「ホヤ」(2011/09/05 (月) 17:08:31) の最新版変更点
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「宇宙の果てのどこかにいる私の下僕よ!神聖で美しくそして強力な使い魔よ!私は心より求め訴えるわ!
我が導きに応えなさい!」
お決まりの叫びに従い、お決まりの爆発の中から、お決まり通り出てきた使い魔に掛ける第一声は。
「あんた誰、じゃなくて……えっと、何これ?」
お決まりの台詞ではなかった。
後にタバサは『円谷怪獣図鑑1966-2007 発行:M78星雲』というタイトルの本を片手にこう語る。
「ホヤ」
丸い物体の表面から幾つもの四角い煙突状の穴が突き出たその見た目はまんまホヤである。
しかし美味そうか?と聞かれたら10人中10人が不味いと答えそうな色合いをしていた。
何しろ赤と青と紫が混じりあっているのだ。無節操なツェルプストーですらこれには手をつけないだろう。
じゃなくて…
「どこが口なのかしら…」
とりあえず片っ端から穴にキスをすれば…って、なんか卑猥ね。
契約のために近付いたルイズや、ルーンに興味を示して近付いたコルベールが吸い込まれるという
ハプニングはあったものの、契約は無事終了した。なお、自力で脱出した二人に何が起こったのか
オスマンは尋ねたが、そのことについては決して語ろうとはしなかった。それどこか二人はガタガタと
震えるばかりでまともな話にはならず、唯一オスマンが聞き取れた単語も
「誕生日…円盤生物…全滅…」
という意味不明のものだった。
よかったじゃん、マッキー2号みたいな変わり果てた姿にならなくて。
後日、ギーシュとルイズの使い魔は決闘を行うことになった。といってもそのきっかけは使い魔が
小瓶を拾ったのではない、かといってメイドが拾ったわけでもない。
先ほど述べたようにルイズの使い魔は見た感じホヤ、つまりは球体である。よって地上での移動手段は
転がるのが主な方法ということになる。それでローリングしていたところ、ギーシュの落とした小瓶を見事に
轢いたのだ。しかも中身はハシバミ草の香水。瞬く間に食堂は違う意味で酸鼻をきわめる阿鼻叫喚の
地獄絵図となり、加えてギーシュはケティとモンモンのウルトラダブルフラッシャーを受け2重に昏倒する
惨劇に挑むこととなってしまった。
そして奇跡的に目覚めたギーシュは例によって例の如く使い魔に決闘を挑んだのだ。
「ひょふん!ひぇっひょうひゃ!(諸君!決闘だ!)」
鼻が詰まりきった状態で宣言するギーシュ。ギャラリーもタバサを除いては皆似たようなものだ。
「ひゅへ!ふぁるひゅーひぇ!(行け!ワルキューレ!)」
7体のワルキューレが現れ、ルイズの使い魔を取り囲む。そして一気に斬りかかろうとし、そのまま硬直した。
「にゃ、にゃにごと!?(な、何事!?)」
ギーシュの驚きを他所に、微動だにしないルイズの使い魔の周囲でワルキューレ達も彫像の如く動かない。
それどころか1体、また1体とその場で消えていく。
「ギーシュ」
ルイズがにっこりと微笑む。ギーシュにはそれを見て「赤いアクマ」という単語を何故か連想し、嫌な予感に身を震わせた。
「な、何かな?」
やっとまともになった声でなんとか答えると。
「貴方も見てきなさい」
そしてギーシュもその場から消えた。
「こ、ここは何処だ!?」
見渡す限りの平面。地平線まで何も無く、終わりもないかと錯覚するような異空間。空は暗闇に包まれているのに
大地はほの白く光っている。否、これは大地と空ではなく…
「ま、まさか。あいつの中なのか!?」
ギーシュは思い出した。ルイズとコルベールが使い魔に吸い込まれて消えた事を。そしてあたりを見回して戦慄する。
先ほど消えたワルキューレが確かにそこにはあった。だがその姿は何だろうか。まるで巨大な何かに踏み潰されたように
ペシャンコになっているではないか。
ゴロゴロゴロゴロゴロ…
ギーシュの耳に何かが転がる音が届く。反射的にその場を飛び退くと、自分が今いた場所をルイズの使い魔が
転がっていくのが見えた。追う暇も無く地平線の彼方へ逃げていくが、ギーシュは追わない。
「ふっ、今ので僕のワルキューレを踏み潰したっていうのか。しかし音にさえ気をつければあんな不意打ちなんて…」
そこで真後ろで金属音が響く。後ろには潰されたワルキューレがいたはずだ、まだ動けたのか?
そう思って振り向いたギーシュの視界を遮る何か。まるで巨大な…
「ちょwwwww」
気付いたときには既に時遅し。哀れなギーシュは塊魂の気分を体験することとなった。
「あら、タバサ。私に用だなんて珍しいわね」
「私もブルトンの中を見たい」
「…あなたも物好きね」
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm59585
ギーシュが喰らった技はこれの7:40あたりを参考に。技は面白いんだが如何せんブルトン本人が・・・
我ながら前回で燃え尽きた感がある。むぅ
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「宇宙の果てのどこかにいる私の下僕よ!神聖で美しくそして強力な使い魔よ!私は心より求め訴えるわ!
