Yellow Page とはYPとよく略される、配信者の情報を電話帳のように集めたサイトのことです。
※Yellow Page は英語で職業別電話帳のことで、日本ではタウンページに該当します。「住所氏名&電話番号だけ」という簡素かつ実用的作りが電話帳に酷似していることから、こういう名前が付いていると思われます。
YPを利用するには、なんといっても PeerCast 本体(PeerCast_VP版本体)がパソコンに入っていなければなりません。
ルーターを使用している場合はポート TCP:7144 がフォワーディング(開放)されていないと、一部の番組が一覧に表示されません。
これらの条件が整った状態で、サイトのURLにアクセスして、番組一覧を表示したところでPLAYボタンを押せば、視聴開始となります。
基本的な利用に関しては、どのYPでも同じように使えるように設計されていますので問題ないと思いますが、微妙に違いはあります。
注意すべき違いについては、各YPごとに紹介していますので、続けてメニューから読み進めてください。
イエローサイト側が、掲示板(またはチャットルーム)を用意してくれていますが、実はあまり利用されていないのが現状です。
そのかわり配信者側が自分で掲示板を用意していることが多く、配信者側の掲示板がチャットの代用品として利用されています。配信者が自分で掲示板を用意している場合の多くは、コンタクトURLと呼ばれるところに掲示板のリンクが張られています。
このせっかくあるのに使わない現象は、なぜ起きているのでしょうか?
配信者が掲示板を見ながら配信しようとすると、配信ウインドウと掲示板の両方ウインドウを常に画面に出し続ける必要がありますが、やたら使いづらいですし、フルスクリーンのゲームなどでは不可能になってしまいます。
そこで、フルスクリーンのゲーム画面であっても、TVに良く使われるテロップ(字幕文字)のように映像よりも手前に文字を表示するツールを利用することで対処しています。
このような字幕表示ツールが読み込むことの出来る文字は、ある特定形式の掲示板の文字だけに限られていることが多く、イエローページ側から用意されている掲示板では字幕ツールが読み込めないのです。
ですから、この特定形式の掲示板を自らわざわざ用意して、視聴者にはその掲示板を利用してもらうことで、配信者と視聴者が会話をしつつ配信されているのです。
これらの字幕表示ツールの多くが読み込めるのは
2ch互換掲示板
と言われる2chねるをベースにした掲示板です。
配信者が発言したいときは声や画面上で発言すればOKですし、視聴者の掲示板への書き込みは画面上のテロップでわかりますので、画面を切り替えることなく会話が可能になるのです。
ちなみにこの手の字幕表示ツールは視聴者側も使用することが出来るので、使ってみても面白かもしれません。