勝負してみない?」
「あ、ごめん 私、パス」
ルイズは鞄を持ってさっさと教室から出ようとした。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! あんた、このライバルである私に喧嘩を売られてなんとも思わないの?」
「えー………どうせももえを賭けて戦ったりするのよね?
それなら私の負けでいいわよ。いつ寝首をかかれるか分からないこの不安で仕方ない状況から解放されるなら」
頑なに勝負を受けようとしないルイズ。それを見かねたタバサがルイズに再度お願いをした。
「お願い。もしキュルケがルイズに負けたらあの使い魔を上手いこと使って追い出してあげる」
「本当っ!?」
ルイズの目の色が変わった。
「決闘のやり方は審判員である私がコイントスをしてコインが地面に落ちたときに始めるの。
そしてそのコインが落ちるまでは振り返ることなくただ後ろを向いて歩き続ける。
コインが落ちる前に振り向いたりしたらその時点で相手の勝ちが決定になる。―――これでいいの?」
発案者であるタバサはももえの上から左親指を立てていた。シルフィードの能力を使ったももえは空を飛びながらコインを落とした。
「今よっ!!!!」
渾身の一撃をかまそうと杖を向けたルイズであったが………そこにキュルケはいなかった。
そして、横を向いてみると居た。 そこにはキュルケが大きなゴーレムに捕まっている姿が映っていた。
「お取り込み中のところ悪かったねぇ………」
30メイルぐらいはあると思われるゴーレムの肩に乗っている女は悪びれる様子も無くそう言い放った。
「早くキュルケを返しなさい! まだ用事は済んでないのよ!」
「そうはいかないねえ。この娘は大事な人質なんだから、手放すわけには行かないよ。」
そしてキュルケは女と一緒にゴーレムの中に取り込まれ、ゴーレムから大きな咆哮があがった。
「うおおおおおおおおお!!!!!」
「あ、ロボットだ。」
上空で、そのゴーレムと似たようなものを見たことがあるももえがのん気にそう呟いた。
???ものしり館???
ロボットアニメ
ロボットが活躍するアニメーションを指す
代表作は「To Heart」「魔法少女リリカルなのはStrikers」など
女と同化したゴーレムは勢いのまま宝物庫の壁を殴った。しかし、壁にひびがわずかに入っただけでどうにもなりそうにない。
「うおおおおおおおおお」
それでもゴーレムは諦めることなく壁を殴り続ける。
その様子にルイズはしばし呆然としていたが、気を取り戻して本来キュルケにぶつけるはずだったファイアーボールで攻撃をする。
「きゃあっ!」
ルイズは思わずガッツポーズをした。自分の攻撃が確実にゴーレムにダメージを与えている。嬉しさの余韻に浸るまもなく次の攻撃を加えようとした時
「危ないぞ ミス・ヴァリエール!」
ルイズは思わず声のした方向に顔を向けた。それを見た瞬間あまりの驚きに顎が外れるのではないかと思った。
「きょ、虚無の塔に………手足がついてる。しかも飛んでる………」
虚無の塔はゴーレムに真空飛び膝蹴りを食らわせた。ゴーレムは後ろに吹き飛ばされた。
「タケノヤスクナズチじゃ!」
「何それっ!?」
中から学院長であるオールド・オスマンの声がした。
「タケノヤスクナズチ」と言っているものはこの、虚無の塔に気持ち悪い手足が生えて半ズボンをしている代物の事なのだろうか? ルイズは眩暈がしてきた。
「望むところっ!」
ゴーレムはすぐに立ち上がり、助走をつけて右手を上げる。
「はあああああああっ!タケノヤミカヅチから繰り出されるパンチを食らええええええええっ!!!!!」
「小癪なっ!」
対するタケノヤスクナズチも左手を上げ拳と拳がぶつかりあう。
両者は片方の手でも拳を作って殴りかかるが双方の拳によって防がれた。そして取っ組み合ったまま時間はいたずらに過ぎていき、
「………もう少し広い場所で戦わんか?」
「同感だ……。」
そんなやり取りを残して、二機は上空めがけて飛び立っていった。
「………」
「………」
「………ねえ、タバサ。この使い魔なんとかしなさいよ。」
「任せて」
タバサはそう言うと自分の頭の上にある空間を指差した。
「ここを斬って」
ざしゅっ
「ねえ、タバサ。今のはどういうことなの?」
