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「召喚!変態仮面!1」(2007/09/02 (日) 18:28:35) の最新版変更点
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彼女の名はルイズ、ごく普通の落ちこぼれのメイジです。
彼女は春の使い魔召喚の儀で、
ごく普通に召喚し、
ごく普通に爆発し、
ごく普通に異世界の平民を呼び出しました。
でも、その平民は・・・・
その恐るべき事態は真夜中のルイズの部屋で起こってしまいました。
その平民はルイズの部屋でパンツ片手にひたすらに苦悩していました。
麻薬捜査のため、アンパンと牛乳片手に張り込み中のことです。
目の前に空間の裂け目のようなものが現れたかと思うと、それに飲み込まれてしまったのです。
今の自分は麻薬売買捜査中での失踪ということになる。
同僚たちは心配してないだろうか?
捜査中にミスして捕まって東京湾に沈められたとか思われていないだろうか?
職務中だったから労災は下りるのだろうか?
妻と子は元気にしているのだろうか?
いや、そもそも日本に帰れるのだろうか?
僕は、生き残ることができるのか?
「ああ~~~!なんてことなんだ~~~~!」
そんな自分が今、異世界で魔法使いに平民呼ばわりされ、奴隷階級扱い。
しかも帰ってもらうと困るから帰さないし、そもそも帰る魔法なんてありませんときたものだ。
しかも寝床は床、食事は犬のエサ!しかも状況を適当に説明するが早いか自分はさっさと寝てしまう。
そして使い魔としての初任務はというと、ロリッ娘のパンツを洗濯することだなんて…………
などとつらつらと考えていたら……………
「あ、被っちゃった」
ドクンッ! ドクンッ!
ドクンッ! ドクンッ! ドクンッ!
「フォオォォォォォオォ!!!!!」
「脱 衣!!!!
(クロス!!アウッ!!!!)」
色 丞 狂 介 は !
変 態 仮 面 で あ る ! ! !
彼がパンツを被る時、彼の血に流れるアブノーマルな性癖が頂点に達し、
彼は、変態仮面へと変態するのである!!!!
「フオォォォオォォォ………気分はエクスタシィ……………」
その高まったテンションと共に変態仮面が変態的に身体をねじらせると、
元々空手で鍛え上げられていた彼の肉体はビキビキと音を立てて引き締まっていきます。
パンツに含まれるフェロモンの効果によりマックシングを起こしているのです。
ついでにブリーフの腰の部分を肩に引っ掛けて股間ピチピチ状態にまで持っていきました。
「このみなぎるパワーは……いつも以上だ」
言いつつも身体を微妙によじった変態的なポーズは崩しません。
姉妹スレの使い魔たちとは意外と話しが合うかもしれません。
「この心が震えるような感覚は最初にパンツを被ったとき以来か!!
何たる量!何たる質!!」
何気に左手の皮手袋の下で使い魔のルーンが光っていたりします。
そもそもガンダールヴのルーンというものは始祖ブリミルの設計ではパンツで光るようにはなっていないのですが、ルーン自身はこの変態的なガンダールヴの肉体と虚無のメイジのパンツの組み合わせを立派な凶器だと判断したようです。
ちなみにこのパンツへの超反応はルーンの洗脳効果のおかげでパンツと変態仮面との親和率が上がっているからだったりします。
そんな風にベッドの横で雄たけびを上げたり服を勢いよく脱ぎ捨てたり変身したりしていたので、さすがのねぼすけルイズも起きてしまいました。
「ん~~~なによ~~真夜中に騒がないでよ犬~~~」
しかしルイズの寝ぼけ眼に入ってきたのは、自分の枕元で変態的なポージングでムキムキのピチピチのパンツ男!しかもブリーフの横っちょを肩に引っ掛けて股間部分がヤバイ感じです。
犬どころではありえません。
「きゅう」
お約束どおりですが、ルイズは白目を剥き、気を失ってしまいました。
「う~~んう~~ん」
「フム、よっぽど疲れているのだな。
こんなにうなされている」
「う~~~~んう~~~~~ん」
「仕方あるまい。私を召喚するまでに相当数の魔法を使っていたらしいからな」
「うう~~~~~~んう~~~~~~~~ん」
「よし、静かに寝付けるまで子守唄でも歌ってあげるとするか」
そういうが早いかシュパッとジャンプした変態仮面は天井にクモのように張り付きました。
どうやって張り付いているかはわかりません。たぶん変態的な何かでしょう。
そして天井に張り付いたまま回転しながら子守唄を歌い始めたのです。
なんの地獄絵図ですかこれは。
彼女の名はルイズ、ごく普通の落ちこぼれのメイジです。
彼女は春の使い魔召喚の儀で、
ごく普通に召喚し、
ごく普通に失敗し、
ごく普通に異世界の平民を呼び出しました。
でも、その平民は、変態仮面だったのです。
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