だから、全ての命は平等であるべきなんだ、尊ぶべきなんだ。そうだろ?


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だから、全ての命は平等であるべきなんだ、尊ぶべきなんだ。そうだろ?



「だから、全ての命は平等であるべきなんだ、尊ぶべきなんだ。そうだろ?」
俺はフライドチキンをを貪り食いながら力説し、親友にそう尋ねる。
「そうだな、そう思うよ。うん」気怠そうに答えて来る親友。
「真剣に聞けよ! 真面目な問題なんだよこれは!! 猫や犬・・・全ての生命は人間と同じぐらいに慈しむべきなんだよ! そうだろ?」 俺はハンバーガーを美味しそうに頬張りながら、熱っぽく尋ねる。
「ああ。そうだなうん」やはり面倒臭そうに相槌を打つ親友。
「お前さ、『全ての命は平等なんてのは偽善的で奇麗事』とか斜に構えて、物事の本質を見抜いてる俺格好いい・・・とか自己陶酔でもしてんの? 真面目に考えろよ、そういうの中二病って言うんだぞ?」
俺は力説している間によく焼けていた牛カルビをオカズに豚丼をムシャムシャ食べる。
「いや、別にそういう訳ではないんだけどな」
「人間じゃない尊い命を愛護出来ない奴が、人間を愛せると思うなよ?」
そう断言しデザートのレバーペーストに手をつけ、間食する俺。
「まあな」
「だからさ、」と口を開きながらごきぶりホイホイを手に取り、ゴミ箱に捨てに行く俺。中には数匹のゴキブリの死骸が張り付いていた。
「世界には猫や犬を食べる国があるとかって考えも結構だけど、あんなに可愛いんだから愛護するべきだろうが。『命』を食べるとかありえない・・・。なんで命の大切がわからないんだよ? 動物虐待する奴とか本当に許せねえよ。そう思うだろ? 俺は間違ってるか?」存分に命の尊さを語った俺は満足感に浸っていた。これでこいつも、全ての生命は平等だってわかってくれるだろう・・・。
だが語り過ぎて小腹がすいたので、俺はマグロの刺身とイカゲソをツマミにビールを飲む事にした。

「いや。お前は本当正しいと思うよ、うん。言ってる事に筋が通ってるよ」