説明を求めたルイズにタバサはこう答えた。
「今のはただの幻像。つまり裏設定」
「裏設定?」
『ももえのカマで斬られた物の存在はももえが肩代わり』
すると黙り込んでいたももえが急に口を開いた。
「あっ、ルイズ達を連れて田舎に帰らなきゃ。」
そう言ってももえはカマを持って歩き出した。
「ちょ、ちょっとどこ行くのよ!」
「いや、田舎に帰って病気になってるママの見舞いに行かないと。」
「………今から?」
「うん、今から」
こうしてタバサの裏設定を肩代わりしたももえとただの青髪少女になったタバサとルイズとで里帰りに向かうことになったのである。
※ おわり これまでのご愛読 ご支援 ありがとうございました
※ 次回より始まる「ゼロの使い魔死神友情タバサの裏設定フレイムデルフリンガーシルフィード香水下級生ももえサイズ」に乞うご期待!!!
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#navi(ゼロの使い魔ももえサイズ)
ももえが言っていた悪魔は数ヶ月前からトリステイン中に繁殖していた。
トリステイン中の貴族を恐怖に陥れた盗賊である『土くれ』のフーケもその悪魔にとり憑かれた一人である。
当初は貴族の宝物を奪うだけのただのコソ泥だった彼女が、たまたま日蝕がおこったその日に突然覚醒した。
「ああぁああああああああああああ!!!!!!!」
くぎみーがセッ○スと言うその日まで
「ゼロの使い魔死神友情フレイムデルフリンガーシルフィード香水下級生ももえサイズ」
数日後、謹慎が解けて授業に出ることを許されたルイズは2年生になって初めて授業を受けた。
一言で言えば『悲惨』だった。どこがどう悲惨だったのかはルイズ自身思い出したくなかった。
「ねえねえさっきの爆発ってどうやってやったの?」
「うっさいわね! だから知らないって言ってるでしょうが!」
ももえは下級生であったケティの制服を着ていた。そして香水の効果からか誰もルイズの元によって来る人が居なかった。
「臭いからだ。」
「だから臭くないってば!」
そんなやりとりをしているとキュルケがルイズに声をかけてきた。
「ねえ、突然だけど私と勝負してみない?」
「あ、ごめん 私、パス」
ルイズは鞄を持ってさっさと教室から出ようとした。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! あんた、このライバルである私に喧嘩を売られてなんとも思わないの?」
「えー………どうせももえを賭けて戦ったりするのよね?
それなら私の負けでいいわよ。いつ寝首をかかれるか分からないこの不安で仕方ない状況から解放されるなら」
頑なに勝負を受けようとしないルイズ。それを見かねたタバサがルイズに再度お願いをした。
「お願い。もしキュルケがルイズに負けたらあの使い魔を上手いこと使って追い出してあげる」
「本当っ!?」
ルイズの目の色が変わった。
「決闘のやり方は審判員である私がコイントスをしてコインが地面に落ちたときに始めるの。
そしてそのコインが落ちるまでは振り返ることなくただ後ろを向いて歩き続ける。
コインが落ちる前に振り向いたりしたらその時点で相手の勝ちが決定になる。―――これでいいの?」
発案者であるタバサはももえの上から左親指を立てていた。シルフィードの能力を使ったももえは空を飛びながらコインを落とした。
「今よっ!!!!」
渾身の一撃をかまそうと杖を向けたルイズであったが………そこにキュルケはいなかった。
そして、横を向いてみると居た。 そこにはキュルケが大きなゴーレムに捕まっている姿が映っていた。
「お取り込み中のところ悪かったねぇ………」
30メイルぐらいはあると思われるゴーレムの肩に乗っている女は悪びれる様子も無くそう言い放った。
「早くキュルケを返しなさい! まだ用事は済んでないのよ!」
「そうはいかないねえ。この娘は大事な人質なんだから、手放すわけには行かないよ。」
そしてキュルケは女と一緒にゴーレムの中に取り込まれ、ゴーレムから大きな咆哮があがった。
「うおおおおおおおおお!!!!!」
「あ、ロボットだ。」
上空で、そのゴーレムと似たようなものを見たことがあるももえがのん気にそう呟いた。
???ものしり館???
