放射線科

放射線科


問題1
95A94  頭部造影CTで造影効果が高いのはどれか.2つ選べ.
a 髄膜腫
b 神経鞘腫
c 類上皮腫
d くも膜嚢腫
e 脂肪腫

出典106スレ13 ??氏
+ ...
解答
正解:ab
解説
問題2
100G20 非電離放射線はどれか.
a α線
b β線
c γ線
d 紫外線
e 中性子線

出典106スレ17 ??氏
+ ...
解答
正解:d
解説
紫外線が電離してたらやばいだろ常考

紫外線は波長の長い順にそれぞれ近紫外線、中紫外線、遠紫外線に分類されるが、
非電離性を持つのは近紫外線である。
皮膚が紫外線を受けると日焼けとなり、また目が長期間さらされると白内障の原因となる。
問題3
96-G72 核医学における放射性同位体について正しいモノを一つ選べ
a 短半減期の放射性同位体(RI)はカウから得られる。
b サイクロトロンでは核分裂によって放射性同位体を得る
c 各病院施設には小型の原子炉があり、核種を生成後すぐに利用できる
d シンチカメラでは、放射線同位体から発するα線を検出する方法が一般的である
e 核異性体転移ではβ線が放出される

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:a
解説
○a カウ(RIジェネレーター)
放射平衡の関係にある比較的半減期の長い親核種を,イオン交換樹脂やアルミナのカラムに固定しておき,
半減期の短い娘核種を随時に必要量取り出すための装置。
娘核種を溶出することを搾乳にたとえミルキングと呼ぶ。
99Mo-99mTcジェネレーターから溶出される99mTcが核医学の日常臨床で広く使用される。
日本では歴史的慣習的にradionuclideにラジオアイソトープ(radioisotope,放射性同位体)を対応させる。
これはさらに語呂の良さからRI〈アールアイ〉と略されることが多い。

×b 
×c 殆どの施設には原子炉はない
×d 99mTc-Sn-コロイドを用いたRI lymphoscintigraphy(シンチカメラ法,ガンマプローベ法)が行われている
×e核異性体転移ではγ線を用いる。

核異性体転移
原子番号も質量数も等しいが,エネルギー準位の異なる2種以上の核種が存在するとき,
それらを互いに核異性体(nuclear isomer)あるいは単に異性体という。
エネルギー準位の高い状態(励起状態)の異性体がγ線を放射することによって,
エネルギー準位の低い状態(基底状態)の異性体に変わることを核異性体転移という。
その半減期はきわめて短いのが普通である。

放射性同位体を得るためには、原子炉、サイクロトロン、カウ(RIジェネレータ、ミルキング)を使う方法がある。それらについての問題である。

×b核分裂を利用するのは原子炉。サイクロトロンでは荷電粒子を核子にぶつけて核種を得る。
×c原子炉はなかなかない。各病院施設には小型のサイクロトロンがあることがある。
×dシンチカメラは放射線を検出する検出器。核医学ではα線を利用することはない。
×e核異性体が励起状態から基底状態に遷移する過程でγ線が放出される。
問題4
放射線業務従事者に必要な健康診断の検査項目を3つ選べ
a 血小板
b 白血球
c 骨密度
d 赤血球
e 水晶体

出典106スレ23 ??氏
+ ...
解答
正解:bde
解説
正解はbdeです
おっしゃる通り血小板が無いのがポイントです。
あと、皮膚変化は◯、肝機能は×になってますね。
水晶体ですが、法律上は眼と書いてあるそうで、過去問では水晶体。眼と聞かれても◯にしてください。

放射線 感受性はリンパ球>顆粒球. (白血球)>血小板>赤血球の順
???→なのに血小板より赤血球を重視するのね!勉強になりました!
普通に寿命が短い順だったw 失礼w
………………………………………………………………………………
放射線感受性の順番の覚え方は 「リンカちゃんをPRする!」
キラッ☆

放射線 感受性はリンパ球>顆粒球. (白血球)>血小板>赤血球の順

大量被曝 リンパ球→好中球→血小板→赤血球 減る順番
なんか覚え方ないかな

大量被爆でリンコケッセキ
あと3日覚えとくわ

「大量被曝で、臨講、欠席」
リンパ球→好中球→血小板→赤血球
最初に減る→→→→→→→最後に減る

0になっても大丈夫そうな順
リンパ→どうでもいい
好中球→無菌室
血小板→出血止まらないヤバいよ
赤血球→即死
問題5
生理的にFDGが集積する部位はどれか。5つ選べ(参考:104G59)
a 脳
b 肝臓
c 肺
d 腎臓
e 尿管
f 膀胱
g 精巣
h リンパ節

出典106スレ26 ??氏
+ ...
解答
正解:a b d e f
解説
骨盤臓器へのFDGの生理的集積
FDGは,解糖系が活発な脳や心臓,炎症部位にも集積する。
また,肝臓・腎臓・尿路系で代謝・排泄されるため,肝・腎尿路系に生理的な集積を認める。
骨盤内臓器の診断の際,膀胱にFDGの高い集積を認めると,解釈が困難なことがあるので,
検査の前には排尿させるべきである。
さらに,運動後の筋肉内や,大腸にも生理的集積を認めるため,
検査前4時間は安静にし,食事を控えさせることが必要である。
さらに,正常の婦人科臓器(卵巣・子宮)へも生理的な集積を認めることがある。
月経期には子宮内膜に,排卵期には卵巣に強い集積を認めるため,
月経中や排卵期にはFDG-PET検査は回避するべきある。
問題6
核医学で 選択(線を引く)15点問題