我が導きに応えなさい!」
お決まりの叫びに従い、お決まりの爆発の中から、お決まり通り出てきた使い魔に掛ける第一声は。
「あんた誰、じゃなくて……えっと、何これ?」
お決まりの台詞ではなかった。
後にタバサは『円谷怪獣図鑑1966-2007 発行:M78星雲』というタイトルの本を片手にこう語る。
「ホヤ」
丸い物体の表面から幾つもの四角い煙突状の穴が突き出たその見た目はまんまホヤである。
しかし美味そうか?と聞かれたら10人中10人が不味いと答えそうな色合いをしていた。
何しろ赤と青と紫が混じりあっているのだ。無節操なツェルプストーですらこれには手をつけないだろう。
じゃなくて…
「どこが口なのかしら…」
とりあえず片っ端から穴にキスをすれば…って、なんか卑猥ね。
契約のために近付いたルイズや、ルーンに興味を示して近付いたコルベールが吸い込まれるという
ハプニングはあったものの、契約は無事終了した。なお、自力で脱出した二人に何が起こったのか
オスマンは尋ねたが、そのことについては決して語ろうとはしなかった。それどこか二人はガタガタと
震えるばかりでまともな話にはならず、唯一オスマンが聞き取れた単語も
「誕生日…円盤生物…全滅…」
という意味不明のものだった。
よかったじゃん、マッキー2号みたいな変わり果てた姿にならなくて。
後日、ギーシュとルイズの使い魔は決闘を行うことになった。といってもそのきっかけは使い魔が
小瓶を拾ったのではない、かといってメイドが拾ったわけでもない。
先ほど述べたようにルイズの使い魔は見た感じホヤ、つまりは球体である。よって地上での移動手段は
転がるのが主な方法ということになる。それでローリングしていたところ、ギーシュの落とした小瓶を見事に
轢いたのだ。しかも中身はハシバミ草の香水。瞬く間に食堂は違う意味で酸鼻をきわめる阿鼻叫喚の
地獄絵図となり、加えてギーシュはケティとモンモンのウルトラダブルフラッシャーを受け2重に昏倒する
惨劇に挑むこととなってしまった。
そして奇跡的に目覚めたギーシュは例によって例の如く使い魔に決闘を挑んだのだ。
「ひょふん!ひぇっひょうひゃ!(諸君!決闘だ!)」
鼻が詰まりきった状態で宣言するギーシュ。ギャラリーもタバサを除いては皆似たようなものだ。
「ひゅへ!ふぁるひゅーひぇ!(行け!ワルキューレ!)」
7体のワルキューレが現れ、ルイズの使い魔を取り囲む。そして一気に斬りかかろうとし、そのまま硬直した。
「にゃ、にゃにごと!?(な、何事!?)」
ギーシュの驚きを他所に、微動だにしないルイズの使い魔の周囲でワルキューレ達も彫像の如く動かない。
それどころか1体、また1体とその場で消えていく。
「ギーシュ」
ルイズがにっこりと微笑む。ギーシュにはそれを見て「赤いアクマ」という単語を何故か連想し、嫌な予感に身を震わせた。
「な、何かな?」
やっとまともになった声でなんとか答えると。
「貴方も見てきなさい」
そしてギーシュもその場から消えた。
「こ、ここは何処だ!?」
見渡す限りの平面。地平線まで何も無く、終わりもないかと錯覚するような異空間。空は暗闇に包まれているのに
大地はほの白く光っている。否、これは大地と空ではなく…
「ま、まさか。あいつの中なのか!?」
ギーシュは思い出した。ルイズとコルベールが使い魔に吸い込まれて消えた事を。そしてあたりを見回して戦慄する。
先ほど消えたワルキューレが確かにそこにはあった。だがその姿は何だろうか。まるで巨大な何かに踏み潰されたように
ペシャンコになっているではないか。
ゴロゴロゴロゴロゴロ…
ギーシュの耳に何かが転がる音が届く。反射的にその場を飛び退くと、自分が今いた場所をルイズの使い魔が
転がっていくのが見えた。追う暇も無く地平線の彼方へ逃げていくが、ギーシュは追わない。
「ふっ、今ので僕のワルキューレを踏み潰したっていうのか。しかし音にさえ気をつければあんな不意打ちなんて…」
そこで真後ろで金属音が響く。後ろには潰されたワルキューレがいたはずだ、まだ動けたのか?
そう思って振り向いたギーシュの視界を遮る何か。まるで巨大な…
「ちょwwwww」
気付いたときには既に時遅し。哀れなギーシュは塊魂の気分を体験することとなった。
「あら、タバサ。私に用だなんて珍しいわね」
「私もブルトンの中を見たい」
「…あなたも物好きね」
ttp://www.youtube.com/watch?v=cchJQTsqCnI
ギーシュが喰らった技はこれの7:40あたりを参考に。技は面白いんだが如何せんブルトン本人が・・・
我ながら前回で燃え尽きた感がある。むぅ
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