ロボットアニメ
ロボットが活躍するアニメーションを指す
代表作は「To Heart」「魔法少女リリカルなのはStrikers」など
女と同化したゴーレムは勢いのまま宝物庫の壁を殴った。しかし、壁にひびがわずかに入っただけでどうにもなりそうにない。
「うおおおおおおおおお」
それでもゴーレムは諦めることなく壁を殴り続ける。
その様子にルイズはしばし呆然としていたが、気を取り戻して本来キュルケにぶつけるはずだったファイアーボールで攻撃をする。
「きゃあっ!」
ルイズは思わずガッツポーズをした。自分の攻撃が確実にゴーレムにダメージを与えている。嬉しさの余韻に浸るまもなく次の攻撃を加えようとした時
「危ないぞ ミス・ヴァリエール!」
ルイズは思わず声のした方向に顔を向けた。それを見た瞬間あまりの驚きに顎が外れるのではないかと思った。
「きょ、虚無の塔に………手足がついてる。しかも飛んでる………」
虚無の塔はゴーレムに真空飛び膝蹴りを食らわせた。ゴーレムは後ろに吹き飛ばされた。
「タケノヤスクナズチじゃ!」
「何それっ!?」
中から学院長であるオールド・オスマンの声がした。
「タケノヤスクナズチ」と言っているものはこの、虚無の塔に気持ち悪い手足が生えて半ズボンをしている代物の事なのだろうか? ルイズは眩暈がしてきた。
「望むところっ!」
ゴーレムはすぐに立ち上がり、助走をつけて右手を上げる。
「はあああああああっ!タケノヤミカヅチから繰り出されるパンチを食らええええええええっ!!!!!」
「小癪なっ!」
対するタケノヤスクナズチも左手を上げ拳と拳がぶつかりあう。
両者は片方の手でも拳を作って殴りかかるが双方の拳によって防がれた。そして取っ組み合ったまま時間はいたずらに過ぎていき、
「………もう少し広い場所で戦わんか?」
「同感だ……。」
そんなやり取りを残して、二機は上空めがけて飛び立っていった。
「………」
「………」
「………ねえ、タバサ。この使い魔なんとかしなさいよ。」
「任せて」
タバサはそう言うと自分の頭の上にある空間を指差した。
「ここを斬って」
ざしゅっ
「ねえ、タバサ。今のはどういうことなの?」
説明を求めたルイズにタバサはこう答えた。
「今のはただの幻像。つまり裏設定」
「裏設定?」
『ももえのカマで斬られた物の存在はももえが肩代わり』
すると黙り込んでいたももえが急に口を開いた。
「あっ、ルイズ達を連れて田舎に帰らなきゃ。」
そう言ってももえはカマを持って歩き出した。
「ちょ、ちょっとどこ行くのよ!」
「いや、田舎に帰って病気になってるママの見舞いに行かないと。」
「………今から?」
「うん、今から」
こうしてタバサの裏設定を肩代わりしたももえとただの青髪少女になったタバサとルイズとで里帰りに向かうことになったのである。
※ おわり これまでのご愛読 ご支援 ありがとうございました
※ 次回より始まる「ゼロの使い魔死神友情タバサの裏設定フレイムデルフリンガーシルフィード香水下級生ももえサイズ」に乞うご期待!!!
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