OpenCVとは、Intelによって開発された、画像認識に関連する機能のライブラリのことである。

OpenCVは、コンピュータビジョンと呼ばれる、画像認識・解析に関するコンピューティング技術が主な用途として想定されている。C言語、C++によって記述することが可能であり、WindowsやLinuxなど複数のプラットフォームに対応している。BSDライセンスに基づくオープンソースソフトウェア(OSS)として提供されているため、誰でも無償で利用することができる。

OpenCVを用いることによって、例えば物体の認識、パターン認識、動作の認識といった、コンピュータビジョンに関する高度な画像処理機能を容易に利用できるようになる。

OpenCVは米国のSourceForge.netなどでダウンロード可能である。日本ではopencv.jpのWebサイト上でリファレンスマニュアルの製作・公開が行われている。


最終更新:2010年12月05日 17:11