1.99mTc-DTPA   甲状腺亢進症治療  化学性吸収
2.Na131I    骨シンチ      生理性集積
3.99mTc-MDP 腎臓動態シンチ   効能性摂取
4.99mTc- 脳血流シンチ    生体の塀壁
5.99mTc-HMPAO  唾液腺シンチ    生理の通過
+ ...
解答
解説
調べてみた。④99mTcが効能性摂取かは自信ないけど。
①99mTc-DTPA→腎臓動態シンチ→生理の通過
静注後,腎皮質に投与量の約25%が集積し,主に糸球体濾過により尿中へ排泄されるため,
腎血流,分腎の糸球体濾過値(GFR),尿路の通過状態などの腎臓の動態機能評価に適した放射性医薬品。
他に,神経由来の腫瘍や後腹膜線維症の検出にも用いられる

②Na131I→甲状腺亢進症治療→生理性集積
甲状腺疾患の診断,治療のほか,ホルモンの微量測定に用いられる。
主な放射性ヨウ素は131I,125I,123Iである
甲状腺摂取率の測定や甲状腺シンチグラフィの甲状腺機能診断を目的とするI-123標識体と
バセドウ病,甲状腺腫,甲状腺癌などの甲状腺疾患の放射線療法を目的とするI-131標識体がある。
放射性ヨウ素は経口投与後胃より血中に取り込まれ,選択的に甲状腺に集積し,
それ以外は腎より排泄されるため他組織への被曝が軽微。

③99mTc-MDP→骨シンチ→化学性吸収
骨皮質のヒドロキシアパタイトと結合し,破骨と造骨の回転の速い病変部には,正常骨よりも多く沈着するため,
骨折や外傷,炎症,骨腫瘍の核医学診断に用いられる
。また,軟部組織の炎症巣や壊死巣にも集積するため,
脳や心筋の梗塞巣や横紋筋融解の検出にも用いられる。⇒骨シンチグラフィ
99mTcリン酸化合物が,化学的吸着によって骨の無機質の基本組成であるヒドロキシアパタイト結晶に選択的に集積する。

④99mTc→唾液腺シンチ→効能性摂取
脳腫瘍及び脳血管障害の診断,甲状腺疾患の診断,唾液腺疾患の診断,異所性胃粘膜疾患の診断
⑤99mTc-HMPAO →脳血流シンチ→生体の塀壁
局所脳血流シンチグラフィ剤。初回循環で急速に脳内に取り込まれ,
脳実質中に保持されるため,脳血流の多寡を反映した分布を示す。
静注1~2分で脳内分布が決定し,脳血流が変化しても分布はほとんど変化しないため,
投与時の脳血流状態を後から画像化できる。
問題7
問)心筋梗塞の検査で有用なのはどれか、2つ選べ
a:運動負荷心電図
b:肺活量
c:アセチルコリン負荷冠動脈造影
d:99mTc-PYPシンチ
e:心エコー
+ ...
解答
正解:de
解説
○d急性心筋梗塞シンチグラフィ 99mTc-PYPは、心筋壊死巣に集積し陽性像(hot spot)を形成するので、
急性心筋梗塞急性期の非可逆性壊死巣の部位と大きさを判定するのに用いられる。
○e心エコーが有用。
心臓の後ろ側の心筋梗塞など一部の症例では、急性期でもST上昇を認めず、
ST低下として表現されることもあるため診断が難しいこともある。
 このような場合には心エコー検査で心筋の壁運動を観察して診断の補助とする。
また、胸痛の原因が心筋梗塞なのか大動脈解離などの他の病気であるのかの鑑別診断にも心エコー検査は有用である。
問題8
大量の被曝後、放射線障害が最も遅く発現するのはどれか。
a.皮膚
b.水晶体
c.造血器
d.消化管
e.生殖器
+ ...
解答
正解:b
解説
○b水晶体が最も遅く放射線障害が発現する。
問題9
放射線業務従事者の定期検査の対象となるのはどれか。
(1) 白血球数
(2) 血小板数
(3) 肝機能
(4) 水晶体
(5) 皮膚
+ ...
解答
正解:これの答えは145なんだよね
解説
血小板数が含まれないのがみそ
問題10
106B31 放射線感受性の比較で正しいのはどれか。(正答率:88.4%)
ただし,「A>B」はAがBよりも放射線感受性が高いことを示す。
a 腺癌>扁平上皮癌
b 神経細胞>骨髄細胞
c 分化した細胞>未分化な細胞
d 細胞周期S期>細胞周期M期
e 酸素分圧が高い組織>酸素分圧が低い組織

+ ...
解答
正解:e
解説
×a乳癌以外は、腺癌は放射線感受性が低い。
×b骨髄細胞は再生組織の細胞であり、放射線感受性が高い。
×c未分化癌は放射線感受性が高い。(ベルゴニー・トリボンドーの法則)
×d分裂期(M期:有糸分裂期 mitotic period)の細胞は放射線感受性が高い。
S期(合成期 synthesis period)は分裂間期のDNA合成期。
○e酸素分圧が高いと放射線感受性は高くなる。(酸素効果)

酸素分圧が高いほど放射線の効果が上がると。
ベルゴニー・トリボンドーの法則
(1)~(3)ほど放射線感受性が高いという法則
(1)細胞分裂の頻度が高い
(2)将来の細胞分裂の数が多い
(3)形態・機能が未分化なもの
eは過去問にもでていたらしい。

分裂周期
(1)分裂間期
①G1期はDNA合成前期
②S期は分裂間期のDNA合成期
③G2期はDNA合成後期
(2)分裂期
④M期は分裂期
最終更新:2012年09月10日 09:46
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